前回はデンマークのLycamobileの初期設定を紹介しました。
今回はこのプリペイドSIMカードを使った様子を紹介します。
バンド(周波数)
短期間の滞在でしたが何度か周波数を確認してみました。
3G
LycamobileのプリペイドSIMカードをスマートフォンに装着した直後は3G(HSPA+)での接続だったので、このときに調べたところB1 (2100MHz)でした。
3GのB1はほぼすべてのスマートフォンで利用できるので、Lycamobileでは少なくても3Gは確実に使えると思って良いと思います
LTE (4G)
接続がLTE(4G)になったときに調べたのが下記の結果です。
ヨーロッパで一般的なB3 (1800MHz)でした。
コペンハーゲン空港で調べてみたところB20 (800MHz)をつかみました。建物内など電波が入りにくいところ用にプラチナバンドのB20を使っているようです。
データ通信速度
データ通信速度はspeednet.netというアプリで測定してみました。
3G
ステータスバーの表示が「3G」の時に測定しました。
3Gにしてはまずまずの数値が出ました。これくらいのスピードが出ればGoogle MapやWebサイトの利用は問題ないと思います。
4G (LTE)
LTEになったので測定しなおしてみました。測定場所はコペンハーゲン空港から数駅離れたホテルです。
結果はかなり高速な数値となりました。日本だとMVNO=遅いという印象があると思いますが、Lycamobileの場合は速度制限はないようです。
ただこれは早朝4時ぐらいに測定したので、使っている人も少なくかなり有利な条件だったと思います。
コペンハーゲン空港に移ってから測定してみると、4G (LTE)であるもののかなり遅い数値がでました。
空港のビルの中と言うことで若干電波が良くなかったことや、人が集まりやすいところと言うこともありますが、それにしてもイマイチです。
このときはカバレッジ重視のB20で接続してたということも遅い理由の一つだと思います。
混んでいる環境の場合はあまり期待できないかもしれません。
サービスエリア (カバレッジ)
今回はコペンハーゲン空港周辺の滞在だったカバレッジについては確認することができませんでした。
ただ、LycamobileはデンマークNo1のキャリアであるTDCのネットワークを利用しているので、カバレッジはかなり良いはずです。
ちなみにTDCのカバレッジマップは下記で確認できます。
この地図を見るとデンマーク全体で利用できることがわかります。
まとめ
今回はデンマークのLycamobileのプリペイドSIMカードを実際に使った様子を紹介しました。
最初は3Gで接続したのですが、しばらく待っていると無事にLTEで接続することができました。
ただ、データ通信速度は周囲の混雑度や電波状況にかなり影響されるようで、測定によって大きく変わることがわかりました。
次回はこのプリペイドSIMカードをデンマーク国外で使ってみます。
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