mixhostのレンタルサーバーで遊ぶ その5: httpをhttpsにリダイレクトする

レンタルサーバーの導入と設定
スポンサーリンク

前回はレンタルサーバーmixhostにクライアントで生成した認証キーを使ってSSH接続する方法を紹介しました。

今回もmixhostの話題でWebサイトのリダイレクトについて設定をしたいと思います。

スポンサーリンク

mixhostのWordPressサイトのURL

mixhostのレンタルサーバーではとても簡単にWordPressサイトを立ち上げることができます。

mixhostのレンタルサーバーで遊ぶ その1: 契約とWordPressの立ち上げ
今回はmixhostのレンタルサーバーに申し込み、WordPressサイトを立ち上げたことを紹介します。mixhostでは契約時にドメインを同時に申し込むと、あっという間にWordPressのサイトを立ち上げることができます。しかもキャンペーンにより12ヶ月以上の契約をすると新しいドメインを永久に無料で利用できます。新しいWordPressサイトを立ち上げたい場合にはかなり魅力的なのではないかと思います。

このWordPressサイトは無料でSSL対応となっているためHTTPSでアクセスすることができます。しかし、実はSSLに対応していないHTTPでもアクセスできてしまったりします。

ためしにURLを「https://・・・」ではなく「http://・・・」で接続してみると、Webサイトの内容は同じですがアドレスバーに「保護されていない通信  (Chromeの場合)」と表示されます。

保護されていない通信

この「保護されていない通信」の部分を選択すると次のように「このサイトへの接続は保護されていません」と表示されてしまいます。

保護されていない通信

自分のサイトでクレジットカードなどの機密情報を取り扱わなければ、実用上は問題ないのですが、Webサイトを運用するに当たりいくつか障害が出てきます。

  • WordPressの管理画面にアクセスするときにHTTPを使うと、管理画面へのログインのユーザ名・パスワードを盗み見られる可能性がある
  • Google検索はHTTPSのサイトを優遇するといわれているため、HTTPだと検索ランクが下がる可能性がある
  • 同じWebサイトに対して二つのURL(HTTPとHTTPS)があると、SEOとして良くないと言われている

そこで今回はHTTPでアクセスがあった場合は、自動的にHTTPSのURLに転送(リダイレクト)するようにしようと思います。

スポンサーリンク

リダイレクトの方針

mixhostのWordPressクイックスタートで立ち上げたWordPressのサイトで初期状態は、ドメイン名を「example.com」とすると次のようになっています。

入力されたURL 表示されるURL
http://example.com/ http://example.com/
http://www.example.com/
https://example.com/ https://example.com/
https://www.example.com/

つまりwwwあり・なしはwww無しに統一化(正規化)されているものの、HTTPでURLを入力されたらHTTPで、HTTPSでURLを入力されたらHTTPSでWebサイトを表示することになります。

今回はこれを次のように変更したいと思います。

入力されたURL 表示させたいURL
http://example.com/ https://example.com/
http://www.example.com/
https://example.com/
https://www.example.com/

wwwがあろうがなかろうか、HTTPだろうがHTTPSだろうが、すべて同じURLでWebサイトを表示させたいと言うことです。

このようにWebサイトに対して唯一のURLを割り当てる方がSEO的には良いとされています。

cPanelでのリダイレクトの設定

今回のようにシンプルなリダイレクトの設定はmixhostのcPanelから行うことができます。

cPanelへのアクセスについては下記を参照してください。

mixhostのレンタルサーバーで遊ぶ その2: 初期設定
今回はmixhostで最初に行った方が良さそうな設定を紹介します。mixhostはcPanelで様々な設定が簡単にできます。レンタルサーバーを初めて使いましたが、ここで紹介した設定も、設定ファイルなどをいじることなく変更できとても簡単でした。

cPanelの画面の「ドメイン」のなかに「リダイレクト」があるのでこれを選択します。

リダイレクトを選択

これでリダイレクトという画面が表示されます。

リダイレクトの設定

この画面で次のように設定していきます。

  • 種類:
    「永続(301)」を選択
  • https?://(www.)?:
    「リダイレクトを設定したいドメイン(例: example.com)」を選択
  • ディレクトリ:
    空欄のまま
  • リダイレクト先:
    リダイレクト先に設定したいHTTPSのURL(例: https://example.com)
  • www. リダイレクト:
    「www. 付きまたは www. なしでリダイレクト」を選択
  • ワイルドカード リダイレクト:
    チェックをつける

このように設定したら「追加」を選択します。

これで次のように表示されればOKです。

リダイレクトの設定完了

ドメインが「example.com」であれば

“/” on “example.com” redirects to “https://example.com/”.

と表示されることになります。

これでリダイレクトの設定完了です。

動作確認

最後に動作確認をしておきます。

wwwのありとなし、httpとhttps、の組み合わせで計4をURLとしてブラウザに入力して、https・wwwなしのURLが表示されればOKです。

また、トップページ以外もリダイレクトできるかどうかを確認しておきましょう。

mixhostの”WordPressクイックスタート”でWordPressサイトを立ち上げた場合は「Hello world」という内容だけのページがあるはずです。このページはドメイン名がexample.comなら「https://example.com/?p=1」というURLになります。

このURLに対してもwwwありやhttpのURLでアクセスしてみましょう。「https://example.com/?p=1」にリダイレクトされればOKです。


まとめ

今回はmixhostで立ち上げたサイトのURLをHTTPからHTTPSにリダイレクトする方法を紹介しました。

mixhostのWordPressクイックスタートでWordPressサイトを立ち上げると、HTTPとHTTPSの両方で同じコンテンツが表示されます。SEOを考えるとHTTPSに統一するのがお勧めです。

cPanelを使えばこのリダイレクトも簡単に設定できます。

次回はmixhostのレンタルサーバーでメールアドレスを利用する方法を紹介します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました