前回は韓国のプリペイドSIMカード事情を調査してみました。
今回は実際に韓国のKTのプリペイドSIMカードを入手したことを紹介します。
日本でオンライン注文!
いつもはSIMカードは現地に着いてから調達するのですが、今回は気分を変えてあらかじめ日本で注文してみました。
使用したサイトはKKdayというオプショナルツー等を取り扱っているオンライントラベルエージェント(OTA)です。
KKdayは東南アジアに強く、オプショナルツアーだけでなく旅行をサポートする様々な商品を用意しています。
KKdayの利用はアカウント作成が必要ですが、Googleアカウント・Facebookアカウントなど既存のアカウントで作成できるので簡単です。
KKdayでのKTのSIMカード
このKKdayで見つけたのが下記の商品です。
この商品は「KTのデータ通信使い放題のSIMカード(1日間 / 5日間 / 10日間 / 30日間)をあらかじめインターネットで注文でき、あとは韓国で受け取るだけ」という物です。
有効期間・価格の組み合わせは次の通りです。
有効期間 | 価格 |
---|---|
1日間 | 593円 |
5日間 | 2474円 |
10日間 | 3267円 |
30日間 | 6424円 |
価格は為替レートにより上下すると思います
価格的にかなり魅力的ですが、実はこれは通信速度が5Mbpsに制限されているためと思います。とはいえ、5Mbpsの速度があれば、地図やメール・SNSなどは問題なく利用できます。
なお韓国での受取り場所は
- 仁川国際空港
- 第1ターミナル到着ロビー10番出口そば Olleh KTサービスカウンター
(受取時間:06:00 – 22:00) - 第1ターミナル到着ロビー6番出口そば Olleh KTサービスカウンター
(受取時間:22:00 – 翌06:00) - 第2ターミナル到着ロビー2、3番出口中間 Olleh KTサービスカウンター
(24時間営業)
- 第1ターミナル到着ロビー10番出口そば Olleh KTサービスカウンター
- 金浦空港
- 到着ロビー1番出口そば Ollen KTサービスカウンター
(受取時間:07:00 – 23:00)
- 到着ロビー1番出口そば Ollen KTサービスカウンター
- LINK KOREA 弘大(ホンデ)オフィス
(地下鉄2号線 弘大入口駅5番または7番出口より徒歩3分)
となっています。
このようにこの商品はソウルに到着することを前提としています。
釜山や済州から入国する場合は利用できませんので注意してください。
KTのSIMカードの注文
注文はKT SIMカード予約のサイトで「SIMカードを受け取る日」「プラン」「枚数」を確定して、「予約」を選択します。
これで支払い画面に移ります。
支払い画面では上から順々に情報を埋めていけば良いのですが、わかりにくいのが「旅客情報」にある「送迎場所」の欄です。
実はこれがSIMカードを受け取るカウンターを指定する欄になります。
私はアシアナ航空で22時頃に到着する便だったので、「第1ターミナル到着ロビー6番出口そば (受取時間:22:00 – 翌06:00)」を選択しました。
なぜか選択肢が「中国+英語」という記載なので、選択肢の中からそれっぽい物を選びます。
情報をもれなく入力したらあとはクレジットカードで決済します。
クレジットカードはVISA・Master・JCBが利用可能です。
バウチャー(引換券)の入手
KKdayで決済が完了すると登録しているメールアドレスにPDFバウチャー(引換券)が送られてきます。
送られてくるバウチャーはこんな感じです。
このPDFファイルを印刷するか、スマートフォン・タブレットにコピーしておきましょう。
KTのSIMカードの入手!
KKdayのバウチャーを用意しておけば、あとは空港で受け取るだけです。
ここでは実際に「仁川国際空港 第1ターミナル到着ロビー6番出口そば Olleh KTサービスカウンター」でSIMカードを受け取るまでの様子を紹介したいと思います。
受取りカウンターの場所
仁川国際空港に到着して入国審査・税関を抜けて到着ロビーに出ます。
到着ロビーにはいくつか出口があるので6番出口を目指します。
すると6番出口にむかって右側に人がたむろしているカウンターがあります。これがSIMカードを販売しているカウンターです。
このカウンターはKTとLG U+の2社が利用しています。
今回の目的のKTはカウンターの右側(上の写真の奥側)になります。
カウンターでの手続き
カウンターに着いたらまず整理券を入手する必要があります。
カウンター横の液晶ディスプレイの機械の「Rental (赤いボタン)」をタッチして整理券を取得します。
SIMカードの購入でも「Rental」になるので注意してください。
なお、ボタンの下には待っている人数が表示されています。私のケースでは夜10時を越えていたにもかかわらず8人待ちでした。
整理券には番号か書かれているので自分の番になるまで待ちます。番号は店員さんの後ろのディスプレイに表示されるのでそれで確認できます。
私の場合は8人待ちでしたが、不在の人も結構いたため、思ったより早く順番が回ってきました。10分も待たなかったと思います。
あとはカウンターで店員さんにKKDayのバウチャー(スマホの画面でもOK)を見せ、また、パスポートを渡すと手続きをテキパキとすすめてくれます。
KKDayでオンライン注文したことによるトラブルは一切ありませんでした。
しかし、先に注文してあるからと言って順番が優先されると言うこともありません。メリットはカウンターでの支払いが不要なことぐらいと感じました。
店員さんはスマートフォンがSIMロックされていないことを口頭で確認したあと、契約書みたいなのを印刷してくれます。
この紙に書かれているプランが間違いないことを確認してサインすると、SIMカードと日本語マニュアルを渡してくれます。
これでカウンターでの手続きは完了です。
海外でプリペイドSIMカードを買った場合は、その場で挿入して動作確認をするケースが多いですが、この日は混んでいたためカウンターでの動作確認は難しい感じでした。
心配な場合はカウンターの近くで動作確認して問題ないことを確認してから空港を離れた方が良いでしょう。
入手したSIMカード
SIMカードはパッケージなど無く、ビニール袋に入れて渡してくれます。
このビニール袋にSIMトレイをイジェクトするためのピンが入っているのはうれしい配慮です。
私が入手したSIMカードはナノSIMでした。デフォルトでナノSIMのようなので、マイクロSIMや標準SIMが必要な方は店員さんに伝えておいた方が良さそうです。
一緒に渡してくれる日本語マニュアルはレンタル用ポケットルータの説明なども含まれています。
プリペイドSIMカードに関する情報は下記になります。
KTのプリペイドSIMカードの販売状況
今回はKKDayでオンライン注文をしましたが、オンライン注文しなくても同じカウンターでプリペイドSIMカードを購入することができます。
カウンターに下記のような料金表が貼られています。
表にすると次のようになります。
有効期間 | 価格 |
---|---|
1日間 | 6,600ウォン |
5日間 | 27,500ウォン |
10日間 | 38,500ウォン |
30日間 | 71,500ウォン |
KKDayの価格と比べると、KKDayでインターネット注文した方が1割ほど安くなるようです。
ただ、カウンターで直接買った場合、SIMカードの種類を「Prepaid Data SIM」と「Prepaid SIM」のいずれかを選べるようです。
KKDayで注文した場合は、通話の発信ができない「Prepaid Data SIM」のみとなるので、通話発信が必要な方は現地で直接「Prepaid SIM」を購入した方が良いでしょう。
なお、「Prepaid SIM」を購入した場合に発信するためにはTOP UP(リチャージ)する必要があるようです。リチャージ金額は最低5,500ウォンになります。
支払いはクレジットカードも可能ですので、両替前にプリペイドSIMカードを購入することも可能です。
まとめ
今回は韓国の仁川国際空港でKTのプリペイドSIMカードを購入したことを紹介しました。
事前にKKDayというサイトで注文することで、わずかですが安くなり、データ無制限(1日)のSIMカードを約600円で購入することができました。
購入プロセスもスムーズで問題ありません。難点と言えば空港のカウンターが混み合っていることぐらいでしょうか。
次回はこのSIMカードを使ってみたいと思います。
コメント