新たなアクションカムAndoer AN5000入手しました。このカメラはジャイロセンサーによる揺れキャンセル機能があります。
Andoer AN5000のレビューは下記になります。
前回は中華アクションカムELECAM Explorer Sのスマホアプリを紹介しました。
今回はELECAM Explorer Sのサンプル画像を紹介したいと思います。
アクションカムの用途としては動画がメインかもしれませんが、先にサンプル画像を用意できたのが静止画だったので、今回は静止画を紹介します。
今回使用しているElephone ELECAM Explorer Sは通販サイトのGearBestから提供していただきました。
GearBestは既に閉鎖となっておりますので、AliExpressやBanggoodなどのたの中華通販を利用することをお勧めします。
比較対象
せっかくなので静止画については比較対象を用意しました。画素数などの情報とともにまとめておきます。
ELECAM Explorer S | EKEN H9 | Canon PowerShot S110 | |
---|---|---|---|
画素素 | 16000万画素 (4608×3456) |
1200万画素 (4000×3000) |
1200万画素 (4000×3000) |
画角 | 170度 | 170度 | 35mm換算で24mm |
ISO感度 | 不明 | 不明 | 80~12800 |
撮影はいずれもオートで行っていますので、ホワイトバランスやISO感度などはカメラが自動設定しています。
また、画像サイズは最大としています。
撮影セット
静止画のサンプル撮影には下記のようなセットを用意しました。
撮影用のボックス内にイノシシの人形を三体配置しています。
三脚の場所は固定してカメラだけを交換しつつ撮影していきます。
また、明るさによる画質の影響を見るために、照明の状態も変えていきます。
画角の確認
まずどれだけ広い範囲が写るかを比較してみます。
ELECAM Explorer Sの売りの一つは170度の超広角レンズですので、一番広範囲が写ってほしいところです。
まずはそのELECAM Explorer Sです。3体のイノシシすべてを余裕で捕らえることができました。また、撮影ボックスの天井まで写すことができました。
中華アクションカムEKEN H9の画像が下記です。このアクションカムもイノシシを三体全て撮影することができました。しかし、ギリギリという感じで、同じスペックのELECAM Explorer Sほど余裕はありません。
最後にキャノンのコンデジPowerShot S110です。割と広角側に強いコンデジですが、左右のイノシシは入り切りませんでした。
スペックの通り、ELECAM Explorer Sが圧倒的に広い画角で撮影できることがわかります。
明るさによる画質の比較
気になる画質について明るさを変えて比較してみます。
画像はオリジナルデータへのリンクとなっていますので、拡大して確認したい方は画像を選択してみてください。
明るい環境
まずは撮影ボックの右上から照明を当てた状態です(画角比較で使用した画像と同一です)。
ぱっとみELECAM Explorer Sの画質はもやっとしているように見えます。ピンボケのような感じです。実は2枚とって2枚ともこのような状態だったのでそのまま使っています。
さすがにコンデジのPowerShot S110はきれいに見えますが、EKEN H9も悪くありません。
中央のイノシシとその台の部分を拡大してみます。ELECAM Explorer SとEKEN H9はディテールが完全に潰れてしまっていて、文字が全く読み取れません。一方、PowerShot S110はさすがの解像感です。
ELECAM Explorer S |
|
---|---|
EKEN H9 | |
Canon PowerShot S110 |
最も条件のよいと思われる照明ありの状態での撮影でしたが、中華アクションカムの2台はかなり厳しい結果となりました。
静止画についてはあまり期待し内容がよさそうです。
室内光
次に撮影ボックスの照明をオフにして、室内光だけで撮影してみました。
やはりELECAM Explorer Sはもやっとしています。また中央付近に白いもやっとしたのがでているのが気になります
中央付近を拡大してみます。
ELECAM Explorer SとEKEN H9の二台はもはや何を写しているのかわかりません。ELECAM Explorer Sに至ってはすりガラス越しに見ているようです。
ただ、画質が悪いものの証明をつけているときと同程度の様な気がします。まあこれを見てしまうと中華アクションカムで写真を撮ろうとは思いませんが・・・
暗い環境
最後に室内の電気を消してみました。真っ暗だと厳しいので、部屋の扉は開けて隣の部屋の光は差し込む状況です。月明かりという程度でしょうか。
撮影した結果は次の通りです。EKEN H9は真っ暗になってしまい、何が写っているのかわかりません。
EXIFのISO値を調べてみると、ELECAM Explorer SがISO840、EKEN H9がISO50、PowerShot S110がISO1600となっていました。
EKEN H9が真っ暗なのはISO値が低いためと思われます。なぜ低感度で撮影したのかはよくわかりません。
中央付近を拡大してみます。
恐ろしいほどの差がつきました。PowerShot S110でははっきりと文字が読み取れるにもかかわらず、ELECAM Explorer Sでは何かが写っている、という程度です。EKEN H9に至っては何なのかさっぱりわかりません。
やはり写真が本職のコンデジには到底かなわない状況です。
まとめ
今回は中華アクションカムELECAM Explorer Sの静止画サンプルを紹介しました。
アクションカムの本職は動画を撮影することのせいか、ELECAM Explorer Sの静止画画質はコンデジの画質には到底及ばない状況であることがわかりました。静止画を撮影するのは緊急事態以外は避けた方が良さそうです。
次回は動画のサンプルを紹介します。
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