前回はポーランドのOrangeの初期設定を紹介しました。
今回はこのプリペイドSIMカードを実際に使った様子を紹介します。
私がOrangeのプリペイドSIMカードを購入したのは2019年5月になります。状況が変わっているかもしれないのでご注意ください。
データ残量確認
プリペイドSIMカードはあとどれくらい使えるのかが気になるところです。
ポーランドのOrangeでは通話アプリで「*101*01#」に発信すると確認することができます。
確認結果はSMSで送られてきます。
SMSには残りのデータ残量と、有効期限が記載されています。ポーランド語ですが数字のところに着目すれば解読できると思います。
バンド (周波数)
事前の調査ではポーランドOrangeが使用している周波数は次のようになっていました。
Orange | 3G | B1 (2100MHz), B8 (900MHz) |
---|---|---|
LTE | B1 (2100MHz), B3 (1800MHz), B7 (2600MHz), B20 (800MHz) |
ポーランド滞在中に実際に確認してみると、ワルシャワなどの大都市部ではバンド1およびバンド7を使っていることが確認できました。
地方都市になるとバンド7は見当たらずバンド1とバンド3の組み合わせとなります。
さらに人口が少ないエリアとなると今度はバンド20が利用されています。これはバンド20が広い範囲をカバーできる800MHzという周波数を利用しているからだと思います。
ポーランドを旅行する場合は、
- ワルシャワ・クラコフなどをメジャーな観光地への訪問が中心
→ バンド1・3への対応が必須。バンド26に対応しているとなお良い。 - バスや電車で郊外を移動する際も利用したい
→バンド20に対応している必要がある
となると思います。
通信速度
ポーランとで滞在中に何度か測定してみました。
まずはワルシャワでの測定です。このときはおそらくバンド7を利用していたと思います。
2回測定して2回とも50Mbpsを超える高速な結果となりました。
また地方都市で測定した場合でも40Mbpsを超えました。
実はこのときは室内での測定とちょっと条件が悪かったのですが、それでもこの速度が出るのですからかなり満足度が高いです。ホテルのWi-Fiより速い可能性もあります。
最後に郊外(高速のサービスエリア)で測定した結果を紹介します。
ややスピードが下がりました。これは郊外では速度よりカバレッジ重視のバンド20を利用しているためと思います。
もちろん20Mbpsでていれば地図やWebなどは問題なく利用できます。
サービスエリア (カバレッジ)
Orangeのカバレッジは人口に対して99.85%ということですので、人が住んでいるところならまずつながると考えてよいと思います。
実際に使ってみても圏外になることはありませんでした。また、3Gになったこともなかったと思います。
よほどの僻地に行かない限り大丈夫だと思います。
まとめ
今回はポーランドOrangeのプリペイドSIMカードを実際に使った様子を紹介しました。
通信速度も速く、カバレッジも良いため、非常に使い勝手がよいプリペイドSIMカードと感じました。価格も安くデータ通信量も多いのでOrangeはお勧めできるプリペイドSIMカードです。
次回はこのプリペイドSIMカードをドイツで使った話を紹介します。
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