カナダでプリペイドSIMを使う その4: カナダでのモバイルインターネットを考える

前回はカナダのPublic MobileのプリペイドSIMカードをアクティベーション仕様としたことを紹介しました。

今回はカナダでの旅行者のモバイルインターネットについて考えたいと思います。

カナダのモバイルインターネット状況

カナダ編のその1で調べた結果では、カナダのモバイルインターネットは旅行者にはあまり優しくないと感じました。

今回は調査したカナダのプリペイドSIMカード事情について紹介します。実はカナダに行ったのは約1年前なので、今回新たに調べ直しました。カナダはポストペイが中心でプリペイドSIMカードは少ないようです。また、プリペイドSIMカードを入手してもデータ通信を行うには数千円の負担が必要そうです。

旅行者に優しくない理由としては

  • プリペイドSIMカードが一般的ではない
  • 短期間でデータ通信を行う場合の総額が高い
  • 使用している周波数がやや特殊 (B1やB3を使用していない)

という3点です。

調べてみるとLTEの2100(B1?)に対応しているキャリアもあるという情報も見かけました。

調べるところにより情報が異なり、正直なところ正確な情報がわかりません。

なんとかSIMカードを入手できても1GBの通信をするとなると5000円ぐらいの出費が必要になりそうです。

他国だと1000円程度で1GBのデータ通信を確保できることが多いので、これはちょっと高く感じます。

以前(2017年2月)ですと、Public Mobileを使うと10日間1GBで30カナダドル(2600円ぐらい)もあったのですが、これも値上がりしてしまいました。

カナダは大自然もあり観光大国ですが、モバイルインターネットという面では旅行者には優しくありません。

現地SIMカードを使う

ほとんどの国では現地のSIMカードを入手するのが、一番お得にモバイルインターネットを使うことができます。

しかし、上記のようにカナダでは現地SIMカードを利用する条件はあまり良くありません。

この選択肢はカナダの場合はお勧めできません。

どうしても現地SIMカードを利用したい場合は、

  • お持ちのスマートフォンがカナダの周波数に対応していることを確認する
    (最近のiPhoneなら大丈夫です、各キャリアの端末はキャリアのローミング情報を確認しましょう)
  • ある程度の出費は覚悟する
  • 日本のクレジットカードが使えないので現地でバウチャーを購入する手間を覚悟する

という気持ちで臨みましょう。

どのキャリアが良いかは難しいところですが・・・

日本キャリアのローミングサービスを使う

日本のキャリア(ドコモ・KDDI・ソフトバンク)はいずれもカナダでのローミングサービスを提供しています。

カナダにおけるNTTドコモの携帯電話による通話やネット(国際ローミング)の対応結果を表示します。お使いの機種により対応エリア/サービス/料金が異なるため、渡航前にご確認ください。
auのスマホ、ケータイ、タブレットはカナダでご利用いただけます。ご利用機種を選び、データ通信料や通話料金をご確認ください。
海外でソフトバンクのケータイ電話が使えるサービスエリアと、料金についてご案内いたします。海外パケットし放題とLTE国際ローミングのエリアと料金についてもご確認いただけます。

価格はドコモ(パケットパック海外オプション)・KDDI(世界データ定額)の場合は980円、ソフトバンク(海外パケットし放題)の場合は2980円となります。

いずれも24時間あるいは1日あたりの金額です。

ローミングサービスの場合は、SIM等の購入の手間はありませんし、いつも使っているスマートフォンがそのまま使えます。

ソフトバンクは高いですが、ドコモ・KDDIユーザの場合は短期間の滞在であればローミングサービスを使うのもありではないかと思います。

ローミング対応SIMを入手する

カナダ現地のSIMは旅行者には使いにくいですが、他国で発行されたSIMをカナダで利用するという手もあります。

このようなローミング利用を前提としたSIMカードは日本のAmazonでも購入することができます。

中でもお勧めできるのがタイのAISというキャリアのFly2SIMという商品です。

Best Deal! Travel across Europe & USA with SIM2Fly Super Savings. Unlimited Data with Max Speed for 3GB, 15 Days Just 899 Baht.

このSIMは「Asia&Australia」と「Europe USA & Other」という二つのバージョンがあり、「Europe USA & Ohter」はカナダでも利用することができます。

利用条件は、15日間で4GBまでとなります。

これなら2週間のながめの旅行もカバーできるはずです。

このAISのFly2SIMはタイ国内で899バーツ(約3000円)で販売していますが、日本のAmazon等でも3500円前後で購入することができます。

AISのSIM2Flyは利用レポートも多いので安心して利用できるのではないでしょうか。

また探すともう少し安めで環珠通というプリペイドSIMカードも15日間使えるようです。ただこちらは情報が少なくちょっと不安があります。

事前購入をする・現地でSIMを入れ替える必要がある・トラブル時は自分で対応する必要がある、という条件になりますが、カナダの周波数に対応しているスマートフォンをお持ちの方はローミング対応SIMを入手するのが一番安いのではないかと思います。

レンタルモバイルルータを利用する

空港に行くと多くのレンタルモバイルルータのお店があります。

スマートフォン操作に詳しくない方に最適なのがモバイルルータサービスです。

スマートフォンの対応周波数を気にすることがないというのもメリットです。

ここでは7日間で料金を計算してみました。保険料などの追加料金は無視しています。

サービス事業者 ネットワーク 基本料金
手数料
プラン 7日間合計
イモトのWi-Fi LTE 500円 500MB 1580円/日 ¥11,560
3G 500MB 980円/日 ¥7,360
jetfi LTE 0円 300MB 420円/日 ¥2,940
500MB 580円/日 ¥4,060
Wi-HO! LTE 540円 250MB 850円/日 ¥6,490
500MB 1150円/日 ¥8,590
エクスモバイル LTE 0円 300MB 850円/日 ¥5,950
500MB 1100円/日 ¥7,700

業者によりかなり値段に違いがあることがわかりました。

空港でのオフィスの数なども変わってくると思うので、料金だけで比較するのはフェアとは言えませんが、安いところを選べば3000円程度でカナダでモバイルネットワークを使うことができます。

モバイルルータを利用する場合は、余分な機器を持ち歩いたり充電したりする手間はありますが、スマートフォンの対応周波数などを気に説使うことができるのはメリットでしょう。

また、レンタルではありませんが、グローカルネットという海外で使えるモバイルルータサービスもあります。

こちらは私もカナダで利用して問題ありませんでした。

今回はGLOCAL NETのWi-Fiルーターをカナダとメキシコで使った時の様子を紹介します。カナダ・メキシコともに通信速度は十分に出て快適にインターネットを使用することができました。また国をまたいでも設定の変更が一切必要なく非常に簡単だったのも印象的です。

あきらめる

最後はモバイルインターネットの利用を諦めるという選択肢です。

多くのホテルではWi-Fiが使えるので、インターネットを使うのはホテルのみと割り切ってしまうのもありだと思います。

日中はSNSのことなど忘れて、カナダの大自然を満喫しましょう。

まとめ

今回はカナダでのモバイルインターネットを利用を考えてみました。

カナダは他国と比べて現地SIMカードの利用がお買い得ではありません。日本のキャリアのローミング・ローミング対応プリペイドSIM・モバイルルータサービスなどから選ぶと良いでしょう。

次回は国を変えて中東・オマーンのプリペイドSIMカード情報です。