前回まではXiaomiのスマートウォッチの紹介をしてきました。
今回はものすごい久々に中華スマホXioami Mi 5sの話題です。久々に引っ張り出してきて使おうと思ったらちょっとはまったのでメモを残しておきたいと思います。
なお前回のMi5sネタは下記になります。
また、販売店・メーカのサポートも受けられなくなります。
本サイト内容を利用することによる損害・トラブルについては一切対応できません。
ROM焼きはあくまでも自己責任で実施してください。
今回使用しているMi5s(64GBモデル・ゴールド)は海外通販サイトGearBestから提供していただきました。
このXiaomi Mi5sは既に販売終了となっています。
Xiaomi Miシリーズの最新機種はXiaomi Mi9となります。今から購入する場合はMi9をお勧めします。
GearBestの購入にトライしようと思う方は下記ページを参照してみてください。
Xiaomi Mi9はクーポン対象となることが多いので購入する前にクーポン情報の確認を忘れないようにしましょう!
LineageOSの更新
私はXiaomi Mi5sにLineageOSというカスタムROMを入れて使っていました。
導入していたのはLineageOS 14.1です。ベースとなるAndroidのバージョンは7.1.2となっています。
久々にLineageOSのサイトを見てみるとAndroid 8.0ベースのLineageOS15.1がリリースされていました。
しかし、LinageOS 14.1からLineageOS 15.1へのアップデートを使用とすると・・・
下記のようにブロックされてしまいます。
それならばと思いカスタムリカバリ(TWRP)を使ってLineageOS 15.1にあげようとすると下の画面の様にエラーになってしまいます。
ちょっとひと工夫が必要そうです。
前提条件
以降では前提条件として
- adbをインストールしたPCがあること
- ブートローダがアンロックされていること
- カスタムリカバリ(TWRP)を導入済みであること
- LineageOS 14.1を導入済みであること
を前提としてます。
これらは以前説明しているので下記を参照してみてください。
ファイルの準備
あらかじめMi5sにインストールするファイルをダウンロードしてMi5sの内蔵ストレージにコピーしておきます。
ダウンロードするファイルは
- LineageOS
- Google Apps
- (必要に応じて) LineageOS su add on
です。
LineageOSは下記からダウンロードできます。
私がダウンロードしたときには「lineage-15.1-20181008-nightly-capricorn-signed.zip」でした。
Google Appsは下記からダウンロードできます。
Platformは「ARM64」、Androidは「8.1」を選択します。Variantは私は「stock」を選択しましたが、「nano」以上であればどれでも良いと思います。私がダウンロードしたときには「open_gapps-arm64-8.1-stock-20181013.zip」でした。
LineageOS su add onは下記からダウンロードできます。
Version 15.1用の「su (arm64)」をダウンロードします。私がダウンロードしたときには「addonsu-15.1-arm64-signed.zip」でした。
さらに、最新のFastboot Update用公式ROMをダウンロードします。
「Mi 5s」で検索してLatest Global Developerをダウンロードします。
私がダウンロードしたときには「capricorn_global_images_8.10.11_20181011.0000.00_7.0_global_683f1fae64.tgz」でした
ダウンロードしたファイルは7-zip等で展開して「images」というフォルダをadbを導入したPCにコピーしておきます。
他のソフトで展開するとファイルが壊れる場合があるので、Windowsの場合は7-zipをお勧めします。
ファームウェアの書き込み
この手順は要らないかもしれませんが、私はやっておきました。
LineageOS15.1をインストールする前にファームウェアを更新する必要があります。
まず、Mi5sをFastbootモードに入れます。Mi5sをFastbootモードにするにはボリュームダウンボタンを押しながら電源を入れます。下記のような画面になればOKです。
この画面になったらadbをインストールしたPCで下記のコマンドを実行します。
fastboot flash dsp adspso.bin fastboot flash bluetooth BTFM.bin fastboot flash cmnlib64 cmnlib64.mbn fastboot flash cmnlib64bak cmnlib64.mbn fastboot flash cmnlib cmnlib.mbn fastboot flash cmnlibbak cmnlib.mbn fastboot flash devcfg devcfg.mbn fastboot flash aboot emmc_appsboot.mbn fastboot flash abootbak emmc_appsboot.mbn fastboot flash hyp hyp.mbn fastboot flash hypbak hyp.mbn fastboot flash keymaster keymaster.mbn fastboot flash keymasterbak keymaster.mbn fastboot flash logo logo.img fastboot flash modem NON-HLOS.bin fastboot flash pmic pmic.elf fastboot flash pmicbak pmic.elf fastboot flash rpm rpm.mbn fastboot flash rpmbak rpm.mbn fastboot flash splash splash.img fastboot flash tz tz.mbn fastboot flash tzbak tz.mbn fastboot flash xbl xbl.elf
このコマンドではROMファイルを展開してコピーした「images」フォルダで実行します。
エラー無く実行できたら次のコマンドを実行してMi5sを通常モードで起動させます。
fastboot reboot
これでファームウェアの書き込みは終了です。
LineageOSの書き込み
LineageOSの書き込みはカスタムリカバリ(TWRP)で行います。
ボリュームアップボタンを押しながらMi5sを起動するとリカバリーモードで起動します。
TWRPが起動したらメインメニューから「インストール」を選択します。
ファイルをコピーしたフォルダ移動してLineageOSのファイルを選択します。
まとめてOpen GAppsも書き込みたいので「ZIPを追加する」を選択します。このとき「ZIPの署名確認」のチェックボックを解除しておきます。
ファイル一覧に戻ったら今度はOpen GAppsのファイルを選択します。
二つのzipファイルを選び終わったら画面下のスライダーを左から右にスワイプしてzipファイルの書き込みを開始します。
書き込みが終わったら念のためキャッシュを削除しておきます。
消去の実行はスライダーの右スワイプです。
キャッシュの消去が終わったら。再起動します。
再起動したら端末情報を確認してみましょう。
Androidバージョンが8.1へ、LineageOSバージョンが15.1になっているはずです。
ルート化
一度、LineageOSが起動することが確認できたら、ルート化もしておきましょう。
ルート化もTWRPから行います。
これは「インストール」で「addonsu-15.1-arm64-signed.zip」をインストールすればOKです。
残念ながらXiaomi Mi5sは販売となっています。
Miシリーズの最新モデルはXiaomi Mi9となりますので、今から買う場合はXiaomi Mi9をお勧めします。
まとめ
今回はXiaomi Mi5sに最新のLineageOS15.1を書き込んでみました。
Mi5sは既に古い機種になっていますが、Lineage OSとして更新が進んでいるのでAndroid 8.1として利用することができます。
久々に触ってみましたが、パフォーマンスもまずまずでまだしばらく使って行けそうな感じでした。
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