前回はVodacomのプリペイドSIMカードでデータ通信ができるように設定しました。
今回は実際にデータ通信をした状況を紹介したいと思います。
なおタンザニアを訪問したのは2012年8月で、いまから1年半前のことになります。状況が変わっている可能性があるのでご注意ください。
データ通信速度
気になるデータ通信速度です。
滞在したアルーシャでは3Gによる通信が可能でした。通信速度をspeedtest.netで測定してみます。
下りが1Mbps、上りが0.1Mbps程度です。日本の通信速度と比べるとだいぶ遅い感じですが、動画でも見ない限りは何とか使えると思います。
ステータスバーを見ると「H」ではなくて「3G」になっていることがわかります。高速化されたHSPDAではなく素の3G(UMTS)のため速度的にはこの程度なのかもしれません。
ただ、キリマンジャロ登山後、アルーシャで再確認したところHSPAになっていたので、ハイスピードモードも展開されているのかもしれません。
サービスエリア
気になるサービスエリアです。Vodacomのページにも情報が出ています。
これを見ると3Gはかなりピンポイントで展開していることがわかります。2G(GSM)も幹線道路沿い程度という感じです。
アルーシャ
アルーシャはVodacomのページで3Gサービス地域となっています。
私が滞在したときも3Gになっておりスマートフォンを使用することができました。ただ、ホテルなどはWi-Fiが入っていたりするのであまり出番がありませんでした。
キリマンジャロ
今回、私は一番メジャーなマラングルートでキリマンジャロ山頂を目指しました。その道中、電波状況がどうだったかというと・・・若干記録が残っていました。
マラングゲート
登山の開始位置であるマラングゲートは電波が入りますが2Gです。データ通信はEDGEでつながるのでメールや簡単な通信なら何とかなるという感じです。実際、マラングゲートでSNSに写真を上げたりしていました。
マンダラハット
1日目の山小屋です。ここはマラングゲートと同様に2G(EDGE)でつながります。何とか暇つぶしに使えるでしょう(ただし電源が取れるかどうかは別問題です)。
ホロンボハット~ギボハット~頂上
ずばり、つながりませんでした。ホロンボハットではぎりぎり電波をつかんだりしたのですが、まともに通信できませんでした。
ためしにギボハット(頂上の手前の最後の山小屋)でネットワークの検索をしたところ次のようになりました。
Vodacomは電波が来ていませんが、他社ならギボハットで通信ができるのかもしれません。CELTEL(Airtelらしい)とTIGOがタンザニアの携帯電話会社です。
SAF-COMとGSMTKLはおとなりケニアの携帯電話会社のようです。
キリマンジャロ登山中にネットをしたい人はAirtelかTIGOにしたほうが良いかもしれません(私は電波があることを確認しただけで、データ通信ができることを確認したわけではありません)。
ただ登山中は電源が取れないと思ったほうが良いので、モバイルバッテリを忘れないほうが良いでしょう。
まとめ
今回はタンザニアのVodacomの実際の使い勝手を紹介しました。
都市部ならば3Gが提供されており、そこそこまともに使用することができますが、Vodacomはキリマンジャロ山中ではかなり弱めです。携帯電話会社は訪れる地域に合わせて選んだほうが良いかもしれません。
次回は再びヨーロッパに戻ります。
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