ペリックスの日本語キーボードPERIBOARD-106W JPを試す

4.5
ペリックスの日本語キーボードPERIBOARD-106W JPを試す 周辺機器・アクセサリ
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前回まではモバイルプロジェクターAUN X2のレビューをしてきました。

今回は短編として先日購入したキーボードを紹介したいと思います。

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キーボードについて

これまでキーボードをいろいろ試してきました。

メカニカルキーボード ARCHISS Progress Touch RETRO (静音赤軸)を試す
今回はメカニカルキーボードARCHISS PROGRESS Touch RETRO(静音赤軸)を購入したことを紹介します。キーボードの剛性などの品質、肝心のキータッチは満足いくものです。静音というだけあって打鍵音も押さえられており、家庭など静かな環境での利用にも最適です。ただ、スペースキーが通常より広く、変換キー・無変換キーの場所が一般的な日本語キーボードとずれています。PROGRESS Touch RETROに満足できるかどうかは、この1段目のキー配列に適応できるかどうかにかかっていると思います。
オウルテック 日本語配列 メカニカルキーボードOWL-KB109CBRを試す
今回はメカニカルキーボードのオウルテックOWL-KB109CBR(茶軸)を購入したことを紹介します。このキーボードは標準的な109キーのレイアウトのため、以前購入したアーキサイトのメカニカルキーボードより文字入力がしやすくなりました。剛性もキータッチも不満はありませんが、唯一気に入らないのが無変換キーの小ささです。これれに付いては慣れていくしかないかなと思います。

キーボードにはユーザそれぞれにこだわりがあると思いますが、私としては

  • 日本語配列 (109キー)
  • フルキーボード
  • 有線接続

あたりをこだわりとしています。

今のところオウルテックのメカニカルキーボードOWL-KB109CBRに落ち着いていたのですが、1点だけ難点がありました。

それは無変換キーが小さいということです。

オウルテックOWL-KB109CBRの無変換キー

私は無変換キーを日本語IMEのオフに割り当てているので多用しています。このキーを左手親指で押すときにタイプミスすることが多々あるのです。

いずれ慣れると思ったのですが、なかなか慣れません。

そこで無変換キーが大きめの日本語キーボードを探すことにしました。

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ペリックス PERIBOARD-106W JP – パフォーマンスキーボード

Amazonで探していて見つけたのがペリックスというメーカーのキーボードです。

ペリックス(Perixx)というのはドイツの周辺機器メーカーのようです。

Perixx Computer GmbH, Keyboard, Mouse, Ergonomic Keyboard
Perixx Computer GmbH, Keyboard, Mouse, Ergonomic Keyboard

ドイツ製らしくシンプルで無骨なデザインのキーボードです。型番は「106」となっていますが、実際には109キーのキーボードです。

このキーボードが良さそうと思った最大の理由はキーレイアウトです。

Amazonのページではキーレイアウトが確認することが出来ます。

ペリックス PERIBOARD-106B JPの無変換キー

オウルテックのメカニカルキーボードで不満だった無変換キーが、大きめにデザインされています。

いろいろキーボードを見ていて気づいたのですが、多くのキーボードでは無変換キーの右側が、CVの境目より左に来ています。しかしペリックスののこのキーボードは右に来ています。無変換キーが大きくなっているのです。

このようなレイアウトだとスペースキーを打つときにミスが起こりそうなのですが、実はスペースキーがこの位置にあっても十分に押すことができます。

横から見たときにキートップが円弧状になっている(カーブドステップスカルプチャ)のもうれしいところです。

このキーボードにはブラックとホワイトのバリエーションがありますが、私はホワイトを購入しました。

これは、ホワイトの方が値段が安かったこと、ホワイトのキーはレーザー印字(ブラックはシルクスクリーン)であるからです。

価格はAmazonで2599円でした。

ちなみにもう一つの候補は「レノボ プリファードプロII  USBキーボード」でした。

このレノボのキーボードもレノボのプレスリリースを見ると、無変換キーが大きいデザインです。

ペリックスPERIBOARD-106W JPのパッケージ

下の写真がこのキーボードのパッケージです。目立つのは右側のドイツアピールです。

ペリックス PERIBOARD-106B JPのパッケージ 表

背面には8か国語でこのキーボードの特徴が書かれています。

ペリックス PERIBOARD-106B JPのパッケージ 裏

特徴は

  • スタンダードフルサイズキーボード
  • レーザー印刷キー
  • 2千万キーストロークのライフサイクル
  • エルゴノミクスデザイン
  • 1.8メートルケーブル

となっています。

パッケージを開けると入っているのはキーボードだけです。

ペリックス PERIBOARD-106B JPのパッケージを開けたところ

取扱説明書も入っていません。

といはいえ単なるUSBキーボードなので、使い方はケーブルをUSBポートに挿すだけになります。

ペリックスPERIBOARD-106W JP本体

それではキーボード本体を確認していきます。

キーボードのレイアウトは日本語レイアウトでキーの数は109個になります。

ペリックス PERIBOARD-106B JP 正面

スタンダードなキー配列で、事前の調査通り無変換キーが大きめになっています。

キーボードを側面からみるとキートップ面が湾曲していることがわかります。

ペリックス PERIBOARD-106B JP 側面

これがカーブドステップスカルプチャです。この湾曲があることで、指をホームポジション(3段目)においたときに上下の段も打ちやすくなるようなっています。

微妙な点ではありますが、湾曲しているタイプの方が打ちやすいことは確かです。

底面を確認するとケーブルが左右のどちらからでもしやすくなっていることがわかります。

ペリックス PERIBOARD-106B JP 裏面

ただ、キーボードの滑り止めとなるゴムが、手前側にしか付いていないことがわかります。キーボードの高さを変えるための脚もありますが、この足の先にも滑り止め加工はありません。

このため机の材質によってはキーボードが滑りやすくなる可能性があります。その場合は100円ショップなどで滑り止めゴム・防振ゴム等を買ってキーボードの下に挟み込みましょう。

ちなみにキーボードの脚を立てるとこんな感じです。

ペリックス PERIBOARD-106B JPの脚を立てた状態

ただ、このキーボードはもともと背が高めなのでキーボードの脚は不要かもしれません。

ちなみにキーボードの重さを量ってみるとケーブル込みで約800gです。

ペリックス PERIBOARD-106B JPの重さ

メンブレンキーボードしては重い方だと思います。持ち運ぶわけではないので重い方が安定性があって良いのではないかと思います。

ちなみにこれまで使っていたオウルテックのキーボードオウルテックOWL-KB109CBRは約1100gでした。さすがメカニカルキーボードです。

オウルテックOWL-KB109CBRとの比較

これまで使っていたオウルテックOWL-KB109CBRと比較してみたいと思います。

正面から比較したのが下の写真です。

オウルテックOWL-KB109CBRとの比較 正面

サイズ的に結構違いがあるように見えますが、幅の違いは7mm程度です(ペリックスが45.5cm、オウルテックが44.8cm)。

一方、奥行きに関してはかなりサイズが違います。特にペリックスPERIBOARD-106W JPはファンクションキーの向こう側の余白がかなり大きくなります。

狭い場所に設置する場合は注意が必要です。

側面から比較したのが下の写真です。

オウルテックOWL-KB109CBRとの比較 側面

全体的にペリックスPERIBOARD-106W JPの方が厚みがあります。

オウルテックOWL-KB109CBRのキーボードの脚を立てると高さはほぼ同じになります。

オウルテックOWL-KB109CBRとの比較 側面

私はオウルテックOWL-KB109CBRの脚を立てて使っていたので、ペリックスPERIBOARD-106W JPの高さは全く気になりませんが、キーボードの高さが気になる方はリストレストなどを使って腕の位置を調整すると良いでしょう。

全体的な作りを見ると表面のマット加工・剛性・底面の滑り止め加工・コンパクトさなどオウルテックOWL-KB109CBRの方が上質です。

しかし、キーのレイアウト、それも無変換キーの大きさという一点で、ペリックスPERIBOARD-106W JPに乗り換えてみることにしました。

実際に使ってみる

使い方はかんたんです。ペリックスPERIBOARD-106W JPをUSBポートに挿すだけです。ドライバ不要ですぐに使えるようになります。

直前までオウルテックOWL-KB109CBRを使っていたので、基本的にオウルテックOWL-KB109CBRとの比較になります。

キーのフィーリング

ペリックスPERIBOARD-106W JPの説明では

若干CHERRY MX 茶軸スイッチのような手触り(tactle feel)で、ストンと落ちる感触と軽めの反発力が得られて、メカニカルのようなタイピングを楽しめながら、軽快に入力作業を行えます。

となっています。

私が直前まで使っていたのがまさに茶軸スイッチを使っていたオウルテックOWL-KB109CBRです。

実際にフィーリングが似ているかというと・・・まあ似ていないということもない、という感じです。

キーを押すと確かにストンと落ちます。しかし、キーの重さはオウルテックOWL-KB109CBRの方が軽いです。

つまりペリックスPERIBOARD-106W JPの方がしっかりとキーを押し込む必要があります。ただ、その差も微妙なので慣れれば問題ないかなという感じです。

むしろ安いメンブレンのキーボードのチャカチャカした感じはないのは好感が持てると思います。

打鍵音

メカニカルキーボードではないのでカチカチ音はしません。

どちらかというと、カポカポという感じです。

静音キーボードという感じではありませんが、まあうるさいと言うことはないと思います。

ただ静音重視という方は、他のキーボードを選んだ方が良いかもしれません。

キーレイアウト

キーレイアウトは期待通り使いやすくなりました!

これまで使っていたオウルテックOWL-KB109CBRとの主な違いは無変換キー変換キーの場所になります。

無変換キーと変換キーの場所

ペリックスPERIBOARD-106W JPになって、無変換キーは大きくなりました。また、変換キーはすこし右側に移動しています。

無変換キーは左親指で、変換キーは右親指で押しやすい位置に来ていてちょうど良いのです。

ただこの影響で右Altキーが小さくなっているのが気になるところです。ただ私の用途ではあまり使わないキーなのでなんとかなるかなと思っています。

まとめ

今回はペリックスの日本語キーボードPERIBOARD-106W JPを購入したことを紹介しました。

これでオウルテックのメカニカルキーボードOWL-KB109CBRを使っていましたが、どうしてもキーレイアウトで慣れないところがありました。

ペリックスの日本語キーボードに変えたところ、キーレイアウトについてはかなり快適になりました。

次回はLANケーブルを交換したことを紹介します。

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