前回はVS Code用のWordPress Post拡張機能を修正したことを紹介しました。
今回は久しぶりにお買い物(レビュー)ネタになります。
AliExpressで格安USBメモリを買ってみる
2022年のAliExpressのブラックフライデーセールではある金額を超えると割引きされるというクーポンがありました。
私が狙っていた製品の価格を合計すると49.42ドルだったのですが、ブラック・フライデーのセールのクーポンは「50ドル以上の購入で6ドルオフ」というものでした。
このような状況では何か小物を追加して50ドルを超えて、クーポンを利用した方がお得になります。
そこで探したのがUSBメモリ(USBフラッシュドライブ)です。
USBメモリならば「とりあえず持っていても困らない」「数ドルから買えそう」と言うことで、今回のようなクーポン狙いの総額調整にはぴったりです。
microSDカードなんかも総額調整にはちょうど良いのですが、microSDカードは手持ちがあるので、今回はUSBメモリにしました。
WASENDA USBメモリ 32GB
数ドル程度の製品として見つけたのが「WASENDA」というブランドのUSBメモリです。
購入するなら「USB 3.0以上」「容量は32GB」と思って探していたところ、この製品は3.66ドル(送料無料)でちょうど良い感じでした。
容量を32GBとしたのは、32GBを超えるとフォーマットの関係で使えない機器が出てくる場合もあるからです。
また、USB Type-Cのインターフェースがついているのも、スマートフォンやタブレットに使えそうで良い感じです。
早速この製品を追加することで合計金額を50ドル以上にして、6ドルオフのクーポンを利用して購入することにしました。
なおAliExpressでの購入方法については下記のページを参照してみてください。
配送状況
このUSBメモリは、クーポンを適用する関係で他の製品とまとめて決済しました。
最近のAliExpressでは複数の製品をまとめて購入すると一括配送してくれる場合があります。今回も一括配送になりました。
一括配送の場合になったおかけが、今回は2022/11/29に注文して2022/12/09に到着したので10日で到着しました。かなり早い配送です。
配送時の梱包は一括配送になった製品をまとめてあります。
中には注文した複数の製品が入っており、その中の一つが今回注文したUSBメモリでした。
梱包はプチプチが着いた封筒に入っているだけというかなり簡素なものですが、まあ、それほど壊れやすいものでもないので大丈夫でしょう。
外観の確認
それでは届いたUSBメモリを確認していきます。
今回は緑色を購入しました。
本体には「WANSENDA」というブランド名が書いてあり、USBのコネクタはカバーに隠れています。
WANSENDAと書かれている部分を回転するとUSBスタンダードAのコネクタが出てきます。
コネクタを確認してみるとUSB 3.0対応っぽく内部は青色になっています。
実際にUSB3.0対応かどうかは後ほど確認してみたいと思います。
USBスタンダードAコネクタの反対端はキャップになっており、そのキャップを外すとUSB Type-Cのコネクタが出てきます。
USB Type-Cコネクタなので、上下対称のコネクタとなっています。
詳細確認
入手したWANSENDAのUSBメモリをWindows 11のPCに接続して、詳細を確認したいと思います。
USBデバイスの素性
まずUSBスタンダードA側のコネクタをPCに接続して、USB Device Treeというツールで情報を確認してみました。
するとちゃんとUSB 3.0 (USB 3.2 Gen 1)として認識されることを確認できました。
ちなみにベンダIDはAsolid Technologyという会社のものでした。ググってみると、フラッシュメモリ関連のコントローラを開発している企業のようです。
続いてUSB Type-C側のコネクタをPCに接続して同様に調査してみました。
デバイスとしてはUSB 3.0に対応しているのですが、なぜかUSB 2.0(High-Speed)で認識されてしまいました。
PC側の問題かと思い他のPC(Surface Pro 7)でも試してみたのですが、同様の結果です。
このUSBメモリはできるだけUSBスタンダードAで利用した方が良さそうです。
容量の確認
格安のUSBメモリで怖いのは容量の偽装です。偽装されているUSBメモリの場合は、書き込めているように見えてデータが保存されていないなどの怪しい挙動になります。
容量の偽装の有無を確認するために、今回はH2testwというツールを使ってみました。
結果は次のように29983MBの書き込みを確認できました。
約32GBということで、容量の偽装はないと判断しました。
アクセス速度
最後は気になるアクセス速度を測定してみます。測定に使用するのは定番のCrystalDiskMarkです。
まずはUSB 3.0で認識されるUSBスタンダードAでの接続時です。結果はこんな感じです。
一方、USB 2.0となるUSB Type-Cを利用すると次のようになります。
当然ながら結果には差があります。リードに関してはUSB Type-Cのときはかなり速度が低下しています。一方、ライトに関してはそれほど差が出ていません。ライトについてはUSB 2.0でほぼデバイスの性能の上限に達してしまっているのでしょう。
比較に手元にあったSandisk UltraFitというUSBメモリでもCrystalDiskMarkを実行してみました。
結果はランダムライトを除いて今回購入したUSBメモリよりSandisk UltraFitの方が高速となりました。
このSandisk Ultra Fitは結構使い込んでいるので、新品のころより遅くなっている可能性があります。
今回購入したWansendaのUSBメモリはそれほど高速とは言えないようです。
まとめ
今回は海外通販のAliExpressで格安のUSBメモリを購入したことを紹介しました。
海外の格安USBメモリでは容量偽装などの噂がありますが、今回購入したWANSENDAのUSBメモリの容量は問題ないようです。
ただ、USB Type-C側を利用するとUSB 2.0と認識してしまうことや、アクセス速度があまり速くないなどのイマイチな点もあります。
価格は安いのでクーポン狙いの価格調整などにはちょうど良いかと思います。
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