前回までは南アフリカのプリペイドSIMカード情報を紹介しました。
今回からはしばらくジンバブエのプリペイドSIMカードの紹介です。
ジンバブエ以外のプリペイドSIMカードについては下記を参照してください。
なお私のスマートフォンはSIMロックを解除した状態(いわゆるSIMフリー)です。海外でプリペイドSIMを使おうと思っている方は、SIMロック解除してあることを確認してください。
ドコモのローミング情報
いつものように渡航前にドコモのローミング情報を確認します。
この情報でドコモ端末で確実に通信ができる携帯電話会社を把握することができます。また、3G対応やサービスエリアについても確認可能です。最近ではLTEのローミング情報も記載されています。
ドコモのジンバブエでのローミング情報は下記のページから入手することができます。
2016年8月現在の状況は下記の通りです。
EconetとTelcelの2社がありますが、3Gは使用できないようです。ドコモ向けの端末で3G通信ができないのか、3Gローミングの契約がないだけなのか気になるところです。
Wikipediaの情報
Wikipediaには各国の携帯電話会社の情報がまとまっています。
ドコモのローミング情報に出ていた2社のほかにNet*Oneという会社があります。3社の規模を比較するとEconetの1強という感じです。カバーエリアを考えるとEconetが無難そうです。
上の表で赤線を引いたのは3Gの情報です。
- Econet: バンド1
- Telcel: バンド1
- Net*One: バンド1
バンド1については最も一般的な周波数で日本で販売しているスマホならば問題なく使うことができるでしょう。
上の表で緑の線を引いたのはLTEの情報です。
- Econet: バンド3
- Net*One: バンド不明
LTEのバンド3はドコモが東名阪地域で利用しているバンドです。ドコモ向けのスマホならばおそらく対応しているかと思いますが、SIMフリーとして売られているスマホについては確認が必要です。
LTEの対応や規模を考えるとEconetの一択といえそうです。
インターネット上の情報
渡航前にインターネットで情報を探しておきました。
ジンバブエはビクトリアの滝があるため、旅行者も多く、いくつか日本語の情報もありました。その中でも一番まとまっていたのは下記の週刊アスキーの情報です。ただし2011年の情報でちょっと古いと思います。
また、Econetのコマンド(ショートコード)については下記にまとまっていました。
事前調査したEconetの情報をまとめると次のようになります。
なお下記で示した情報は事前に調査した情報で現地では確認が取れていません。間違っていることもあるかもしれないので注意してください。
Econet
- SIMカード
- プリペイドSIMカードのブランド名は「Buddie」
- ビクトリアフォールズ国際空港で購入可能
- データパッケージ
- 「*140#」を入力して、「1」を入力すると購入可能
- 「*143#」で申し込み可能との情報もあり
- データパッケージの例としては下記
- 1ドル 250MB (ただしこのパッケージは2015年9月に終了)
- 1GB/24時間: 2ドル
- 2GB/24時間: 3ドル
- 残高照会
- 「*125#」
- データ残高は「*141#」(「*140#」という情報もあり)
- APN情報
- APN: internet
- ユーザ名: なし
- パスワード: なし
まとめ
今回は事前に調査したジンバブエのプリペイドSIMカード事情について紹介しました。
ジンバブエはEconetのシェアが大きく、空港での購入やLTE対応を考えるとEconetの一択となりそうです。今回は数日の滞在予定だったので、空港でEconetのプリペイドSIMカードを購入して10ドル程度をTOP UPする作戦を考えて現地へ向かいました。
次回は現地でプリペイドSIMカードを購入したことを紹介します。
コメント