前回はさまざまな方法でNexus7を充電して、その充電時間の違いを調べました。
前回は基本的には電源コンセントがある状態を想定していましたが、そうそう都合よく電源コンセントがあるとは限りません。
今回は移動中を想定して、自動車内の充電について調べたいと思います。
自動車内での充電方法
自動車内で充電するには当然それなりの機材が必要です。
一般の車から取れる電源としてはシガーソケットの12V電源があります。この電源を使ってNexus7を充電するには主に二つの方法があります。
- 変圧器・インバータを使用してシガーソケットの12V電源を家庭用100Vに変換、あとは家庭内と同様にUSB ACアダプタを使って充電
- シガーソケットの12V電源を5VのUSB電源に変換、あとはmicroUSBケーブルを使って充電
1の方法は電源の変換回数が増え非効率(しかも直流→交流→直流と変換することになる)なこと、変圧器が数1000円するなどイマイチ使い勝手が良い方法ではありません。
自動車内でノートPCを使いたい、というような場合でない限り1の方法は有効でない気がします。
今回はタブレットNexus7の受電だけなので、今回は2の方法を試したい思います。
USBカーチャージャーの購入
というわけで、シガーソケットの12V電源をUSBに変換するものを購入します。これは「USB カーチャージャー」と検索するとでてきます。
今回、私は購入条件として下記を設定しました。
- スマホとタブレットの同時充電を考えてUSBが2ポートあること (同時にスマホを充電するかもしれないので)
- Nexus7の充電時間を短縮するために、2A(2000mA)出力ができること
アマゾンや楽天を検索した結果、今回は下記の製品を約800円で購入しました。
使い勝手
使い方は簡単です。車のエンジンをかけて、USBカーチャージャーをシガーソケットに挿入します。
あとはmicroUSBケーブルでUSBカーチャージャーとNexus7をつなげるだけです。
しかし1点だけワナがあります。
Nexus7付属のUSBケーブルでは充電できないのです。おそらく他のデータ通信対応のmicroUSBケーブルでもダメでしょう。
ここは充電専用のmicroUSBケーブルを使いましょう。車によってはNexus7を置く場所がない可能性もあるので、USB延長ケーブルを用意しておくのも良いでしょう。
充電専用のmicroUSBケーブルでNexus7とUSBカーチャージャーを接続すると、バッテリーアイコンに充電マークがでて問題なく充電が始まるはずです。
ちょっと充電時間が短いですが、中央の赤い部分がUSBカーチャージャーで充電した部分です。問題なく充電できているのが分かります。
比較
今回のテストでは充電時間が短かったのですが、25分で6%回復しています。このペースだと50%回復させるのに3時間ほどかかる計算です。
このペースを前回の充電データと比較してみます。
ピンク色のラインがおおよその「3時間50%」のラインです。
購入したUSBカーチャージャーの出力は2000mAのはずなのですが、Nexus7付属のACアダプタに比べると充電に時間がかかっています。
それでも緊急避難用としては十分活用できそうです。
まとめ
今回は自動車内での充電を想定してUSBカーチャージャーを試しました。
ドライブ中に同乗者の暇つぶしなどで、自動車内でNexus7を活用する機会があるかたは、USBカーチャージャーを購入すると良いでしょう。
次回はバッテリつながりのNexus7の意外な使い道を紹介します。
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