前回はカタールで購入したOoredooのプリペイドSIMカードを使えるようにしてみました。
今回はこのプリペイドSIMカードを実際に使った様子を紹介します。
私がOoredooのプリペイドSIMカードを購入したのは2019年8月になります。状況が変わっているかもしれないのでご注意ください。
データ残量確認
プリペイドSIMカードはあとどれくらい使えるのかが気になるところです。
Ooredooは3つの方法で確認することができます。一番簡単なのはコマンドコードを使った確認だと思います。
コマンドコードによる確認
やり方は簡単で通話アプリで「*129#」に発信するだけです。
これで画面にプリペイドSIMカードの残高表示されます。
そしてこの直後にSMSが送られてきてデータ残量がわかります。
プリペイドSIMカードの残高とデータ残量の両方がわかるので、この方法が一番便利と思います。
SMSによる確認
SMSではデータ残量のみ確認できます。「DC」という内容のSMSを「121」へ送りましょう。データ残量が返信されてきます。
アプリによる確認
カタールのOoredooのアプリは下記から情報を入手できます。
データ残量を確認するだけならアプリを入れるほどのことはありませんが、TOP UPやデータリチャージもできるので、長くプリペイドSIMカードを使いたい場合はインストールすると良いでしょう。
Ooredooのアプリを起動すると、ログイン方法が2つ表示されます。とりあえずは「MY NUMBER」を選べば良いでしょう。
これでSMSが自動的に送信され、数値4桁のワンタイムパスワード送られてきます。そのワンタイムパスワードを入力すればログインできるはずです。
Ooredooアプリにログインするとデータ残量が表示されます。下記の画面では603MBとなっています。
さらにこのデータ残量の部分をタップするともう少し詳細な情報を表示することができます。
バンド (周波数)
事前の調査ではOoredooが使用している周波数は次のようになっていました。
Batelco | 3G | B1 (2100MHz) |
---|---|---|
LTE | B3 (1800MHz), B7 (2600MHz), B20(800MHz) |
カタール滞在中に実際に確認してみると、LTEは事前情報通りにバンド3・7・20を使っていました。また、B1もLTEへの転換が進んでいるようでした。
1回目の調査ではB20で、周囲にB7の電波があることもわかります。
2回目はB3をつかみ、周囲にB7の電波もあることがわかります。
3回目も使用しているのは2回目と同様にB3でしたが、少し違うのは周囲にB1があると言うことです。
事前の調査ではB1は3Gで利用しているということでしたがLTEへの転換が進んでいるようです。
通信速度
カタール滞在中に通信速度を3回測定しました。
1回目はLTE B20で接続していることを確認した直後です。
調査した状態だとするとバンド幅が10MHzとなっているのでそれほど高速で通信できないと思いきや、40Mbpsを超える高速な結果となりました。
2回目はB3で接続していることを確認した直後です。
1回目の測定とほぼ同じ結果となりました。これくらいがカタールのOoredooの実力とみて良さそうです。
ただ、Ooredooが条件が良いともっと高速に通信することができます。その結果が下記です。
188MbpsともはやWi-Fi並の通信速度です。
カタールではOoredooを使えば快適なモバイルインターネットが体験できそうです。
カバレッジ (サービスエリア)
カタールはかなり人口が偏在しています。
私はカタールをレンタカーで移動しましたが、カタールの幹線道路を移動した限りでは常にLTEで通信できていたと思います。
砂漠の真ん中など人里離れたところに行かなければ、電波がつながらなくて困ると言うことはないと思います。
まとめ
今回はカタールのOoredooのプリペイドSIMカードを実際に使った様子を紹介しました。
Ooredooの通信速度はかなり早く快適なモバイルインターネットが利用できます。カバレッジも通常の旅行者が移動するエリアでは問題なくつながるのでお勧めできるプリペイドSIMカードです。
次回は中国のプリペイドSIMカードを紹介します。
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