自動車用リサイクルバッテリーを使ってみる

車載・カー用品
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今回はいつものガジェット系・スマートフォン系とは離れて車の話題です。

先日車のバッテリーを交換したのでその話を紹介したいと思います。

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車のバッテリーについて

車を始動するのに必要なのがバッテリーです。

ガソリンで走行するガソリンエンジン車でも始動はバッテリーの力を使います。

車のバッテリーは走行中に充電する仕組みになっているのですが、車のバッテリーには寿命があり、だんだん蓄電能力・発電能力が落ちてきます。

能力が落ちてしまったバッテリーについては交換するしかありません。あまりバッテリーの能力が落ちてしまうと、車検も通らなくなってしまうようです。

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リサイクルバッテリー(中古バッテリー)

バッテリー交換で悩ましいのがバッテリーの価格です。

資源価格の高騰によりバッテリー価格は年々高騰しています。

私の車は「55B24L」というバッテリーを使っているのですが、カーディーラーで見積もりをとったところ作業料込みで軽く2万円を超えてしまいました。

そこで登場するのがリサイクルバッテリー(中古バッテリー)です。

リサイクルバッテリーは能力が落ちて使えなくなったバッテリーを回収し、クリーニング・再生処理を行い再び使えるようにしたものです。

メリットはその価格です。

私は楽天のイーネというお店で購入しましたが、55B24Lの再生バッテリーは5380円でした。しかも送料無料で古いバッテリーの回収も無料です。

バッテリー交換は自力でやる必要がありますが、ディーラーでバッテリーを購入した場合に比べ大幅に安くなります。

車のバッテリーは容量・サイズ・端子の向きが車によって異なります。

必ず自分の車のバッテリーを確認して、同じもの(必要に応じて容量の大きなもの)を購入するようにしてください。

リサイクルバッテリーを購入する場合、基本的にはリサイクル前のメーカーは指定できませんが、、イーネの場合は、Panasonic・GSユアサなどのメーカーを指定することもできます。

ただし、メーカを指定すると若干高くなります。

残念なことに私が購入した楽天のイーネでは、北海道・沖縄・離島への発送は対応していないようです。

リサイクルバッテリーの寿命

リサイクルバッテリーを使う上で気になるのは、ちゃんと使えるのか、すぐ壊れないのか、ということだと思います。

実は私は今回が3回目のリサイクルバッテリーです。購入時期と購入店舗は次の通りです。

購入時期 購入店
2013年10月 バッテリー再生工場 (閉店)
2016年9月 イーネ
2019年3月 イーネ

購入するのはバッテリーが劣化したときなので、購入間隔が私の場合のバッテリー寿命ということになります。

つまり1回目に買ったリサイクルバッテリーは約3年、2回目に買ったリサイクルバッテリーは約2年半使えたことになります。

ただし、私はバッテリーがダメになるギリギリまで使っていいます。

新品のバッテリーを使えばもっと長寿命だと思いますが、値段を考えるとリサイクルバッテリーを交換して使っていく方がコスパが良いと判断しています。

リサイクルバッテリーの購入

購入は普通の楽天の商品と同様です。

急いでなければ、ポイントアップなどのキャンペーンの時に買えば良いでしょう。

ただ、私が購入した店舗であるイーネでは北海道・沖縄・離島への発送をしていないので、この地域にお住まいの方は他の店舗を探してみてください。

その際には、古いバッテリーの処分が楽になるので、無料回収に対応しているお店を選ぶことをおすすめします。

注文するとすぐに中古バッテリーは届きます。結構重いので再配達にならないように配慮したいところです。

届いたパッケージはこんな感じでほぼバッテリーと同サイズの段ボールとなっています。

リサイクルバッテリーのパッケージ

バッテリーは横倒しにすると液漏れの危険があります。倒さないように注意しましょう。段ポールには「天地無用」のシールも貼られています。

天地無用のシール

この段ボールは回収時に使うので丁寧に開きましょう。

バッテリー自体はビニール袋に入っていて、ビニール袋は取り出しやすいように結ばれています。

開封したところ

このビニール袋の取っ手を持ち上げてバッテリーを取り出しましょう。

取り出すとこんな感じです。

リサイクルバッテリー

ビニール袋の結び目をほどいて慎重にバッテリーを取り出しましょう。私に届いたリサイクルバッテリーには取っ手が付いていたいたので取り出しやすかったです。

リサイクルバッテリーはオリジナルのメーカーのラベルは剥がされていて、リサイクルバッテリーのラベルが貼られています。

リサイクルバッテリーの外観

配達状態では液漏れを防ぐためか中央部にはテープが貼られていて、プラス・マイナス両端子には絶縁用にテープが貼られています。これらのテープはかんたんに剥がしやすいようになっているのに好感が持てます。

リサイクルバッテリーの端子

この状態でマルチメーター(テスター)で電圧を測ってみると12.79Vでした。

リサイクルバッテリーの電圧

一般乗用車用のバッテリーの定格は12Vです。しかし、一般的には12Vより高めの電圧を出力するようになっているようです。

12.79Vの出力があれば利用上問題はありません。

しかし、新品のバッテリーでは14Vに近いぐらいの高い電圧を出すものもあるという話から考えると、12.79Vという値は元気なバッテリーという感じでもありません。この辺はリサイクルバッテリーのとして割り切るべきところです。

この時点で12Vを切っている場合は、販売店に問い合わせて返品・交換してもらった方が良いでしょう。

ちなみに使用中の劣化バッテリーは12.33Vでした。

古いバッテリーの電圧

定格の12Vは超えていますが、ディーラーのバッテリーチェッカーでは復元力が弱く寿命と判定されました。

バッテリーを交換する

入手したリサイクルバッテリーに問題がないことを確認したら、取り付けられているバッテリーと交換しましょう。

バッテリー交換の手順は基本的には古いバッテリーを取り外して新しいバッテリーを取り付けるだけです。

しかし、バッテリーを取り外している間は車が完全に停電してしまいます。停電しては困る場合はメモリーバックアップと呼ばれる予備電源を取り付けつつ交換することになります。

私の場合は停電しても問題ないので、メモリーバックアップは使いませんでしたので、メモリーバックアップを使わない手順について紹介したいと思います。

バッテリー交換の準備

バッテリー交換に必要には高価な機材は不要です。ネジ・ナットを外す部分があるための道具は必要です。

  • レンチ・モンキーレンチ
  • ラジオペンチ・小型ペンチ

バッテリーを持ったりすると手が汚れますし、滑りやすいので、

  • 滑り止め付きの軍手

もお勧めです。

あとは、交換時のケーブル端子を保護するために

  • 要らない靴下や軍手

もあると良いと思います。

バッテリーを取り外す

それではまず古いバッテリーを取り外します。

バッテリーは走行中にズレたりしないように固定されているはずですので、固定金具を外していきます。

私の車の場合は2箇所で固定されていました。

固定しているナット・ボルトをレンチなどで外していきます。

バッテリー固定の金具の取り外し

外した金具やボルト類はなくさないようにしましょう。

こんな感じでバッテリーを固定している部材がなくなればOKです。

固定金具を取り外した状態

バッテリーのマイナス端子についているものは「バッテリーカットターミナル」です。

長期間車に乗らない場合などに、かんたんにバッテリーを切り離すことができ、バッテリー上がりを防ぐことができます。

車を乗る機会がすくなくてバッテリー上がりを経験している方は、バッテリーカットターミナルを取り付けて、乗らないときはバッテリーを切り離すと良いでしょう。

次にバッテリーの端子に取りかかります。取り外す順番が重要です。

最初にマイナス端子(黒い端子)を外します。固定している金具(ボルト)を緩めれば取り外せるはずです。取り外しはかんたんですが、取り外したときにボルト・ナットが車内に落ちてしまわないように慎重に行いましょう。

マイナス端子の取り外し

つぎにプラス端子(赤い端子)に取りかかります。プラス側には保護カバーが付いているはずなので、まずこれを取り外します。

プラス端子のカバーの取り外し

そしてこちらも固定している金具(ナット・ボルト)を緩めて取り外します。こちらも金具類を車内に落とさないように注意してください。

プラス端子の取り外し

取り外したケーブル側の端子は不用意に接触してしまわないように軍手や靴下などをかぶせておきましょう。

取り外したケーブル側端子の保護

ここまできたらあとは古いバッテリーを持ち上げて取り外します。

取り外した古いバッテリー

外見上は汚れているほかは異常(ふくらみなど)はないですが、かなり弱ってるようです。

バッテリーを取り付ける

次にバッテリーを取り付けていきます。

まずは新しいリサイクルバッテリーを古いバッテリーがあった場所に設置します。

新しいリサイクルバッテリーの設置

設置したら液漏れ防止のシール(中央部分のグレーのテープ)を外します。

液漏れ防止テープの取り外し

端子保護のシール(赤と黒のテープ)は端子を取り付ける時に外せば良いでしょう。

取っ手付きのバッテリーの場合は、この時点で取っ手を外しておくことをお勧めします。

私は最後に取っ手を外したら結構大変でした。

次のバッテリー固定の金具を仮留めします。

バッテリーの仮留め

端子を接続するときにバッテリー位置の微調整があると思いますので、この時点ではがっちりと固定するのではなく、仮留めしておく方が良いと思います。

バッテリー端子の取り付け順序は、取り外しの逆で「プラス端子(赤の端子)→マイナス端子(黒の端子)」となります。

取り付け時は一気にやってしまい、途中の写真を撮り忘れてしまいました。

バッテリー端子の取り付け

プラスとマイナスの両方を取り付けた状態がこんな感じです。

この状態で電圧を再度確認してみます。

取り付け後の電圧

12.5Vとパッケージから出した直後にくらべるとやや低くなりましたが、古いバッテリーよりは若干高くなりました。

問題ないことを確認したら、プラス端子のカバーを取り付け、バッテリーをしっかり固定します。

新しいリサイクルバッテリーの取り付け完了

バッテリーのハンドルが付いてる場合は外しておきます。

最後にエンジンがかかることを確認したらバッテリー交換完了です。

なお、メモリーバックアップを使っていない場合は、車の時計などがズレていると思いますので、直しておきましょう。

古いバッテリーを処分する

バッテリーは自治体で回収はしてくれませんので、その他の何らかの手段で処分しなければ行けません。

私が購入したイーネというお店の場合は無料回収をしてくれます。

購入したバッテリーに回収用の伝票(佐川急便の着払い伝票)が付いてくるので、取り外したバッテリーを送られきたときの箱に入れて送り返すだけです。

佐川急便は回収にも対応しています。バッテリーは重いので佐川急便に電話をかけて取りに来てもらうと良いでしょう。

まとめ

今回は車のバッテリー交換をリサイクルバッテリーを使って行ったことを紹介しました。

リサイクルバッテリーを使うと新品のバッテリーよりかなり安くバッテリーを交換することができます。バッテリー交換作業は自分で行う必要がありますが特に難しい作業ではありません。

リサイクルバッテリーは新品のバッテリーより寿命は短くなりますが、私のこれまでの経験だと2年以上は使えます。節約したい方にお勧めです。

次回はまた話題を変えてWindowsの話です。

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