その他の小技

ちょっとしたことですが、Debianを便利に使うための小技です。参考にどうぞ。

コンソールでのキーバインド変更

インストール直後の状態では、「A」の隣のキーがCAPS LOCKキーとなっていて、左下のキーがCtrlキーとなっています。私の好みではこれは逆にしたいところです。

X Window Systemでは割と簡単に変更できますが、コンソールではそれとは別の設定が必要です。

キーマップファイルの作成

/usr/share/keymaps以下にキーマップの設定ファイルありますので、これを変更することによって自分用のキーマップファイルを作ります。私は、PC/AT互換機で日本語キーボードなので、/usr/share/keymaps/i386/qwerty/jp106.kmap.gzを雛型として使います。

また、このファイルは圧縮されているので展開しておきます。

[plain toolbar=false gutter=false highlight_lines=”1,2,3″]
# cd /tmp
# cp /usr/share/keymaps/i386/qwerty/jp106.kmap.gz .
# gzip -d jp106.kmap.gz
[/plain]

キーマップファイルの書き換え

展開して出来たファイルjp106.kmapを編集します。編集するところは「keycode 29」というところと、「keycode 58」のところです。これ以外のところをいじってはいけません。

以下が変更した2個所です。

[plain]
keycode 29 = Caps_Lock
[/plain]
[plain]
keycode 58 = Control
[/plain]

新しい設定の反映

下記のコマンドを実行して、書き換えたキーマップファイルから
ブート時に適用される設定ファイルを生成します。
また、このコマンドを実行すると生成された設定ファイルをロードして、
変更が即座に反映されます。

[plain toolbar=false gutter=false highlight_lines=”1,2″]
# install-keymap jp106.kmap
[/plain]

sudoの利用

sudoは、root以外のユーザがroot権限でコマンドを実行できるようにするコマンドです。ちゃんと設定すれば、一部のコマンドのみをroot権限で実行できるようにすることも可能なので、研究室や会社などのマルチユーザ環境で便利だと思います(root権限を与えるユーザにrootのパスワードを教える必要がないのも便利なところです)。

個人で利用する場合でも、いちいちsuコマンドでユーザを切り替えるのは面倒なので、sudoを利用できるようにしておきましょう。

sudoのインストール

これも簡単です。以下のaptコマンドで一発でインストールできます。

[plain toolbar=false gutter=false highlight_lines=”1,2″]
# apt-get install sudo
[/plain]

sudo設定ファイルの編集

sudoの設定ファイル/etc/sudoersを編集して、root権限を与えるユーザを追加します。
しかし、このファイルを直接編集してはいけません。
編集専用コマンドvisudoを使って編集します。

[plain toolbar=false gutter=false highlight_lines=”1,2″]
# visudo
[/plain]

このコマンドを実行すると、viが立ち上がるので、最後の行に以下を追加します。xxxxxはroot権限を与えるユーザ名です。

[plain]
xxxxx ALL=(ALL) ALL
[/plain]

このように設定するとユーザxxxxxは全てのコマンドをroot権限で実行できるようになります(ちゃんと設定すれば個別のコマンドだけroot権限で実行できるようにするのも可能です)。

sudoの実験

では、実験してみましょう。まず一般ユーザで/etc/sudoersの中身を見ようとしてみましょう。エラーとなるはずです。

[plain toolbar=false gutter=false highlight_lines=”1″]
$ less /etc/sudoers
/etc/sudoers: Permission denied
[/plain]

次に、sudoコマンドを使ってやってみましょう。パスワードを聞かれるのでそのユーザのパスワードを入力します。

[plain toolbar=false gutter=false highlight_lines=”1″]
$ sudo less /etc/sudoers
[/plain]

これで、ちゃんと/etc/sudoersの中身が見えるはずです。

ちなみに、一回sudoでコマンドを実行すると、その後しばらく(10分ぐらい?)はパスワードを入力しなくても実行できるようになります。

NTPサーバの導入

NTPサーバは時刻をあわせるためのサーバです。時間がずれるとろくなことがないのでできるだけ導入すべきです。特にNFSでファイルを共有する場合などは、導入しておきましょう。

LAN内のマシンだけで同期してもいいのですが、常時接続ならばインターネット上の時刻サーバとも同期させることをお勧めします。

インストール

ntpdateパッケージと、ntp-serverパッケージ(Woodyの場合はntp-simpleパッケージ)をインストールします。ntpdateは起動時に時刻を修正するパッケージで、ntp-serverは常駐して時刻のずれを補正するパッケージだと思えばよいです。

[plain toolbar=false gutter=false highlight_lines=”1″]
# apt-get install ntpdate ntp-server
[/plain]

同期するNTPサーバの指定

ntpdateが時刻の問い合わせを行うサーバは、/etc/default/ntpdate(Woodyの場合は/etc/default/ntp-servers)というファイル内の、
NTPSERVERSというところで設定します。LAN内にNTPサーバが既に動いていればそのサーバのホスト名を、ない場合はインターネット上の時刻サーバを設定します。インターネット上の時刻サーバはntp1.jst.mfeed.ad.jp, ntp2.jst.mfeed.ad.jp, ntp3.jst.mfeed.ad.jp等があります。

ntp-serverが同期するサーバは、/etc/ntp.confというファイル内で行います。このファイル内でserverと言う文字のあとに同期するサーバのホスト名を書きます。複数個のサーバを記載しておいた方が良いようです。

動作開始

まずは、ntpdateを一度実行してから、ntp-serverを起動します。

[plain toolbar=false gutter=false highlight_lines=”1,2,3″]
# /etc/init.d/ntpdate start
# /etc/init.d/ntp-server start (Sargeの場合)
# /etc/init.d/ntp start (Woodyの場合)
[/plain]

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