前回は、ルーマニアでOrangeのプリペイドSIMカードを購入して、データ通信できるところまで確認しました。
今回はこのOrangeのプリペイドSIMカードをAQUOS PHONE SH-12Cに装着して使ってみた感想を紹介します。
データ通信速度
肝心のデータ通信速度をSpeedTest.Netというソフトを使って測定してみます。
ブカレストで通信速度の測定
プリペイドSIMカードを購入した都市ブカレストで通信速度を測ってみました。場所はブカレスト中心部よりやや南だったと思います。アンテナは全部立っています。
下りはまぁまぁですが、上りがかなり遅いですね。
基本的にデータの送信をすることは少ないので、実用上の影響は少ないかと思いますが、ちょっと気になります。
ブラショフで通信速度の測定
つぎにブカレストから北西に行ったブラショフという都市で測定してみました。確か測定場所は旧市街の方だったと思います。アンテナは1本かけていますが、とりあえず気にしないことにします。
ブカレストのときと比べて下りはだいぶ早くなっています。しかし上りが遅いのはそのままです。
もっと検証する必要がありますが、もしかしたらルーマニアのOrangeはかなり下り速度を重視して運営されているのかもしれません。
カバーエリア
ブカレスト、ブラショフ以外にも、スチャバやクルージュナポカ、コンスタンタというような地方都市にも行きましたが、どこも3Gで接続できました。非常にカバー率が良い気がします。
OrangeのWebページを調べると地図がでていました。
オレンジ色が濃いほど品質が良いそうです。3GとGSMの違いが分からないのですが、濃いオレンジが3G/GSMのサービスエリア、薄いオレンジはGSMのみのサービスエリアではないかと思います。
白いところは山岳地帯なので、登山でもしない限り行くことはないと思います。旅行者が行くところならほとんど圏内であると考えてよさそうです。
周波数
OrangeのWebページを調べていると、Q&AのところにOrangeが使用している周波数について書いてありました。
Q&Aの回答によると
- GSM/EDGE(2G): 900MHzと1800MHz
- WCDMA(3G): 900MHzと2100MHz
とのことです。曲者なのは900MHzを使用するWCDMAで、これに対応する国内スマートフォンはあまりなかったりします。
実際のところ私の使用しているAQUOS PHONE SH-12Cも900MHzのWCDMAには対応していません。
しかし、今回の私の経験では地方都市でもAQUOS PHONE SH-12Cで3G接続できたので、2100MHzでのWCDMAを中心にサービスが展開されているのではないかと思います。
まとめ
ルーマニアのOrangeのプリペイドSIMカードを使ったわけですが、カバー範囲もなかなか快適でした。上りの通信速度が遅いというのは気になりますが、実際のところはあまり気になりませんでした。
次回はもう少し細かい使い方を紹介したいと思います。
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