VPSの移転先のレンタルサーバーを検討する

VPSの導入と設定
スポンサーリンク

前回はAndroidスマホのGoogle Pixel 4の話題を紹介しました。

今回は話題を変えてサーバーのお話です。

スポンサーリンク

このサイトのサーバーの構成

このブログは最初はServersMan@VPSというVPSサービスを使ってスタートしました。

ServersMan@VPSのセットアップ その1: ユーザの作成とSSHの設定
今回はServersMan@VPSを契約したら最初にやっておくべきこととして、ユーザの作成とSSHの設定を紹介します。SSHを鍵認証方式に変更するのは若干面倒ですが、セキュリティ向上のため行っておくことをお勧めします。

ところが使用しているうちにスペック上の不満を感じ、VPSサービスをいろいろ比較した上で、お名前.com VPSを利用することにしました。

VPSの移転先を検討する
今回はServersMan@VPSからサイトを移転する先のVPSサービスについて検討します。 条件を明確にして、国内でKVMを使っているサービスを比較したところ、お名前.com VPSが最も自分の用途に合っていることがわかりました。
お名前.com VPSへ移転 その1: VPSの申し込み
今回はお名前.comのVPSサービスに申し込んで標準OSをセットアップしてみます。 ログインして調べてみるとCPUがCore2だったりカーネルが古かったりちょっと気になるところはあるものの、動きは軽快です。

契約したプランは「メモリ2GBプラン」で価格とスペックは次のようになっています。

Screen_20205125250_00

2015年で契約した当時はこれで問題なかったのですが、5年も経つとさすがに厳しくなってきました。

特に問題となるのはメモリが2GBと少ないことと、ストレージがSSDではなくHDDであることです。

HDDのレスポンスの遅さを補うためにRAMディスクを作成して、WordPressのキャッシュをRAMディスクに置いたりしてしのいできました。

WordPress高速化: NginxのプロキシキャッシュをRAMディスクに移す
今回はWordPressの高速化を目指してNginxのプロキシキャッシュにRAMディスクを使用する設定を行います。キャッシュ中のデータをRAMディスクにおくことでHDDのアクセスを減少させることできます。実際にデータを見るとRAMディスクを利用するようになってからディスクアクセスのレイテンシが減少しました。

しかし、RAMの少なさはかなり厳しく、モニタリングしてみるとスワップが発生している状況でした。下記のグラフの赤い部分がスワップとして吐き出されているメモリサイズです。

Screen_202051312_00

1年契約のお名前.com VPSもそろそろ更新時期なので、サーバを変更しようと思い立ちました。

スポンサーリンク

VPSの移転先の検討

まずは他のVPSサービスを調べてみました。移転先と考える希望スペックは次の通りです。

現在のスペック
(お名前.com VPS )
希望のスペック
仮想化方式 KVM KVM
RAM 3GB 4GB
CPU 仮想2コア 仮想3~4コア
ストレージ HDD 200GB SSD
100GB以上
IPv6 なし できればあり
月額 1100円 現状の2倍くらい

ググって出てきたのVPSを整理したのが下の表です。RAM 4GB以上でストレージ100GBのプランです。

KAGOYA WebAREANA さくら Conoha mixhost
仮想化方式 KVM KVM 不明 不明 KVM
RAM 4GB 4GB 4GB 4GB 4GB
CPU 仮想4コア 仮想4コア 仮想4コア 仮想4コア 仮想4コア
ストレージ SSD 100GB SSD 100GB SSD 200GB SSD 100GB SSD 160GB
IPv6 あり なし あり あり なし
月額
(12ヶ月契約時)
3850円 2880円 3600円 3280円 3282円

当然ではありますが、スペックを向上させると費用も高くなります。大体2倍程度と考えていたのですが、それ以上の価格アップになりそうです。

VPSの自由さは魅力ですが、この価格差にはちょっと躊躇してしまいました。

レンタルサーバーの調査

VPSではなくレンタルサーバーを借りると費用は変らずスペックを大幅に向上させることができます。

もちろんVPSに比べると自由度は少なくなってしまいます。

現状は私がVPSを使ってやっていることをまとめると次の通りです。

  • Nginx + WordPress
  • Let’s encryptによるSSL化
  • メールサーバ
  • 自作Perlプログラムの実行
  • WP-CLIの利用
  • VPSのストレージをネットワークドライブとして利用 (VPN + Samba)

調べてみるとこれらのことは多くのレンタルサーバーでできそうな気がしてきました。WP-CLIの利用とネットワークドライブ化だけがレンタルサーバーでできるかどうか不安でしたが、ダメらなら何か代替策を考えようかと思います。

私が調べたレンタルサーバーは次の通りです。

カラフル
ボックス
ロリポップ XSERVER Conoha Wing mixhost お名前.com
プラン名 BOX2 ハイスピード X10 ベーシック スタンダード RSプラン
メモリ 4GB 不明 不明 不明 4GB 不明
ストレージ SSD 200GB SSD 200GB SSD 200GB SSD 250GB SSD 250GB SSD 250GB
仮想CPU 4コア 不明 不明 不明 4コア 不明
転送量 3TB/月 200GB/日 無制限 4.5TB/月 4.5TB/月 4.5TB/月
Webサーバ Litespeed Litespeed nginx nginx Litespeed nginx
DB制限 無制限 不明 50個 60個
1個あたり1GB
無制限 無制限
バックアップ 無料 復元有料 無料 無料 無料 無料
初期費用 無料 無料 3000円 無料 無料 無料
試用期間 30日 10日 10日 申し込み月
無料
返金30日 30日
月額
(12ヶ月契約時)
1060円 1000円 1000円 900円 980円 980円
その他     ドメイン
無料
ドメイン
無料
ドメイン
無料
ドメイン
無料

ちなみにWordPressを前提としている場合は、WordPressテーマのSimplicityとCocoonで有名なわいひらさんの記事がとても役に立ちます。

WordPress初心者におすすめなサーバーは4つだけ説。主要12社比較
これからサイト始めるぞ! という場合、まず必要となるのが「レンタルサーバー選び」です。 サイトを始めるにあたっ…

移転先の決定!

いろいろ比較して検討した結果、今回はmixhostのスタンダードプランを利用してみることにしました。

新たにドメインを取得したかったので、まずXSERVER・Conoha Wing・mixhost・お名前.comの4社に絞り込みました。

この中からmixhostを選んだ理由は次の通りです。

  • Conoha Wing
    データベースサイズの上限が1GBということで厳しいため除外。
  • XSERVER
    慣れているnginxを採用と言うことで魅力的だったのですが、初期費用が気になるため除外。
  • お名前.com
    手持ちのドメインを持ち込んでもドメイン管理費無料と言うことで魅力的だったのですが、1プランのみでプラン変更ができないのと、情報が少ないため除外。

というわけでやや消去法気味ですがmixhost にすることにしました。

まとめ

今回はこのブログを開設しているお名前.comのVPSの移転先のレンタルサーバーを検討したことを紹介しました。

レンタルサーバーはVPSより自由度は落ちますが、同じ費用でスペックが上のサーバーを借りることができます。

いくつかのサービスを比較した結果、今回はmixhostを使って見ようと思います。

次回はmixhostとの契約から始めたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました