前回までは中華スマートウォッチをレビューしていましたが、一休みしてモバイルバッテリーの紹介をしたいと思います。
今回はモバイルバッテリーの紹介です。
ROMOSSのウサギ型バッテリ-
スマートフォンを持っていると気になるのがバッテリーの残容量です。
外出先でバッテリー切れになったときに活躍するのがモバイルバッテリーです。
今回紹介するのはROMOSS社のモバイルバッテリーです。ROMOSS社はモバイルバッテリーや充電器などの生産や販売を行っている会社で、アジアを中心にアメリカ・ヨーロッパでも製品を販売しているそうです。
今回のレビューでは「Lovery elf」という商品名のついたちょっとかわいいウサギ型のモバイルバッテリーを紹介します。
パッケージ
まずはパッケージを確認してみます。パッケージもかわいらしいデザインで女性へのプレゼントとしても使えそうです。
パッケージ背面には詳細なスペックが書いてあります。バッテリーの容量は6000mAhで、出力は2.1Aの急速充電に対応しています。また、入力も2.1Aに対応しているのでこのモバイルバッテリー自体にも急速充電できることになります。
バッテリー容量が6000mAhあればiPhoneのようなスマホならば2~3回は充電できると思います。
正規品のチェック
使い始める前に偽造品でないことをチェックしておきましょう。ROMOSSの製品には正規品かどうかチェックできる仕組みがあります。
このチェックは2段階になっています。
パッケージの右側面にホログラムシールがあり、まずこのホログラムシールに「ROMOSS」の文字が浮かび上がることを確認するのが第一段階です。
第二弾のチェックはこのホログラムシールの「Scratch」の部分を削って出てくるコード(13桁の英数字)を、2次元バーコードをスキャンして出てくるサイトに入力することで行います。
ホログラムシールの2次元バーコードをスキャンすると下記のようなサイトが表示されます。
この画面で「Enter the verification code here」にホログラムシールのScratchを削って出てくるコードを入力して「Check Authenticity」を選択します。
そして下記のような画面になれば正規品となります。
パッケージの中身
正規品とわかったらパッケージを開けて中身を取り出しましょう。パッケージの中身は次のようになっています。
左から
- モバイルバッテリー本体
- しおり (ブックマーク)
- 取扱説明書
- マイクロUSBケーブル
です。
本体はタイトルに記載してあるとおりウサギ型をしています。ウサギの耳の部分は飾りで何か機能があるわけではありません。耳はシリコンなので折れたりすることはありません。
本体の表側の「21」というところはLEDになっていて、色でバッテリー残量などを示してくれます。
本体のサイズは実測で126×66×17mm (耳の部分を含む)です。小型のスマホより一回り小さいぐらいのサイズでしょうか(厚さはスマホよりありますが)。
重さは155gなのでバッグに入れて持ち歩いてもさほど気にならないでしょう。
本体の底面(耳と反対側)には入出力用コネクタがあります。左側がスマホなどに電力を供給するためのコネクタ(USB Type-A)、右側がこのモバイルバッテリーに充電するためのコネクタ(microUSB)です。
2017年の新製品であることを考えるとmicroUSBコネクタではなくて、USB Type-Cコネクタにしてほしかったと思います。
付属品のmicroUSBケーブルは本体に合わせた色になっていて長さは35cmほどです。ケーブルがフラットタイプなのがちょっと珍しいです。
取扱説明書もこだわりのウサギ型です。内容は英語ですが、直感的にわかるのではないかと思います。
把握しておいた方がよいのは左下のページです。
21ののところに埋め込まれているLEDの色でバッテリーの残容量がわかります。赤の時は0~15%、黄色が16~70%、緑が71~100%を示します。
使ってみる
それではこのモバイルバッテリーを使ってみます。
といってもやることはモバイルバッテリーに充電し、その充電した電力を使ってスマホを充電するだけです。
モバイルバッテリーを充電する
モバイルバッテリーに充電するには、スマホなどに付属しているUSBチャージャーとモバイルバッテリーをマイクロUSBケーブルでつなぐだけです。
充電を開始すると「21」のLEDが点滅しどこまで充電できているかを知らせてくれます。
今回はQuick Charge 3.0 (QC3.0)に対応してるUSBチャージャーで充電するところをUSB電流チェッカーで計測してみました。電流はおよそ1.7~1.8A流れており急速充電できていることがわかります。
使用上は2.1Aで充電できるはずなのですが、ほかのUSBチャージャーを使っても同じような値が出たので、これがこのモバイルバッテリーの実力値なのだと思います。
なお、充電に使用するケーブルによっては流れる電流が半分程度の時もありましたので、充電が遅いというときはケーブルを疑ってみましょう。付属のmicroUSBケーブルは調子がよかったので、迷ったら付属のケーブルを使うことをおすすめします。
スマートフォンを充電する
スマートフォンに充電するにはモバイルバッテリーのUSB Type-AポートとスマートフォンをUSBケーブルで接続するだけです。
今回はQuick Charge 3.0対応の中華スマホXiaomi Mi5sを充電してみました。このスマホはUSB Type-C対応なので、ケーブルは別途用意しています。
充電中(給電中)はLEDが点灯してその色でバッテリーの残量がわかるようになっています。
今回もUSB電流チェッカーで流れる電流と電圧を測ってみます。結果は電圧は5.0Vで電流は1.5A前後となりました。
もう少し電流を多めに流してほしいところですが、他の急速充電対応のモバイルバッテリーを使っても同じぐらいだったので、標準的な電流出力なのだと思います。
まとめ
今回はROMOSSのウサギ型モバイルバッテリーLovely Elfを紹介しました。
ウサギ型の可愛らしいデザインが特徴ですが、モバイルバッテリーとしても標準的な性能があり問題なく使用できます(キワモノアイテムではありません)。
パッケージもかわいいので女性へのプレゼントにちょうどよいのではないかと思います。
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