前回はDTACのプリペイドSIMカードを購入しました。
今回はこのプリペイドSIMカードを早速利用してみます。
DTACのプリペイドSIMカードの詳細情報をまとめました。かなり詳細に記載しましたのでぜひご覧ください。
アクティベーションと設定
実はアクティベーションは必要ありません。DTACのショップに行って、店員さんにアクティベーションをお願いしたところ、SIMカードを挿すだけだよ、と言われました。
まず、AQUOS PHONE SH-12Cの設定を確認しておきます。「設定」→「無線とネットワーク」→「モバイルネットワーク」を選んで
- データ通信: ON
- ネットワークモード: 3G/GSM(自動)
としておきます。あとはいったん電源を切って、DTACのSIMカードをAQUOS PHONE SH-12Cに挿入して電源を入れなおします。
起動してしばらくすると、ステータスバーに電波アイコンが出て、「Welcome to Happy service.」というSMSを受け取ります。
ここまでくれは、とりあえず通話はできるようになるはずです。
データ通信の設定
データ通信を行うためには、APNの設定が必要です。APNの設定は「設定」→「無線とネットワーク」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」で行います。このメニューを選んでも何も表示されないので、メニューボタンを押して「新規」を選んで下記を入力します。
Name | dtac (何でも良い) |
---|---|
APN | www.dtac.co.th |
ユーザ名 | なし (空欄) |
パスワード | なし (空欄) |
しばらく(5分ぐらい)すると下記のSMSを受信するはずです。私の場合は店員さんがいったんAQUOS PHONE SH-12Cをリブートさせて、そのあとにこのSMSを受信しました。
ここまでくればステータスバーにはGSMか3Gのアイコンが表示されるはずです。これでデータ通信ができますので、ブラウザを立ち上げてどこかのWebページが表示されることを確認しましょう。
なお、Happy Internet SIMを買った場合は、1ヶ月あたり300分(5時間)の無料データ通信が4か月分ついてきます。この無料分の時間はデータ通信がONになっている間はどんどん消費するようです。節約をしたい方は、こまめにデータ通信をOFFにするようにしましょう。
そんなチマチマことをやりたくない、という方はインターネットパッケージ(プラン)に入る必要があります。これについては次回、説明したいと思います。
基本コマンド
たのプリペイドSIMカードと同様にDTACのHappy SIMも特別な番号に発信することによって、各種設定や状況確認を行います。重要なコマンドは下記の4つです。
- *101*9#: 残高・有効期限の確認
- *102*9#: 自分の電話番号と、アクティベートしてからの経過期間の確認
- *103*9#: 現在のプラン(プロモーション)の確認
- *101*4*9#: インターネットパッケージの残高確認(これはSMSで通知されます)
ちなみに共通してついている「*9」というのは、英語で表示してもらうためのものです。「*9」は省略できますが、その場合は表示されるメッセージがタイ語になって何がなにやらわかりませんので、注意してください。
なお、上記のコマンドは海外ローミング中(日本でDTACのHappy SIMカードを挿している状態)でも使用可能です。
こんなのは覚えられない!という方には別の方法が2つあります。
メニューを使う
*100*9#を発信すると、メニューが表示されてさまざまな操作ができます。使い方は簡単で、表示されている番号を入力して「送信」を押すだけです。例えば、残高・有効期限を確認するなら最初に表示されるメニューで「2」を入力します。インターネットパッケージの残高確認は続けて「4」を入力します。
このメニューも海外ローミング中でも使用可能です。
実はもっとわかりやすい方法があります。実はDTACのプリペイドSIMカードを挿入すると、SIM Toolkitというアプリケーションが追加されます。ホーム画面をアプリ一覧画面に切り替えて最終ページを確認すると見慣れないアイコンが追加されているはずです。
このSIM Toolkitを起動すると、各種設定をボタンを選択していくだけで行うことができます(最初に英語・タイ語の選択ボタンが出るのでEnglishを選ぶこと)。
ただ、どうやらSIM ToolkitはDTACに接続しているときしか使えないようです。海外ローミング中ではSIM Toolkitのアイコンが出てきません(この記事は日本で書いているのでSIM Toolkitのスクリーンショットが取れないのです・・・)。
ちなみにこのSIM Toolkitというアプリは、他のプリペイドSIMカードを使った場合も有効になる場合があります(詳細はhttp://en.wikipedia.org/wiki/SIM_Application_Toolkit)。しかし、現地語しかサポートしいなくて使えないことも多々ある中、DTACのSIM Toolkitは英語・タイ語の2ヶ国語対応で非常に便利だと思います。
まとめ
今回はDTACのプリペイドSIMカードの基本的な使い方を紹介しました。
次回はデータ通信(インターネット接続)について紹介したいと思います。
コメント
SIM Toolkitは 日本でSoftBankにローミングしているときでも使えています。
SIM Toolkitはデータローミングしていなくても、SMSの仕組みで動いているようで、海外からでも通信料は無料みたいです。
コメントありがとうございます!
DTACのプリペイドSIMをセットして試してみましたが、やはり私が持っているドコモのAQUOS PHONE SH-12CではSIM Toolkitのアイコンは出ませんね。
インドネシアや他国のプリペイドSIMカードも試してみましたが、全滅です。
端末の問題か、キャリアの問題かもしれませんね。
ちなみに 端末はXperia Mini X10です。
なるほど・・・
いろいろSIMカードを試していたらドイツのO2という会社のプリペイドSIMカードを挿したら、SIM Toolkitがあらわれました!
ドコモだからNGとか、SH-12CだからNGとか言うわけではなく、携帯電話会社とSIMカードの組み合わせで決まるんでしょうか!?