今回は海外通販サイトのGeekBuyingでミニノートPCのOne Netbook One Mix 2Sの先行予約販売を介したことをお知らせします。
昨年のGPD Pocketからにわかに活気づいたミニノートPC市場ですがGPDに真っ向勝負を挑んでいるのがOne Netbookというシリーズです。
ミニノートPC(UMPC)について
ここではノートPCよりも一回り小さいノート型PCをミニノートPCと表現しています。
もっと一般的な用語で言えばUMPC (Ultra-Mobile PC)かもしれません。
スペック的にはディスプレイは6~9インチ程度のサイズでキーボードを搭載したWindows PCというところでしょうか。
日本ではVAIO type UというモデルがUMPCの代表的な製品と言えるでしょう。
ところがここ10年ぐらいは有力な新モデルがでておらず、また、スマートフォン・タブレットの台頭により、もはや死につつあるカテゴリのPCと考えられていました。
ところがこの流れを変えたがGPD Pcoketです。
7インチディスプレイでWindows 10が動作するキーボード付のミニPCとして人気のモデルとなりました。
そしてGPD Pocketのクローンとも言える製品を出したのが、One Netbookというシリーズです。
One Netbook One Mix 2S
今回、紹介するのはOne Netbookシリーズの最新モデルOne Mix 2Sです。
このOne Netbook One Mix 2S (以降、One Mix 2S)伸すペックを、兄弟モデルのOne Mix 2、ライバルのGPD Pocket 2と比較したのが下記の表です。
モデル | One Mix 2S | One Mix 2 | GPD Pocket 2 |
---|---|---|---|
写真 | |||
CPU | Intel Core M3-8100Y (デュアルコア, 最大3.4GHz) |
Intel Core M3-7Y30 (デュアルコア, 最大2.6GHz) |
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ディスプレイ | 7インチ タッチスクリーン 1920×1200 |
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RAM | 8GB RAM | ||
ストレージ | 256GB SSD (PCIe) |
128GB eMMC | |
拡張スロット | microSD×1 | ||
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac Bluetooth |
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拡張I/F | USB 3.0×1 USB Type-C×1 3.5mmオーディオ×1 microHDMI×1 |
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バッテリ | 6500mAh | 7000mAh | |
OS | Windows10 | ||
サイズ | 182×110×17mm | 181×113×14mm | |
重量 | 518g | 515g | 465g |
その他 | 指紋センサー | ||
価格 | 655.99ドル (クーポン「WYYXOMJR」) |
629.99ドル | 739.99ドル |
ライバルのGPD Pocket 2はRAM 4GBのモデルもありますが今回は省略しておきました。
上のスペック表では共通の仕様の部分はつなげたので、各モデルの違いがわかりやすくなっていると思います。
少なくてもOne Mix 2とOne Mix 2Sの違いは、CPUが第7世代のCore-M3プロセッサから、第8世代のCore-M3プロセッサに更新された点のようです。
以降One Mix 2Sの特徴を紹介していきます。
One Mix 2Sの特徴
それでは宣材を使用しつつOne Mix 2Sの特徴を、GPD Pocket 2との違いに着目しつつ紹介していきます。
まずはデザインおよびキーボードです。
UMPCなのでキーボードはちゃんとあります。
たださすがにサイズが小さいので一部のキーは省略あるいは他のキーとの組み合わせで入力することになります。
特にOne Mix 2Sでは右下の方のキーの配列がかなり苦しくなっているのがわかります。しかしこれはGPD Pocket 2も同様です。
One Mix 2SとGPD Pocket 2の違いはポインティングデバイスにあります。
One Mix 2SのBとNの間に、四角いパーツがあるがわかると思います。これがポインティングデバイスです。
以前はスティックタイプのポインティングデバイスだったと思いますが、One Mix 2Sはセンサーの上で指を滑らせてポインタの移動をするタイプになったようです。
おそらくこれは薄さを狙ったためと思います。
ライバルのGPD Pocket 2ではBとNの間のポインティングデバイスは省略されてしまいました。
キーボードを活用する方はこの位置にポインティングデバイスがあった方が使いやすいと思うので、キーボードの使いやすさはOne Mix 2Sの方が上のような気がします。
CPUは最新の第8世代Core M3プロセッサである、Core M3-8100Yを搭載しています。
兄弟機One MixやGPD Pocket 2が採用しているCore M3-7Y30にくらべ最大動作クロック(ターボブースト時)が3.4GHzに向上しています。
ターボブースト時なので常にこのような高クロックで動作するわけではありませんし、最大クロックがが出せるかどうかは温度などの条件も重要になります。
しかし、最大クロックが高いということはいざというときに頼りになります。高いにこしたことはありません。
ライバルGPD Pcoket 2との違いで注目したいのがストレージです。
ライバルのGPD Pocket 2のストレージはeMMCを採用していますが、One Mix 2Sで採用しているのはSSDとなります。
一般にeMMCとSSDでは高速なのはSSDです。
また、SSDの接続方式は標準的なSATAとより高速なPCIeがあり、One Mix 2Sで採用しているのは高速な方のPCIe接続です。
Windowsの使い勝手にはストレージの速度はかなり影響を与えます。
PCIe接続のSSDを採用したのはOne Mix 2Sにはかなりのアドバンテージになるのではないかと思います。
もう一つのGPD Pocket 2との大きな違いはそのボディです。
One Mix 2Sのディスプレイは360度回転差せることができます。
このため、ディスプレイをひっくり返してタブレットのように使うことができますし、テントスタイルにして映像を見ることもできます。
ただい、360度回転用のヒンジを採用したせいか、ボディの重量が増えてしまっているのが残念なところです。
個人的にはタブレットスタイルで使うことはなさそうなので、通常スタイルでもう少し軽い方が良かったなと思いますが・・・
またOne Mix 2Sには指紋センサーが付いています。これもGPD Pocket 2にはない機能です。
UMPCは持ち運びが多くなるデバイスなので、デスクトップPCより明らかにセキュリティが重要になります。
Windows10を指紋センサーでログインできるようにしておけば、多少はセキュリティがアップするのではないかと思います。
GeekBuyingでの先行予約販売
ここまで紹介してきがOne Mix 2Sですが、海外通販サイトのGeekBuyingでは早くもプリオーダー(先行予約販売)を受け付けています。
出荷は約1ヶ月後となりそうですが、いち早く入手したいという方は早めにプリオーダーしておくのがお勧めです。
なお、CPUがCore M3-7Y30でも問題ないという方は、One Mix 2もお勧めです。
価格は8000円近く安くなりますし、出荷も10日ほど早くなりそうです。
まとめ
今回は海外通販のGeekBuyingでミニノートPCのOne Netbook One Mix 2Sのプリセールを開始したことを紹介しました。
One Netbook One Mix 2Sは、CPUに第8世代のCore-M3プロセッサ、ストレージにPCIe接続のSSDと機能を強化してきました。
特にPCIe接続のSSDはライバルのGPD Pocket 2に対して大きなアドバンテージになるのではないかと思います。
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