前回まではオマーンのプリペイドSIMカード情報を紹介しました。
今回からは中華アクションカムの紹介をしたいと思います。
今回使用しているThiEYE T5 Edgeは通販サイトのTOMTOPから提供していただきました。
TOMTOPではThiEYE T5 Edgeは2019/03/02時点で129.99ドルで販売しています。
購入にトライしてみようという方は下記ページを参照してみてください。
アクションカムとは
アクションカム・アクションカメラとは、ヘルメットや自転車などに取り付け動いている状態で撮影するように、小型化されたデジタルカメラです。
アクションカムとして有名なのはGoProというブランドです。テレビのバラエティ番組などでヘルメットに取り付けているカメラの多くはGoProです。
アクションカムの要件としては
- 小型・軽量
- 動画撮影
- 防水・防塵
- 耐衝撃
となると思います。
GoProの場合はもちろんこれらの要件は満たしているのですが、防水・防塵のためのケースは別売りだったりします。
GoProで一式をそろえると3万円以上はかかってしまうことでしょう。
そこで登場するのが中華アクションカムです。
中華ブランドではGoProのクローンが大量に販売されており、その多くが防水ハウジングがセットになっていたりします。
私はこれまで4台の中華アクションカムをレビューしてきました。
ThiEYE T5 Edge
今回入手した中華アクションカムは「ThiEYE T5 Edge」という製品です。
ThiEYEというメーカーは中華通販サイトではよく見かけるブランドなのですが、私としては初めて使うメーカーとなります。
ThiEYEの公式サイトは下記になります。
公式サイトのラインナップを見てもほぼアクションカメラ専業メーカーと考えて良さそうです。
今回紹介するThiEYE T5 Edgeの公式ページは下記になります。
このThiEYE T5 Edgeと前回レビューしたEKEN H6sを比較すると次のようになります。
モデル | ThiEYE T5 Edge | EKEN H6s |
---|---|---|
写真 | ||
チップセット | V50 | Ambarella A12 |
ディスプレイ | 2インチ IPS Ultra-HD (解像度不明) |
2インチ OLED 320×240 + ステータススクリーン |
センサー | Panasonic MN34112 (14MP) |
Panasonic MN34110 (14MP) |
画角 | 170度 | 170度 |
動画 | 4K@30fps (EIS) 2.7K@30fps (EIS) 1080p@60fps (EIS) 720@120fps (EIS) 720@60fps (EIS) 720@30fps (EIS) |
4K@30fps 4K@25fps (EIS) 2.7K@30fps (EIS) 1080p@60fps (EIS) 1080p@30fps (EIS) |
静止画 | 14MP/10MP/8MP/5MP/2MP | 14MP |
手ぶれ補正 | あり | あり |
通信 | Wi-Fi | Wi-Fi |
防水 | 30m | 30m |
バッテリー | 1100mAh | 1050mAh |
リモコン | 2.4GHz 無線 | 2.4GHz 無線 |
サイズ | 60.0×23.0×41.0mm | 59.3×21.4×41.1mm |
重さ | 76g | 66g |
価格 | 14754円 (129.99ドル) |
13999円 |
EKEN H6sに比べるとスペックはかなり近い物があると思いますが、4K動画の撮影スペックに大きな違いがあります。
ThiEYE T5 Edgeの場合は、4K 30fpsの撮影時にも手ぶれ補正(EIS)が機能します。一方、EKEN H6sでは、EISを使う場合は4Kのフレームレートは25fpsになってします。4K 30fpsで撮影するにはEISを無効にするしかありません。
このため、EKEN H6sでは4K撮影はイマイチ使いにくかったのですが、今回のThiEYEは特に制限なく4Kで撮影することができます。
TheEYEが T5 Edgeを「Native 4K」と表現するのはこのようなスペックだからだと思います。
パッケージ
まずはパッケージの紹介です。
ThiEYE T5 Edgeのパッケージは直方体のボックスの上にプラスチックのカバーがあり、その中にカメラが固定されている状態となっています。
本当は薄い透明ビニールでラッピングされていたのですが、反射してしまうので、ラッピングは剥がしたうえで撮影しています。
ぱっけ-時は面白い形ですが、アクションカム本体のデザインを確認しやすくて良さそうです。ただ、保管にはちょっと困りそうですが。
下のボックス部分の外周は実はカバーになっていて取り外せます。
下の写真を見た方が早いかもしれません。
さらに、ThiEYE T5 Edge自体はアタッチメントで箱に固定されているので、簡単に箱から取り外すことができます。
全部バラにしたのが下記の写真です。
結構凝ったデザインだと思います。
ちなみに左手前のボックスにはアクセサリー類(後述)が格納されています。
一番パッケージの一番外側部分についてはいろいろ説明が書かれているので、スキャンしておきました。
まずはパケージ正面です。「Native 4K」が誇らしげです。
背面にはThiEYE T5 Edge本体の説明と、スペックが記載されています。
側面には内容物の一覧が記載されています。他の中華アクションカムと同様に最初からアタッチメント類はそろっています。追加の買い物が不要なのは助かります。
反対側の側面にはThiEYE T5 Edgeの特徴が記載されています。
特徴は
- 音声制御・リモコン制御が可能
- 歪み補正
- 長時間露光
- 360度回転可能なバックル
の4点が上げられています。
なお、底面にはシリアルナンバーや認証ロゴなどが記載されています。
パッケージの内容
アクセサリーが入っていたボックスから、付属品を全部取り出したのが下記の写真です。
中華アクションカムらしく、最初から防水ハウジングや各種アタッチメントがそろっていて、すぐに使い始めることができます。
ちなみに、左上はThiEYE T5 Edgeを入れるための巾着袋です。
以外とアクションカムを持ち歩くときにはしまうところに困るので、巾着袋がついてくるのはうれしいところです。
右下にあるのは説明書です。この説明書は7カ国語で記載されている立派な物です。
日本語のページの部分を紹介しておきます。
本体の様子
気になるThiEYE T5 Edge本体をチェックしてみます。
本はマット加工されたTPU素材(おそらく)で、通常のプラスチックよりは高級感があります。
書面には電源ボタンと、動作状態をしめすLEDが2個用意されています。LEDは電源ON時と、Wi-Fi有効時に光るようです。
反対側は2インチのディスプレイがあるだけです。ディスプレイの左側にはLEDが2個あり、これでも動作状態がわかるようになっています。
上面にはスピーカーとボタンがあります。このボタンは撮影の開始・終了やメニューの選択に利用します。また、長押しするとWi-Fiを有効にすることができます。
側面にはmicroSDカードスロット・マイクロHDMIコネクタ・マイクロUSBコネクタ・マイクがあります。
USBコネクタはType-Cにして欲しかったところです。
反対側の側面にはマイクの穴と上下ボタンがあります。このボタンはメニューの選択時に使用できます。
最後に底面です。底面にはバッテリルームと三脚穴があります。
これまで4台の中華アクションカムをレビューしてきましたが、三脚穴があるアクションカムはThiEYE T5 Edgeが初めてです。
三脚穴がないと三脚や自撮り棒を使うためにアタッチメントを装着する必要があり面倒だったのですが、ThiEYE T5 Edgeは簡単に三脚や自撮り棒を使うことができます。
これはうれしいポイントだと思います。
バッテリを取り出してみます。
バッテリの出力は3.7Vで容量は1100mAh・3.8Whと書かれています。これまで使用したことのある中華アクションカムのバッテリに比べると若干容量が多いです。
サイズを比べてみてもサイズも若干大きいようでした。アクションカムは結構バッテリが減りやすいのでバッテリ容量が増えるのは歓迎だと思います。
バッテリ込みで重さを量ってみると77gでした。
他のアクションカムとの比較
手元に以前レビューしたアクションカムEKEN H6sとAndoer AN5000があったので比較してみました。
EKEN H6sとAndoer AN5000についてはそれぞれのレビューを参照してください。
中央がThiEYE T5 Edgeで、左側がEKEN H6s、右側がAndoer AN500です。
いずれもGoProクローンなので基本的な形状は同じですが、EKEN H6sには正面にステータス用のディスプレイがある点が異なります。
ちなみに本体の質感ですが、EKEN H6sが金属感があり最も質感が高く感じます。Andoer AN5000は思いっきりプラスチックボディなのでちょっとチープです。
今回のレビュー対象のThiEYE T5 Edgeはプラスチック筐体ですが、マットな滑り止め加工されておりEKEN H6sほどではないですが、なかなか質感はよく感じます。
上面から比較してみると厚さの違いがわかります。
厚さとしてはThiEYE T5 EdgeとAndoer AN5000はほぼ同じで、EKEN H6sが2mmほどスリムになっています。
側面は、レイアウトが違う物のコネクタ類の種類は一緒です。
反対の側面には違いがあります。
ThiEYE T5 EdgeとAndore AN5000はボタンが2つありますが、EKEN H6sはボタンが1つしかありません。
このボタンの数の違いは操作性に直結します。
ボタンが1つしかないEKEN H6sはメニューの選択が面倒なので、ThiEYE T5 Edgeでは上下のボタンで直感的にメニューを操作することができます。
中華アクションカムは基本的にGoProのクローンなので、デザイン上の違いはあまりありません。
今回レビューするThiEYE T5 Edgeは奇をてらわず、スタンダードなデザインということができるでしょう。
まとめ
今回は中華アクションカムのThiEYE T5 Edgeを入手したことを紹介しました。
ThiEYE T5 Edgeは1万5000円を切る価格ながら4K 30fpsで撮影することができ、コストパフォーマンスが抜群です。
日本語マニュアルも用意されており、初めて中華アクションカムを使う方も、迷わず使えそうです。
次回はThiEYE T5 Edgeの電源を入れてみたいと思います。
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