前回まではアルバニアのプリペイドSIMカードについて紹介しました。
今回からはアルバニアに続いて訪問したマケドニアです。これまた日本人がめったにいかなそうなマニアックな国です。その他の国については下記のまとめページを参照してください。
マケドニアに訪問したのは2013年5月になります。やや古い情報になるかもしれませんのでご注意ください。
ドコモのローミング情報
これまでと同様に、渡航前にドコモのローミング情報を確認します。
これで、ドコモ端末で確実に通信ができる携帯電話会社を把握することができます。また、3G対応やサービスエリアについても確認可能です。
ドコモのマケドニアでのローミング情報は下記のページから入手することができます。
2014年3月現在の状況は下記の通りです。
マケドニアではOneとVipの2社がローミング対象ですが、Vipの方は3G通信ができないとなっています。この点は要注意です。
Wikipediaの情報
Wikipediaには各国の携帯電話会社の情報がまとまっています。いつもどおり調べてみます。
マケドニアにはドコモのローミング対象の2社以外にT-Mobileが展開しており、このT-Mobileがもっとも大きな会社のようです。
周波数帯を確認してみます。私の持っているAQUOS PHONE ZETA SH-02Eの対応周波数は
- LTE: 2100(B1)/1500(B21)/800(B19) MHz
- W-CDMA(UMTS/HSDPA): 2100(I)/850(V)/800(VI/XIX) MHz
- GSM: 1900/1800/900/850 MHz
です。
注目すべきはT-Mobileの2100MHz帯です。Wikipediaの情報ではこの周波数でLTEを提供していることになっています。2100MHz帯のLTEは私のAQUOS PHONE ZETA SH-02Eでも対応しており、もしかしたらLTEが使えるかもしれません。
3Gについては3社とも一般的な2100MHz帯なので問題なく使えるはずです。
ただ、気になるのがVipです。3Gは900MHz帯と2100MHz帯でサービスしており、ドコモの端末なら2100MHz帯で3G通信ができるはずです。しかし、ドコモのローミング情報では3Gは使えないことになっています。これは推測ですが、Vipは3Gのほとんどをドコモ端末で使用できない900MHz帯で展開しているのではないかと思います。
このためVipのプリペイドSIMカードは避けたほうがよさそうです。
まとめ
今回は事前に調査したマケドニアのプリペイドSIMカード事情について紹介しました。
調べた感じではVipは避けたほうがよく、T-MobileとOneの2拓となります。どちらかの入手しやすいほうを購入するという行き当たりばったりのプランでマケドニアに向かうことにしました。
次回はマケドニアで実際にプリペイドSIMカードを購入したお話です。
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