今回は以前紹介した8K 360度VRカメラ Pilot Eraの続報です。
前回の記事は下記になります。
All-In-One 38 360度 VR カメラ Pilot Era
今回紹介するのは下記のプロジェクトです。
この製品は「世界初の真のオールインワン360度VRカメラ」を名乗っています。
特徴を箇条書きにすると次の通りです。
- ライブビューや操作が可能な大型タッチスクリーンを搭載
- AndroidベースのOSを採用
- カメラ内で8K 24FPS/6K 30FPSのステッチングが可能
- 8Kフォトのオプティカルフローによるステッチング
- 単独でWi-Fi・Ethernet・4Gでの4K 30FPSのライブストリーミングをサポート
- Googleストリートビューへのダイレクトアップロードに対応
- 512GBのストレージと3.5時間のバッテリー寿命
これまでも多くの360度カメラやVRカメラが発売されてきました。
これまでの360度/VR撮影用のカメラ製品は
- ThetaやInsta360 ONEのような5万円程度の一般ユーザ向けの製品
- Insta360 Proのような 30万円を超えるプロ用(コンテンツ製作用)の製品
の2系統がありました。
今回紹介するPilot Eraはこの間を埋める製品です。
ThetaやInsta360 ONEに比べれば格段に大きくなりますが、その分、タッチパネルディスプレイを搭載して使い勝手を向上させています。
また、本体単体で8K 360動画のステッチングができたり、4K 360動画のストリーミングができることもうりになります。
このためイベントなどにPilot Eraを設置すれば、その場の雰囲気をそのままリモートのユーザと共有することができます。
これまでは高精細な360度動画をストリーミングするためには大きな機材が必要でしたが、Pilot Eraでは単体で行うことができます。
このため、イベントなどで大活躍してくれそうです。
Pilot Eraの詳細なスペック
いま明らかになっているハードウェアスペックは次の通りです
センサー | 12MP ソニー製CMOSセンサー×2 |
---|---|
レンズ | F2.2 非球面フィッシュアイレンズ×4 |
スクリーン | 3.1インチ 800×480 TFT液晶ディスプレイ (マルチタッチ対応) |
OS | Android-based Pilot OS |
メモリ・ストレージ | 4GB RAM + 512GB UFS ROM |
動画記録 | リアルタイムステッチング |
8K 7680*3840@7fps | |
6K 5760*2880@15fps | |
4K 3840*1920@30fps | |
2K 1920*960@30fps | |
カメラ内ステッチング | |
8K 7680*3840@24fps | |
6K 5760*2880@30fps | |
4K 3840*1920@30fps | |
静止画記録 | 8192×4096 |
6144×3072 | |
4096×2048 | |
フォーマット | 静止画 MP4 |
静止画 JPG | |
オーディオ | ステレオ |
ライブストリーミング | サーバ内蔵 (プロトコル: RTMP) |
4K@30fps | |
2K@30fps | |
設定 | HDR / ISO / EV / WB / stitch focus |
ジャイロスコープ | 9軸 高精度ジャイロスコープ |
GPS | 高精度GPS内蔵 |
バッテリー | 7200mAhリムーバブルバッテリー |
約3.5時間動作可能 | |
5V/3A充電 | |
インターフェース | 100M / 1000M Ethernet |
USB-C(充電・ファイル転送) | |
無線 | 802.11a/b/g/n/ac 2.5GHz・5GHz |
4Gモバイル通信 (SIM card) | |
Bluetooth 4.1 | |
アプリ | Pilot Go mobile App (IOS・Andriod) |
サイズ | 159×61.4×61.4 mm |
重量 | 690グラム |
ちょっとサイズが大きいのが気になりますが、プロ用のInsta360 Proに比べたらずっと小型です。
カバンに入れて持ち運ぶ分なら問題ないでしょう。
クラウドファンディング
Pilot Eraはクラウドファンディングプラットフォームとして大手のIndiegogoを利用してます。
現時点では「SUPER EARLY BIRD」として最初の50ユーザ限定で1799ドル (日本円では約197,866円)で出資を受け付けています。
ただこの記事作成時点で既に42ユーザが出資していて、残り8ユーザとなっています。
クラウドファンディングは基本的に早い段階で出資したユーザがお得になっています。というのもそれだけリスクとっただけメリットがあるということです。
もちろんこの50名を逃しても出資するチャンスはありますが、価格はやや高くなることが予想されます。
興味がある方はこのチャンスを逃さないようにしましょう!
まとめ
今回は8K 360度VRカメラ Pilot EraのクラウドファンディングがIndiegogoで開始したことを紹介しました。
これまでThetaやInsta360 ONEでは物足りなく感じる方には、Pilot Eraは魅力的なスペックを備えていると思います。
先着 50名限定で 1700ドル(197,866円)で出資可能ですのでこのチャンスを逃さないようにしましょう。
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