前回はイギリスのO2のプリペイドSIMカードのステータス確認方法について紹介しました。
今回は気になるサービスエリアについてです。後ほど紹介しますがO2はこれが最大の課題でした。
O2のWebページによる情報
最新のサービスエリア情報はO2のWebページで入手することができます。
2014年8月現在の様子は次のようになります。ブルーが屋内・屋外ともにOK、オレンジが屋外のみOKになります。
しかしここには大きな罠があり。この図では3Gと2G(GSM)が区別されておらず、いずれか一方がつながればブルー(あるいはオレンジ)になります。つまりブルーのエリアでも高速通信ができるとは限らないのです。
3Gのサービスエリアを確認するためには、上記のURLの「ENTER a postcode or town」のところに都市名を入力する必要があります。ただしその場合は地図の縮尺がかなり拡大されてしまうため、全体的な3Gのサービスエリアの把握には使えません。
OpenSignalによる情報
各携帯電話会社の信号品質をチェックするOpenSignalというサイトがあります。イギリスのO2は下記のページで情報を入手することができます。OpenSignalは実際のユーザからの情報をもとにこのマップを作成しているようです。
http://opensignal.com/networks/uk/o2—uk-coverage(リンク切れ)
2014年8月現在の様子は次のようになります。ここでは3G/4Gのエリアを表示しています(2Gは表示していません)。
北部・西部で信号がないエリアが出てきています。本当に3Gの信号がないのか、その付近にユーザが存在しないのかは不明です。
GSM Coverage Mapによる情報
OpenSignalと同様にサービスエリア情報を提供するWebサイトとしてGSM Coverage Mapというのがあります。ドコモのローミング情報で使っているサービスエリア情報はここの情報です。
このURLにアクセスして右側のCountlyで「UNITED KINGDOM」、その下のroaming partnerで「O2(Telefonica), United Kingdom」を選択します。さらに右側中のラジオボタンで「3G」を選択すると3Gのサービスエリアが表示されます。
2014年8月現在の様子は次のようになります。
びっくりするぐらいスカスカです。もしかしたら情報が古いのかもしれません。
実際の使用感
さて重要なのは実際に使ってみてどうだったか、というところです。
ロンドン市内
ほぼ3Gを使用することができます。ただ、地下鉄はだめです。GSMなら何とか入る場合もあるのですが、基本的には地下鉄では電波は入らないと考えた方がよいです(駅でも入らない場合が多いです)。
東京の地下鉄の場合は駅なら間違いなく電波は入り、駅間でも最近はほとんどつながります。この感覚でロンドンでO2を使うとかなりがっかりします。
その他の地方都市
リバプール・エジンバラ・ヨーク・ケンブリッジなどの都市の場合ならば3Gで通信することができました。
郊外(観光地を含む)
びっくりするぐらいつながりません。
たとえばストーンヘンジでもつながりません(GSMならぎりぎりでつながる場合がある)。湖水地方やニューラナークなどもだめです。アンテナが立ってもデータ通信のアイコンが表示されず、データ通信ができないことも多々ありました。高速道路や幹線の国道でも電波が入らない場合があります。
これは本当に困りました。GSM Coverage Mapが私の実感に一番近いです。
今回はレンタカーで旅行しており、スマホをナビ代わりにしていました。しかし、観光を終えて次の場所に移動しようとするとデータ通信が行えないため、ナビアプリが動かないのです。
私の場合は電波不要で動くGPSデバイスを持っていてそれをナビ代わりに使えたのですが、スマホによるナビのみの場合は困ったことになります。
イギリスで地方に旅行に行く方は他の携帯電話会社を利用することをお勧めします。どうやらサービスエリア的にはEEが最強のようです。
LTEの利用
O2はLTEのサービスを開始しており、ロンドン付近ではだいぶ使えるようになっているようです。
O2のLTEは800MHzを利用しており、私のスマートフォンAQUOS PHONE ZETA SH-02Eも800MHzのLTEをサポートしていることから、もしかしたらLTEが使えるかもしれない、と思っておりました。
しかし、その期待もすぐに打ち砕かれました。
AQUOS PHONE ZETA SH-02Eの「LTEのみ」にしてみたところ、全く電波をつかみませんでした。
通常の設定メニューでは「LTEのみ」を選択できません。「LTE OnOff」というアプリを使うと「LTE only」を選ぶことができます。
調べてみるとイギリスのO2のLTEが使っている800MHz帯は「Band 20」のようです。一方、私のスマートフォンAQUOS PHONE ZETA SH-02E対応している800MHzのLTEは「Band 19」です。
Band 20とBand 19では上り周波数はかぶっていますが、下り周波数がかぶっていません。そのため互換性がなく、Band 19対応のスマートフォンはBand 20で使えないということのようです。
まとめ
今回はイギリスのO2のサービスエリアについて紹介してみました。
実際に使ってみた感じでは、地方で非常に弱く、3Gどころか2G(GSM)もつながらないことが多々ありました。正直に言って、イギリスの地方に旅行に行く方(特にレンタカー利用の方)にはお勧めできない携帯電話会社です。
購入したショップの店員さんの対応もよく価格もまずまずなのですが、この3Gのサービスエリアの貧弱さは非常に残念です。
次回はO2のオンラインサービスであるMyO2について紹介します。
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