前回は海外通販サイトのGeekBuyingで福袋を買ったことを紹介しました。
今回は海外通販ではなくAmazonで購入可能なモバイルバッテリーの紹介をしたいと思います。
今回のレビューに当たってLiberFlyer様よりモバイルバッテリーを提供していただきました。
LiberFlyer Charge-Q mini
今回レビューするのは下記のモバイルバッテリーです。
モバイルバッテリーというとスマートフォンのバッテリーが足りなくなったときに必要な製品としておなじみのカテゴリーの製品です。
今回紹介するモバイルバッテリーLiberFlyer Charge-Q miniは、単なるモバイルバッテリーというだけでなく、
- 太陽光充電対応
- 手回しハンドル充電対応
- 防水ボディ
という特徴があります。
そのため、登山など電源事情が心配な地域を旅行する場合や、電源確保が難しい災害時などに活躍することが期待できます。
パッケージと外観
早速届いた商品を紹介していきます。
LiberFlyer Charge-Q miniのパッケージはシンプルでLiberFlyerのロゴが書かれているだけです。
パッケージを開けるとモバイルバッテリーが出てくるかと思いきや、モバイルバッテリーはキャリーケースに入っていました。
内容物を全て取り出したのが下の写真です。
LiberFlyer Charge-Q mini本体ほのか、マニュアル・microUSBケーブル・キャリーケース・カラビナが入っていました。
カラビナがあるとLiberFlyer Charge-Q miniをバックパックに吊り下げて、太陽光で充電しながら持ち運べるので便利そうです。
続いてLiberFlyer Charge-Q mini本体の確認をしていきます。
LiberFlyer Charge-Q mini本体にはこの製品の特徴の一つである太陽発電パネルが付いています。
側面には充電のためのmicroUSBコネクタと、動作モードを指定するためのスイッチが付いています。充電コネクタがUSB Type-Cでないのはちょっと残念なところです。
反対側には、この製品のもう一つの特徴である、発電用のハンドルが付いています。
もう片方の側面には特にコネクターなどはありません。側面の突起は滑り止めになっていて、ハンドルでの発電時などにしっかりとLiberFlyer Charge-Q miniを持つことができます。
スマートフォンなどに給電するためのUSBコネクタは2ポート用意されています。また、照明用の白色LEDと充電状態を示すLEDが用意されています。
充電用のハンドルは下の写真の様に持ち上げることができます。
このハンドルを倒すとくるくる回せるようになります。ただ、取扱説明書を見ると、このハンドルによる充電は緊急時用ということであまり積極的に使うことは推奨されないようです。
ちなみにこのハンドルを使ってLiberFlyer Charge-Q miniを立てかけることができるので、太陽充電時に発電パネルが太陽に向くように活用することができます。
LiberFlyer Charge-Q miniは持ち歩く物なので重さが気になるところです。実際に測ってみると304gとなりました。Amazonに記載のスペックより若干軽い数値が出ました。
ちなみに手持ちの容量13400mAhのモバイルバッテリーの重量は253gでした。
今回のLiberFlyer Chargi-Q miniの場合は容量8000mAhで304gなので、重量あたりのバッテリー容量では半分になってしまいます。
やはり太陽充電用のパネルと手回し充電用のハンドルをつけているため、LiberFlyer Chargi-Q miniは重量面ではどうしても不利になってしまいます。
この辺は携帯性を重視するのか、太陽光発電・手回し発電の有用性をとるかというところです。電源事情が悪い状況ならば、太陽光発電などが使える方が安心かもしれません。
最後に取扱説明書を紹介しておきます。
自然な日本語で記載されているので安心です。
実際に使ってみる
さて気になるモバイルバッテリーとしての能力をチェックしてみたいと思います。
LiberFlyer Charge-Q miniをモバイルバッテリーとして使うのは簡単です。本体側面のスイッチを一つずらします。
LiberFlyer Charge-Q miniに十分な電力があれば緑色のLEDが点灯するのであとはUSBケーブルで充電したいスマートフォンなどをつなげるだけです。
実際に手持ちのGoogle Pixel 2を充電してみたところ1.42A流れ、7.2Wほどの電力が供給できたので、のでまずまずの高速充電ができそうです。
ただ、2ポート同時に利用すると1ポートあたりの電流と電力は下がります。
この辺は普通のモバイルバッテリーと一緒なので戸惑うことはないと思います。
ただ使って気になったのはなぜか充電中に照明用の白色LEDが点灯してしまうことです。
照明用として使うときには、この白色LEDはもっと明るく点灯するので照明用として点灯しているわけではありません。
不必要なLEDの点灯は電力の無駄遣いとなりますので、この点は改善して欲しいところです。
手回しハンドルで充電してみる
LiberFlyer Charge-Q miniの特徴の一つである手回しハンドルによる充電を試してみます。
条件としては完全に放電した状態で1分間手回しハンドルで発電&充電し、その後、スマートフォンを充電してみました。
手回しハンドルで充電してから、USBケーブルでスマートフォンをLiberFlyer Charge-Q miniに接続すると、スマートフォンに充電アイコンが表示され確かに充電が始まりました。
ただ、このときの電流を調べてみると、流れている電流は非常に少ない状況です。
このまま放置しておくと11分程度でLiberFlyer Charge-Q miniが力尽きました。1分間の充電で11分間放電ができたということなので、そこそこ頑張ってくれたと思います。
完全放電後のデータは次の通りです。
1分間の手回しハンドルでの充電した電力を使って充電できたのは「10mAh」でした。
私が使っているスマートフォンPixel 2のバッテリーは2700mAhなので、0.37%の充電ができたことになります。
つまり、スマートフォンのバッテリーを30%充電するためには、80分以上ハンドルを回して発電する必要があるということです。
このことを考えると手回しハンドルでの充電は緊急時用という感じでしょう。
手回しで充電しただけでも照明用のLEDはかなり明るくひかります。
災害時の懐中電灯としてはかなり頼りになりそうです。
室内光で充電してみる
次に太陽光パネルでの充電を試してみました。
LiberFlyer Charge-Q miniを完全に放電したあとに、モバイルバッテリーを照明直下に2時間おいて充電してみました。
照明は24W程度の蛍光灯のデスクライトです。
充電中はLiberFlyer Charge-Q miniのLEDが点灯していて充電はできているように見えたのですが・・・
スマートフォンを接続してみると全く充電ができません。室内光では充電のための明るさが足りないようです。
太陽光で充電してみる
今度はLiberFlyer Charge-Q miniをベランダに一日放置して太陽光による充電を試してみました。
太陽光充電の条件は
- 冬の晴れの日
- 西向きのベランダに太陽光パネルが上向きになるように放置
となります。日照時間は11~12時間程度だと思います。
夜になってベランダからLiberFlyer Charge-Q miniを取り込んでスマートフォンを接続してみると・・・充電できました!
しかし喜んだのもつかの間、充電中・充電オフを繰り返す状態となってしまい、そのまま放置していると数分ほどで充電しなくなってしまいました。
充電量が不足していたのかもしれません。
結局、完全放電後のデータは次のようになりました。
充電できたのはわずか1mAhとなり、ほとんど充電できていないことがわかります。
太陽光で充電するには夏の日差しのようなかなり強い明かりが必要なのだと思います。
冬や曇りの日など日差しが弱い条件では太陽光パネルによる充電はあまり期待しない方が良さそうです。緊急時には手回しハンドルを活用しましょう。
試しに、LiberFlyer Charge-Q miniを空っぽにしたあとに、スマートフォンをUSBで接続し、太陽光を当てながら直接スマホに充電してみました。
しかし、この場合でも流れる電流は0.03A程度で、スマートフォンのバッテリーを充電するには厳しい感じでした。
照明用の白色LEDは明るく光るので太陽光パネルは発電はしているようなのですが・・・
まとめ
今回は太陽光充電と手回し充電に対応したモバイルバッテリーであるLiberFlyer Charge-Q miniを試してみました。
アウトドア用途や防災グッズとして企画されたと思われるモバイルバッテリーですが、私が試した限りでは照明用の白色LEDは手回し充電・太陽光充電の両方で十分機能したものの、スマートフォンへの充電はちょっと残念な結果となりました。
もちろん通常のモバイルバッテリーとして問題なさそうですし、防水対応ボディも魅力ですので、普通のモバイルバッテリーとは違う製品を探している方はチェックしてみてください。
次回は格安4Kディスプレイを紹介します。
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