前回までは海外Wi-FiルーターサービスのGLOCAL NETの紹介をしてきました。
今回はからはしばらくSIMフリーのモバイルルータであるHuawei E5577Bs-937のレビューをしたいと思います。
今回使用しているSIMフリーのモバイルルータHuawei E5577Bs-937は海外通販のTOMTOPから提供していただきました。
TOMTOPでの本製品の販売は終了してしまいましたが、TOMTOPでの購入に興味がある方は下記を参照してみてください。
Huawei E5577Bs-938
今回入手したのはスマートフォン王手であるHuaweiによるモバイルルータ E5577Bs-937です。
Huaweiのサイトを検索したのですが、近い型番の製品はあったのですが、全く同じ型番は見つけられませんでした。
そこでTOMTOPのページからスペックを引用すると次のようになります。
製品 | Huawei E5577Bs-937 (カラー:ブラック) | |
---|---|---|
写真 | ||
ディスプレイ | 1.45インチ TFT LCD | |
SIM | 標準SIM×1 | |
ネットワーク | 2G | GSM: B2/B3/B5/B8 |
3G | WCDMA/UMTS: B1/B2/B4/B5/B6/B8 | |
LTE | FDD-LTE: B1/B2/B3/B4/B5/B8/B19 TDD-LTE: B38/B39/B40/41 | |
Wi-Fi | 802.11b/g/n | |
ボディ | サイズ | 100×58×17mm |
重さ | 118g | |
バッテリ | 3000mAh | |
価格 | 85.39ドル |
注目はLTEの対応バンド数の多さです。NTTドコモが主に利用しているB1/B3/B19をカバーしています。
このためドコモのネットワークを利用している格安SIM(MVNO)と相性が良さそうです。
TOMTOPのスペックでは「microSD対応」となっていますが、確認したところmicroSDスロットは発見できませんでした。
パッケージ
早速Huawei E5577Bs-937を紹介していきます。
中国国内向けの製品のため、パッケージは中国語のみです。「国内4G全網通」というのは中国国内の全キャリアのLTEに対応しているという意味だと思います。
パッケージの裏面にはスペックなどが中国語で書かれています。
中国語ができなくてもなんとなく読み取れるのが漢字のすごいところです。
おそらく次のようなことが書かれているのだと思います。
- 150Mbpsの高速LTEに対応。
中国国内の全キャリアのLTEと、China Mobile (中国移動)とChina Unicom (中国総通)の3Gに対応。 - WLANは最大16台接続可能
- 3000mAhの大容量バッテリー
- 1.45インチのLCDで動作状態の把握が可能
側面にはIMEIやシリアルナンバーが記載されています。
残りの側面は写真やロゴがあるだけです。
パッケージの内容
気になるパッケージの内容を紹介していきます。
開梱!
パッケージを開けるとすぐにHuawei E5577Bs-937が出てきます。
Huawei E5577Bs-937を取り出して周囲の緩衝材を取り出すと、その他の内容物が出てきます。
内容物一覧
同梱物をすべて取り出したのが下記の写真です。
内容物は
- Huawei E5577Bs-937 (左側)
- microUSBケーブル (中央・上)
- バッテリー (中央・下)
- スターターガイド (右側・上)
- 保証書 (右側・下)
です。
スターターガイド
説明書に相当するのがこの「スターターガイド(快速入門)」です。
ただ、残念なことに中国語のみの記載となっています。字面からなんとか解読するしかありません。
本体の様子
それでは本体の確認です。
パッケージから取り出したばかりの本体はバッテリーが入っていないためかなり軽いです。また、サイズ的にはタバコのパッケージぐらいでしょうか。
本体の正面には中央に1.4インチのディスプレイがあり、その右に電源ボタン、左にHuaweiのロゴがあります。
背面にはHuaweiのロゴがあるだけです。
本体上部にはメニューボタンがあるだけです。一応、滑り止めの様な加工がありますが、素材がプラスチックなためやや滑りやすいので注意が必要です。
本体下部は充電用のmicroUSB端子があります。ここはUSB Type-Cコネクタにして欲しかったところです。スマートフォンについてはほとんどがUSB Type-Cに移行していますが、周辺機器はまだまだのようです。
背面の蓋をパカッと開けると、製造番号とともにWi-Fiを接続するための情報(「SSID」と「WLAN KEY」)と、Huawei E5577Bs-937の管理画面にアクセスするための情報(「IPアドレス」「ユーザ名」「パスワード」)が書かれています。
また、定格入力が「5V=2A」となっていますので、急速充電に対応していることがわかります。
中央のシールはバッテリーの下に隠れてしまいますが、左側のシールはバッテリーに隠れません。バッテリーを装着しても見えるのは意外と便利です。
左側のシールには二次元バーコードもあり、これをスマートフォンで読み込むとパスワードなどの設定不要でHuawei E5577Bs-937にWi-Fiで接続することができます。
上の写真ではわかりにくいですが、右下の方にはSIMカードを装着するスロット(?)があります。SIMカードのサイズは標準サイズです。
今どき標準サイズのSIMカードを使っている方は少ないと思います。特にSIMカードをスマホと共用する場合には問題になるかもしれません。
ナノSIMやマイクロSIMを使う場合は、SIMカードのサイズを調整するアダプタを用意するか、絶妙な位置にマイクロSIM/ナノSIMを挿入するしかありません。
なお、あとで紹介するバッテリーを装着すると重さは119グラムとなりました。
バッテリーの様子
バッテリーは何の変哲のないリチウムイオンバッテリーです。
容量は3000mAhとなっています。
このバッテリの型番は「HB824666RBC」なので、これでAliExpress等で検索するとスペアバッテリを探すことができます。
まとめ
今回はHuaweiのSIMフリーモバイルルータE5577Bs-937を入手したことを紹介しました。
日本で利用されているLTEバンドに対応しており、なかなか使い勝手が良さそうなモバイルルータです。しかし、説明書が全て中国語となっているのが難点です。
次回はこのモバイルルータを使えるようにしてみたいと思います。
海外通販サイトで販売されている無線機器は日本国内の技術基準適合証明を取得していない可能性があります。
そのような機器を日本国内で使用すると、電波法違反に問われる場合もあります。
本ブログは技術標準適合証明を未取得の機器の利用を推奨しているわけではありません。
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