前回はフランスで購入したSFRのプリペイドSIMカードでインターネット通信をできるようにしました。
今回はデータ通信速度など実際にSFRを使ってみた状況を紹介したいと思います。
LTE
今回はSIMフリーのNexus5でSFRのプリペイドSIMカードを利用しました。
Nexus5はLTEに対応しているのですが、今回は私が使った範囲では通信がLTEに切り替わることはありませんでした。
これは私が使用しているNexus5が北米モデル(D820)であるためだと思います。Nexus5には北米モデル(D820)と国際モデル(D821…日本のYモバイルはこれ)があり、対応している周波数が違います。
SFRのLTEはバンド20(バンド20)とバンド7(2600MHz)です。北米版のNexus5はこれらの周波数には対応していませんが、国際版のNexus5ならば対応しています。
SFRでLTEを利用したい場合は対応周波数に注意してください。日本でこの周波数に対応しているスマホを入手するのはなかなか難しく、iPhoneシリーズかPixelシリーズが無難なのではないかと思います。
データ通信速度
上記のとおりLTEが使えなかったのでデータ通信速度は3G(HSPA/HSPA+)の状態で行いました。測定はSpeednet.netというソフトを使っています。
測定結果のスクリーンショットは2回残っていました。
1回目は次の通りです。
この結果を見るとダウンロードは3Gとしてはかなり高速な部類に入ります。
しかし2回目は・・・
こんどは惨憺たる結果です。実はこの測定はパリのモンパルナス駅構内で電車待ちをしている際に実施しました。
屋内であることと人通りが多いところでかなり不利だったと思われます。
しかし実際に使う上では通信速度にかなりムラあることは把握しておいた方がよいでしょう。
サービスエリア(カバレッジ)
私が使用した限りパリ滞在中はほとんど3Gが利用できたと思います。
地下鉄内はちょっと記憶があやふやなのですが、地下鉄駅とその周辺は3Gが利用できましたが、長い駅間などは使えなかった気がします。
詳細はSFRのWebサイトに記載されています。
画面の「Le Reseau Mobile Plus en details」を選択するとモバイルサービスのカバレッジを表示します。地図右上のチェックボックスをオンオフすると「4G(LTE)」「3G」「2G」の表示を切り替えることができます。
これを見るとパリ市内はほぼ全域でLTEが使用できるようです。
また国全体で見るとほぼ3Gはどこでも使え、LTEについては都市部に限定されるという状況のようです。
(濃いオレンジがLTE、オレンジが3Gです。2Gの表示はOFFにしています)
テザリング
フランス滞在中にはほとんどテザリングを試す機会はありませんでした。
1回だけ試そうとしたところうまく通信できませんでした。自分の設定のミスかもしれませんがもしかしたらテザリングに制限があるかもしれません。
まとめ
今回はフランスで購入したSFRのプリペイドSIMカードの実際の使い勝手を紹介しました。
今回の滞在はパリ市内だけだったため特に圏外に悩まされることなく快適に利用することができました。スピードも3Gとしては問題なく初期費用が高いこと以外は特に不満はありませんでした。
フランスのプリペイドSIMカードは今回で終わりで、次回は南米に移動してアルゼンチンのプリペイドSIMカードについて紹介したいと思います。
コメント