USB Type-C多機能ハブを中華通販で購入する その2

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USB Type-C多機能ハブを中華通販で購入する その2 周辺機器・アクセサリ
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前回はロジクールのトラックボールERGO M575の紹介をしました。

今回はPC関連の周辺機器としてUSB Type-Cの多機能ハブを購入したことを紹介します。

なお、今回は中華通販のAliExpressを利用しました。AliExpressでの購入に興味がある方は下記を参照してみてください。

海外通販ガイド: AliExpressでの買い方を紹介!
中国の通販サイトであるAliExpressの使い方について紹介します。 海外からものを買うのは難しそうな気がしますが、少しの英単語を覚えれば結構簡単に行うことができます。最近は中国のメーカが魅力的な(怪しい!?)商品を出しているので興味がある方はチャレンジしてみましょう。
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USB Type-Cハブ

従来のUSBハブはシンプルにUSBポートを増やすために利用されることが多かったと思います。多機能なUSBハブといってもカードリーダ機能がある程度でした。

しかしUSB Type-Cになって状況が少々変わりました。

USB Type-CではUSB Altモードと呼ばれる映像信号を伝送する規格が定められています。このUSB Altモードに対応しているPCを利用している場合は、HDMIポートに対応したUSB Type-Cハブを利用することでHDMIで映像出力をすることができます。

最近のコンパクトなノートPCではHDMIポートが省略されていることも多く、このようなときのHDMIポート付きのUSB Type-Cハブは役に立ちます。

その他にも、USB PDによる電力供給(パススルー)に対応していたり、Ethernetポートが着いていたりと、USB Type-Cハブには機能的な違いが多くあります。

以前、私が最近利用しているSurface Pro 7用にHDMI出力に対応したUSB Type-C多機能ハブを購入しました。

USB Type-C多機能ハブを中華通販で購入する その1
今回は海外通販のAliExpressで多機能USB Type-Cハブを購入したことを紹介します。コンパクトな製品ながらHDMI出力・USB PDパススルー・SDカードリーダーなど必要な機能を備えていて実用的な製品です。ただSDカードリーダーがUSB 2.0接続である点が惜しいところです。

これはなかなか良い製品なのですが、Ethernetポートがありませんでした。

Surface Pro 7のWi-Fiを使えば当然ネットワークには接続できるので通常は問題ないのですが、Web会議などで安定的な通信環境が必要な場合にはEthernetを使いたくなってきました。

そこで今回はEthernetポートがあるUSB Type-Cハブを探すことにしました。

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USB Type-Cハブを購入!

今回はSurface Pro 7でEthernetを使えるようにするのが主目的ですが、一つのUSB Type-Cハブでその他の必要な機能も満たしたいところです。

そのため今回は次の条件でUSB Type-Cハブを探すことにしました。

  • Ethernetポートがあること
    → Surface Pro 7でEthernetが利用したいため
  • USB PDのパススルーに対応していること
    → Surface Pro 7へUSB Type-Cハブ経由で給電できるようにするため
  • HDMIポートがあること
    → Surface Pro 7の映像をHDMIでTVに出力できるようにするため
  • USBスタンダードAポートが複数あること
    → Surface Pro 7にはスタンダードAポートは1つしかないため
  • SDカードスロットがあること
    → デジカメの映像を読み込む際に必要なため

こんな条件で見つけたのが下記の製品です。

kebidu New 8-In-1 USB C Hub
2021年9月時点で17.32ドル (約1900円)

Kebiduという聞いたことがないブランドですが画像を見ると希望する機能は満たしていそうです。

Kebidu USB Type-Cハブ

しかし商品説明を改めてみてみると…

AliExpressでの商品説明

EthernetポートはGigabit(1000Mbps)対応ではなく100Mbps対応でした…

それ以外のスペック(USB PDのパススルーが上限100Wではなく87Wなのがちょっと気になりますが…)はよさげなので、Ethernetポートが1000Mbpsに対応していないのはとても残念です。

私の確認不足だったのですが・・・

といっても注文してしまったのでレビューはしていきたいと思います。

AliExpressでの注文は2021/08/29で入手したのが2021/09/11なので13日間で届いたことになります。中華通販では順調な方です

ただ、Amazonでほぼ同じ物を探すと2699円でした。まあ、AliExpressの方が3割ほど安いですが、これくらいの差ならAmazonで買う方が良いかもしれません。

購入したUSB Type-Cハブ

いつもは梱包状態から紹介していくのですが、写真を撮り忘れてしまったので、製品パッケージから紹介していきます。

製品パッケージはラッピングされていましたのでちゃんとした新品であることが期待できます。

パッケージ

中華通販だと輸送時にパッケージがダメージを受けていることが珍しくはないのですが、今回はややへこみがあるだけで外見上は問題がなさそうです。

パッケージの正面には製品の特徴が書かれています。AliExpressの販売サイトでは「kebidu」というブランド名(?)が記載されていましたが、パッケージ上にはそのような記述ありません。

パッケージ 正面

パッケージの背面には詳細なスペックが書かれています。

パッケージ 背面

よくよく見てみると気になるところがあります。

まず2の「USB*2」の部分です。

Hight Speed USB, Power Supply Up to 4.5W Max

まず「hight」という単語が出てきます。おそらくこれは「High」の誤植だと思います。

しかし、「High Speed」となるとUSB 2.0の「480Mbps」を指すことになるので、今度はUSB 3.0のSuper Speedが2ポートあるという説明と矛盾します。

一方で、給電能力が4.5Wという記述から見ると900mAの出力ができることになり、これはUSB 3.0ポートの給電能力となります。

この2つのUSBポートがUSB 2.0なのかUSB 3.0なのかは実際に使って調べてみるしかありません。

4の「USB C female port 2」でも同じ誤植があります。

Hight Speed USB-C, Power Supply Up to 4.5W Max

こちらもこのポートがUSB 2.0のHigh Speed (480Mbps)までなのか、USB 3.0のSuper Speed (5Gbps)に対応しているのかよくわかりません。さらにUSB Type-Cであれば1.5Aあるいは3.0Aの出力があるはずなので、給電能力が4.5Wというのもよくわかりません。

さらに5の「USB C male」でも誤植が出てきます。

copatible with thunderboil 3, Make sure that the host USB-C port on your device complies with the USB3.0/3.1 Specification

ここは「copatible」は「compatible」、「thunderboil」は「thunderbolt」の誤植と思います。

6の「Rj45」はEthernetポートのことです。ここには

Max ethermet speed 1000mbps

と書かれています。

「ethermet」というのは「ethernet」の誤植でしょう。そして気になるのは「1000mbps」という記載です。AliExpressの商品説明では100MbpsまでとなっていたのにここではGigabit Ethernetに対応していることになっています。

これが本当ならうれしいところですが、ここまで大量の誤植があるので信用でできないところがあります。

そして次の「SD/TF Card Reader」に至っては番号が「6」になっています。ここは当然ながら「7」のはずです。

そして説明書きは

SD&TF can work simuitaneously. Read and write speed depends on card’s quality.
Comply with USB-C interface specification

となっています。「simuitaneously」は「simultaneously (同時に)」の誤植です。

ここまで誤植だらけのパッケージは初めて見ました。他にも単語の頭を大文字にするのかしないのかが統一されていなかったり、ピリオドのあとのスペースが入っていなかったりと、気になるところは多数あります。

最近は中華製品のクォリティはかなり上がっていますので、ひさしぶりにここまでボロボロのパッケージを見た気がします。

気を取り直してパッケージを開けてみます。パッケージの中には当然ながらUSB Type-Cハブが入っています。取扱説明書はありません。

購入したUSB Type-Cハブ

筐体はプラスチックだと思いますがアルミっぽい塗装になっているため、チープ感はありません。色はガンメタリックという感じで、Macbook Pro等とのマッチングは良さそうです。

本体上面には各ポートの役割を示す文字・マークがあるだけで、製品ロゴ等はなくシンプルなデザインです。

購入したUSB Type-Cハブ 上面

厚みがあるEthernetポートの部分だけがプラスチックで盛り上がっています。

Ethernet以外のポートは側面にまとめられています。

購入したUSB Type-Cハブ 側面

左から「SDカードスロット(上)/microSDカードスロット(下)」「USBスタンダードAポート×2」「HDMI」「USB Type-C (給電用)」「USB Type-C (一般用)」となっています。

Ethernetポートは先端部分にあります。

購入したUSB Type-Cハブ 先端

重さは実測で63グラムでかなり軽量です。

購入したUSB Type-Cハブ 重量

これならカバンなどに入れて持ち運ぶのも苦にならないと思います。

実際に使ってみる

購入したUSB Type-CハブをSurface Pro 7のUSB Type-Cポートの接続して使ってみます。

Windowsでの認識状況

デバイスマネージャを見てみるとUSB 3.1のホストコントローラの下に「汎用USBハブ」が現れ、その下の「Realtek USB FE Family Controller」がぶら下がっています。

デバイスマネージャでの認識状況

この「Realtek USB FE Family Controller」というのはこのUSB Type-CハブのEthernetポートに対応してます。

興味深いことにSDカードスロット・microSDカードスロットに対応する「USB大容量記憶装置」が出てきません。SDカード・microSDカードを挿入すると表れるかもしれないのであとで試してみようと思います。

これだけだとUSBのバージョンがわかりにくいので、下記サイトで紹介されている「USB Device Tree Viewer」を使ってみました。

PCに接続されているUSB機器の情報をツリー形式で一覧表示「USB Device Tree Viewer」NOT SUPPORTED
「USB Device Tree Viewer」は、PCに接続されているUSB機器の情報をツリー形式で一覧表示できるツール。編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。作者のWebサイトから無償でダウンロードできる。

下記がこのUSB Type-Cハブを差したときの状況です。

USB Device Tree Viewerでの状況

オレンジで囲った部分がこのUSB Type-Cハブを差して現れた項目です。

注目なのは「Realtek USB FE Family Controller」のアイコンに「H」の文字が付いていることです。

これはRealtek USB FE Family ControllerがUSB 2.0のHigh-Speed(480Mbps)で接続されていることを示しています。

AliExpressでの記載の通り、Ethernetポートの上限が100MbpsであればHigh-Speed接続でも問題ありませんが、パッケージの記載のように上限が1000MbpsであるとするとUSBのHigh-Speed接続がボトルネックになることになります。

USBスタンダードAポートの利用

USB Type-CハブのUSBスタンダードAポートに適当なUSBデバイスを装着すると当然ですが認識します。

手元にあったワイヤレストラックボールのレシーバを差したところこんな感じになりました。

マウスレシーバを差した情愛

次にUSB 3.0のデバイスを試そうと思いUSB 3.0対応のUSB Ethernetアダプタを用意してみました。このUSB EthernetアダプタをUSBスタンダードAポートに差すとデバイスマネージャは次のようになりました。

USB 3.0対応のEthernetアダプタを差した状態

以前に別のUSB Type-Cハブを試したときは、デバイスマネージャの上側のUSB 3.10 eXtensible Host Controllerの下に「Realtek USB GbE Family Controller」が表示されたのですが、今回は下側のUSB 3.10 eXtensible Host Controlleの下に現れました。

USB Device Tree Viewerで見てみると「Realtek USB GbE Family Controller」にはHigh-Speedを表す「H」の文字があります。

USB 3.0対応のEthernetアダプタを差した状態

デバイスの詳細情報を見てみても、このUSBデバイスはUSB 3.0のSuper-Speedに対応しているにもかかわらず、High-Speedで接続されていることがわかります。

USB 3.0対応のEthernetアダプタを差した状態

このことからこのUSB Type-CハブのUSBスタンダードAポートはUSB 2.0であると推定できます。

USB3.0対応のメモリカードリーダーでも試しましたが、このUSB Type-Cハブに差すと同じようにUSB2.0(High-Speed)で接続されました。

パッケージには「SS」と書かれていますし、ポートの色は青ですし、接点も2列になっているので、USB 3.0に対応しているのかと思ったのですが・・・残念です。

USB Type-Cポートの利用

USB Type-CハブにはUSB Type-Cポートが2つあり、1つがUSB PDの入力用、もう一つがデータ通信用(拡張用)となっています。

こちらはUSB3.0(Super-Speed)に対応して欲しいところです。

今回はテストのため、下記のUSB Type-Cハブを使ってみました。

USB Type-C多機能ハブを中華通販で購入する その1
今回は海外通販のAliExpressで多機能USB Type-Cハブを購入したことを紹介します。コンパクトな製品ながらHDMI出力・USB PDパススルー・SDカードリーダーなど必要な機能を備えていて実用的な製品です。ただSDカードリーダーがUSB 2.0接続である点が惜しいところです。

こちらのUSB Type-CハブはSuper-Speedに対応したスタンダードAポートがあるので、今回購入したUSB Type-Cハブ経由でこのスタンダードAポートでSuper-Speedが使えれば、今回購入したUSB Type-CハブのUSB Type-CポートがSuper Speedに対応していることになります。

早速カスケード上に2つのUSB Type-Cハブをつなげ、Super-Speedに対応したデバイスを接続してみました。

オレンジ色の枠で囲ったのがカスケード先のUSB Type-Cハブです。

USB Type-Cハブをカスケード接続した状態

そして「Genesys Logic STORAGE USB Device」がSuper-Speedに対応したデバイス(メモリカードリーダー) です。

残念ながらUSB 2.0(High-Speed)で認識されてしまっています。詳細を見るとデバイス自体はSuper-Speedに対応しているもののポートの上限がHigh-SpeedのためHigh-Speedとして動作していることがわかります。

USB Type-Cハブをカスケード接続した状態

この原因は今回購入したUSB Type-CハブのUSB Type-CポートがSuper-Speedに対応していないためです。

結局このUSB Type-CハブにはSuper-Speedに対応したポートは一つも無いことになります。パッケージにはSuper-Speedを表す「SS」という文字があるのですが・・・

SDカードスロット/microSDカードスロット

USB Type-CハブのスロットにSDカードあるいはmicroSDカードを挿入すると、Windows上のドライブ(Surface Pro 7の場合はDドライブとして認識)として利用できるようになります。

SDカード挿入で現れたドライブ

デバイスマネージャを見るとカードを挿入すると「USB大容量記憶装置」が現れました。

SDカードを挿入した状態

ただ注意する点はSDカードスロットとmicroSDカードは同時に使えない点です。同時にカードを挿入した場合は先に挿入したカードの方のみ認識し、あとから挿入したカードは無視されるようです。

AliExpressのサイトやパッケージには同時に利用できると書かれていましたが、これは嘘でした。SDカードとmicroSDカードを動じに使うことはまずないので実用上は問題ないですが、スペック上に嘘があるというのはいただけません。

試しに下記のSamsungのUHS-3 microSDカードを利用してみました。

中華通販でサムスンのmicroSDカードを買ってみる
今回は海外通販のGearBestでSamsungのmicroSDカードを購入したことを紹介します。GearBestだと配送には時間がかかりますが、64GBで1500円程度で購入することができ、なかなかお得です。容量偽装ということもなさそうなので、時間がある方にお勧めです。

このmicroSDカードをCrystal Disk Markを使って速度を測ってみると、次のようになりました。

microSDカードのベンチマーク結果

同じmicroSDカードでUSB 3.0対応のメモリカードリーダを使うと、シーケンシャルリードは96MB/s・シーケンシャルライトは52MB/sは出ていました。

これと比較すると今回のUSB Type-Cハブでの速度はかなり遅くなっています。

そこでUSB Device Tree Viewerでみると次のようになりました。

SDカードを挿入した状態

「Genesys Logic USB Storage」というのがUSB Type-Cにあるカードリーダです。

アイコンの部分を確認してみると「H」の文字があり、やはりHigh-Speed接続となっていました。

Ethernetポートの利用

このUSB Type-CハブのEthernetポートは「Realtek USB FE Family Controller」として認識されています。

USB Type-CハブのEthernetポート

この「FE」というの「Fast Ethernet」の略だと思うので、100Mbpsが上限の可能性が高いです。

実際にRealtekのサイトを見てみるとRTL8152Bという製品が該当しているっぽいです

Oops!

このRTL8152Bの機能を見てみると上限は100Mbpsで、USBとしてはUSB 2.0対応であることがわかります。

iperf3というソフトで性能を確認してみたところ、送信94.9Mbps・受信94.0Mbpsでした。実測でも100Mbpsが上限であることが確認できました・

HDMIポートの利用

次にこのUSB Type-CハブのHDMIポートを利用してみます。

Surface Pro 7にUSB Type-Cハブを接続し、HDMIケーブルでモニタ(ディスプレイ)を接続するとデバイスマネージャに「汎用PnPモニター」が現れます。

HDMIポートを利用した状態

HDMIケーブルで接続したモニタ(ディスプレイ)はセカンダリディスプレイとして利用できます。

今回は4K対応のTVに接続してみたところ、4K・30Pで出力することができました。

HDMIポートで4K TVに接続した際の情報

Surface Pro 7は本体にHDMIポートが無いためプロジェクタや外部ディスプレイが使用できないのですが、このようにHDMIポートがあるUSB Type-Cハブを使うことでHDMIで出力をすることができます。

ここまでがっかりとすることが多かったこの製品ですが、ようやくまとも(パッケージ記載の仕様通りに)使えた気がします。

USB PDパススルーでの給電

今回は給電対象をSurface Pro 7とし、USBチャージャーとしてTQUQ PD-048PTという製品を利用してみました。

100W出力対応のUSBチャージャーTQUQ PD-048PTを試す
今回は中華通販で購入した100W出力対応のUSBチャージャーを紹介します。手元にある機材では100W出力は試せませんでしたが、60W対応のSurface Pro 7やMacbook Proに対しては純正のチャージャーと変わらないスピードで充電ができました。純正のチャージャーは持ち歩きようにして、今回購入したUSBチャージャーは据え置きようとして使ってみたいと思います。

測定にはスマートフォンでグラフが作成できるUSBチェッカーを利用しています。

USB Type-C対応のUSBチェッカーを入手する
今回はUSB Type-Cに対応したUSBチェッカー(USBテスター)を購入したことを紹介します。この製品はUSB Type-Cだけでなく、USB Type-Aポートの測定にも対応しているので、これを一つ持っておけば様々な環境での充電状況をチェックできるはずです。またBluetooth付きバージョンを購入すると、測定データをスマートフォンやPCで確認することができるのも便利です。

今回購入したUSB Type-Cハブを経由して充電したときの結果は次のようになりました。

USB PDでの給電状況

電圧はほぼ20V付近で固定され、電流が2~2.5Aの間で頻繁に変動する感じです。従って電力は40~50Wとなります。

USB Type-Cハブを介さず、直接充電したときも同じ状況なのでUSB Type-Cを介したせいで充電が遅くなるということはなさそうです。

ただ、今回観測できた電力が50W程度ということで、パッケージに書かれている「Max 87W」というのが正しいかどうかの確認はできませんでした。

kebidu New 8-In-1 USB C Hub
2021年9月時点で17.32ドル (約1900円)

まとめ

今回は海外通販のAliExpressで多機能USB Type-Cハブを購入したことを紹介しました。

USB Type-C経由でEthernetを使いたいということで購入した製品でしたが、正直言って期待外れの製品でした。

パッケージにはなかなか魅力的なことが書いてあるのですが、確認してみると異なる点が多数あります。スリムでなかなか良いデザインだけに非常にもったいないと感じました。

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