前回はビックカメラで購入したBIC SIM powered by IIJの通信速度を紹介しました。このSIMはIIJのIIJmioのビックカメラ向けのパッケージになります。
今回はこのビックカメラ版のIIJmio(みおふぉん)についてくる無料の公衆無線LANサービスについて紹介します。
BIC SIMの公衆無線LANサービス
通常のIIJmioには公衆無線LANサービスはついてきませんが、IIJmioのSIMカードをビックカメラで購入(名称はBIC SIM powered by IIJになります)すると無料で公衆無線LANサービスを利用することができます。
BIC SIMのサイト(https://www.iijmio.jp/bicsim/welcomepack.html)からこの公衆無線LANサービスに関するQ&Aの部分を引用します。
「IIJmioウェルカムパック for BIC SIM」を購入すると、「公衆無線LANサービス Wi2 300」が使える特典が付いてくると聞きました。- 「公衆無線LANサービス Wi2 300」は、ビックカメラグループが独自に用意した特典です。特典に関する詳細は取り扱い販売店や「Wi2 カスタマーセンター」にお問い合わせください。
ご利用前に「IIJmio高速モバイル/Dサービス」のご契約手続きを行ってください。その他、特典のお申し込み方法や注意事項は「IIJmioウェルカムパック for BIC SIM」に同封されているご案内の書面をご確認ください。
- ※「公衆無線LANサービス Wi2 300」は、株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレスが提供致します。
- ※「公衆無線LANサービス Wi2 300」のお申し込みやご利用方法に関しては、「Wi2 カスタマーセンター」までお問い合わせください。
- ※「公衆無線LANサービス Wi2 300」のお申し込みにはご購入頂いたSIMカードに記載の電話番号とICCIDが必要です。「IIJmioウェルカムパック for BIC SIM」のパッケージに同封されていたSIMカード以外でのお申し込みはできませんので、ご注意ください。
- ※「IIJmio音声通話パック for BIC SIM」をご購入のお客様は、ご契約後すぐに「公衆無線LANサービス Wi2 300」をお申し込みいただくことはできません。「公衆無線LANサービス Wi2 300」をお申し込みの際は、弊社から送信する「ready to start」のメール及び到着後のSIMカードに記載されたICCIDをご確認ください。
- ※「IIJmio高速モバイル/Dサービス」をご解約された場合は、「公衆無線LANサービス Wi2 300」も自動的にご解約となります。
ポイントは
- Wi2 300という公衆無線LANサービスが無料で使える
- 音声通話機能付きSIMを店頭で購入した場合は公衆無線LANサービスの申し込みには1週間ほど待つ
という点です。Wi2 300を普通に申し込むと月額362円するのでBIC SIMのお得さがわかると思います。
私は音声機能付きのSIMを購入したので、ここに記載してある通り1週間ほど待つことにしました。この1週間というのはどうも購入したSIMの情報がWi2 300のほうに届くのを待つ時間のようです。
ユーザ登録
BIC SIM powered by IIJを購入して1週間ほどたったら
にアクセスします。
ここで「ログイン情報を取得する」をクリックします。
するとユーザ情報の入力画面になるのでメールアドレスなどを入力していきます。
戸惑うとすると一番下の「ICCID」でしょう。これはSIMカードがついていた台紙か、SIMカード自体に印刷されています。SIMカードの場合は3行になっているので左上から横に読んで入力してください。
「入力内容を確認」を選択すると、入寮した内容が表示されますので「利用規約に同意して申し込む」を選択すると申し込み完了です。
Wi 300を使うための設定
ユーザ登録をした後にWi 300を実際に使うには次のステップが必要です。
- 所定のSSIDのアクセスポイントにWi-Fiで接続する
- Webブラウザを開いて表示されるページでWi 300でのユーザ名とパスワードを入れる
「所定のSSID」とそのネットワークパスワード(セキュリティキー)は、ユーザ登録後に送られてくるメールに書いてあります。
しかし、これらを手動でやるのは面倒ですので、Wi 300が提供しているアプリ(Wi2 Connect)を導入しましょう。
Wi Connectの導入
まずはGoogle ConnectからWi2 Connectというアプリをインストールします。
インストールを完了したらウィジェットの作成画面を呼び出し「Wi2 Connect」を選択します。インストールしただけではアイコンが出てきませんので必ずウィジェットを作成してください。
できたウィジェットをタップすると以下のような設定画面が出るので真ん中の「Wi2 300設定」をタップします。
Wi2 300の設定画面では「ログインID」と「パスワード」を設定します。
いずれもユーザ登録のときに設定したものです。ログインIDについては末尾の「@wi2」の入力は不要です。
Wi2 Connectをインストールすると、Wi 300で使えるアクセスポイント(SSID)とそのネットワークパスワード(セキュリティキー)が自動的に設定されます。
そのため、Wi2 connectの設定で「自動ログイン」になっていて、なおかつ、AndroidのWi-FiをONにしっぱなしにしていると、Wi2 300が使える場所に来ると自動的につながるようになります。
Wi2 Connectの調整
上述の通り、Wi2 Connectをインストール&設定して、Wi-FiをONのまま持ち歩いていると自動的にWi2 300のWi-Fiが使えるようになります。
しかし、一つ問題があります。この運用だとWi2 300の追加料金必要のアクセスポイント(オプションエリア)にもつながってしまうのです。
追加料金必要のアクセスポイントにつながってしまうと1時間100円のオプションエリアチケットを買わないとインターネット通信をすることができません。
これがうっとうしい場合はAndroidの「設定」→「Wi-Fi」で出てくる「Wi2premium」と「Wi2premium_club」を削除してしまいましょう。
削除は、削除したいアクセスポイントを長押しして「ネットワークを切断」を選択すればOKです。
実際の使い勝手
さて期待のBIC SIMの公衆無線LANサービス(Wi3 300)ですが実際使ってみたとろ・・・あんまり活用することができませんでした。
何と言っても私の活動範囲に無料で使えるアクセスポイントがなかったのです・・・
「駅で電車待ちの時につなげてデータをダウンロード→電車内で読む」という使い方を想定していたのですが、私が使う駅はすべて追加料金必要のアクセスポイントになってしまっていました。
ファーストフードやスターバックスなどは追加料金が不要なので、よく利用する方は便利だと思います。
まとめ
今回はBIC SIM powered by IIJを契約すると追加料金なしで利用できる公衆無線LANサービスについて紹介しました。
行動エリア・パターンによっては有効に活用することができないかもしれませんが、追加料金が不要なのでセットアップだけはしておきましょう。
次回はIIJmioのSIMカードとEvernoteプレミアムの謎の関係について紹介します
コメント