前回は中華フィットネストラッカーHuawei Honor Band 3の画面を紹介しました。
今回はこのHuawei Honor Band 3とXiaomiのフィットネストラッカーであるMi Band 2を比較してみたいと思います。
比較は左腕にHuawei Honor Band 3とMi Band 2の両方を装着することで行いました。
比較したXiaomi Mi Band 2については下記でレビューしているの参考にしてみてください。
歩数の計測
まずは1日の活動状況の測定結果です。
Huawei Honor Band 3
Huawei Honor Band 3では「歩数 8213歩」「カロリー 299kcal」「距離 6.33km」となりました。
この日の詳細な活動状況は次のようになります。
Xiaomi Mi Band 2
同じ日を測定したXiaomi Mi Band 2では「歩数 7863歩」「カロリー219cal」「距離6.0km」となりました。
歩数と距離についてはHuawei Honor Band 3との違いは誤差程度と考えてよいと思います。
消費カロリーについてはHuawei Honor Band 3が299kcal、Xiaomi Mi Band 2が219calと単位自体が違っています。おそらくXiaomi Mi Band 2の219calは219kcalの間違いではないかと思います。
この日の詳細な活動状況は下記のようになります。
18時前後の部分などちょっとグラフの形状が違いますが、これはXiaomi Mi Band 2の方のグラフの方が細かいからのようです。
なお、Xiaomi Mi Band 2 (というかMi Fitアプリ)では活動状況はより詳細に表示され、早歩きしたのかゆっくり歩いたのかがわかるようになっています。
睡眠時間の計測
睡眠時間も両方のフィットネストラッカーとつけた状態で生活することで測定してみました。
Huawei Honor Band 3のTruSleep機能はオフにしてあります。
Huawei Honor Band 3
Huawei Honor Band 3での測定データは次の通りです。
Huawei Honor Band 3によれば、就寝が3:23、起床が7:29、さらにお昼過ぎに15分の昼寝があり、合計睡眠時間は4時間18分です。
また、睡眠の内訳は深い睡眠が1時間42分、浅い睡眠が2時間36分(昼寝の15分を含む)となります。
Xiaomi Mi Band 2
同じ日のXiaomi Mi Band 2の睡眠データは下記になります。
Xiaomi Mi Band 2によれば、就寝が3:14、起床が7:27で、睡眠時間は4時間13分です。
また、睡眠の内訳は深い睡眠が1時間27分、浅い睡眠が2時間46分です。
比較してみると、若干のずれはあるものの、概ね同じということができます。
グラフを見ると浅い睡眠・深い睡眠の切り替わりはHuawei Honor Band 3の方が細かくなっていますが、時間を合計すると似たような数字となりました。
ただHuawei Honor Band 3はちゃんと昼寝まで検出したのがすごいところです。
この昼寝は横になったわけではなく、つけにうつ伏せになって仮眠をとっただけなのですが、正確に測定されました。
Huawei Honor Band 3は1日24時間のどのタイミングで睡眠してもちゃんと検出してくれますが、Xiaomi Mi Band 2は夜間のみを睡眠として検出するようです。
例えば昼過ぎにベッドで横になって本格的に睡眠をとってもXiaomi Mi Band 2では睡眠として計測されません。
これは製品としての設計思想の違いのようです。
心拍数の計測
Huawei Honor Band 3では心拍数を継続して測定することができ、下記のようにアプリでグラフを表示させることができます。
しかし、Xiaomi Mi Band 2には残念ながらこのような機能はありません。
後述するようにランニングなどのアクティビティ中に心拍数を記録する機能はあります
これはMi Band 2自体には心拍数の測定する機能はある物の、測定した心拍数を保存しておくためのメモリがないからのようです。
ただ、サードパーティーアプリのMi Band Tools(有料)を使うことで心拍数の記録ができるようになります。
Xiaomi Mi Band 2を使用していて心拍数を測定してみたい方は試してみてください。
アクティビティの計測
最後にアクティビティの計測状況を比較してみたいと思います。
これも両方を腕につけてウォーキング状況を記録してみました 。
Huawei Honor Band 3
5分ほどのウォーキングでしたがHuawei Honor Band 3での測定結果は下記のようになりました。
本来はGoogle Mapに移動経路を重畳表示できますが、この画面では地図表示をオフにしています。
0.46kmを5分2秒で歩き、32kcalを消費したことになっています。
チャートを表示させると次のようになります。
心拍数は平均で120回/分、最大で131回/分で、有酸素運動の領域だったのは2分間となっています。
歩数のグラフも表示されます。
また、詳細データは下記の通りです。
このアクティビティでの歩数なども計測されていることがわかります。
Xiaomi Mi Band 2
続いてXiaomi Mi Band 2での測定結果です。
本来はGoogle Mapに移動経路を重畳表示できますが、この画面では地図表示をオフにしています。
時間や距離は若干違いがありますが、誤差と考えてよいと思います。
実際のところアクティビティの開始・停止の操作をする際には各アプリを操作しなければ行けなかったのでこの程度のずれは出ると思います。
Xiaomi Mi Band 2(というかMi Fitアプリ)でもグラフを表示させることができます。
表示されるグラフは「速度」「心拍数」「高度」です。
Mi Band 2には心拍数を保存するメモリはないようですが、アクティビティ中は心拍数データをスマホに随時転送することで、心拍数の記録をとってくれます。
Huawei Honor Band 3と共通なのは心拍数です。
比較してみると若干値は異なり、Huawei Honor Band 3の心拍数が高くなっているように見ます。ただ、装着位置に違いがあり厳密に比較はできない気もします。
なお、高度については、Xiaomi Mi Band 2に高度計(気圧計)がついているわけではないので、GPSデータから生成したのだと思います。
また、アクティビティの詳細データは下記のようになります。表示されるデータの種類はほぼ同じようです。
既に後継モデルのMi Band 4が発売されているので、いま購入するならMi Band 4 (グローバルバージョン/インターナショナルバージョン)がお勧めです。
まとめ
今回は中華フィットネストラッカーHuawei Honor Band 3をXiaomiのMi Band 2と比較してみました。
両製品とも十分なデータを測定できますが、Huawei Honor Band 3の方が睡眠時間の測定や、心拍数の測定で優れいているということができるのではないかと思います。
次回はHuawei Honor Band 3をしばらく使った感想を紹介します。
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