前回までは中華WindowsノートPCのJumper Ezbook Airを紹介してきました。
今回からはしばらくザンビアのプリペイドSIMカードの紹介です。ザンビアという国を知らない方もいるかもしれませんが、世界遺産・ビクトリアフォールズがある国なので、観光客は多い国でもあります。
ザンビア以外のプリペイドSIMカードについては下記を参照してください。
なお私のスマートフォンはSIMロックを解除した状態(いわゆるSIMフリー)です。海外でプリペイドSIMを使おうと思っている方は、SIMロック解除してあることを確認してください。
ドコモのローミング情報
いつものように渡航前にドコモのローミング情報を確認します。
この情報でドコモ端末で確実に通信ができる携帯電話会社を把握することができます。また、3G対応やサービスエリアについても確認可能です。最近ではLTEのローミング情報も記載されています。
ドコモのザンビアでのローミング情報は下記のページから入手することができます。
2017年1月現在の状況は次の通りです。
ドコモとローミング可能なのは「CELTEL」という会社だですが、3G(2100Mhz)は利用できることになります。
なお、ここではCELTELと書かれているますが、本来は「Airtel」のことのようです。
Wikipediaの情報
Wikipediaには各国の携帯電話会社の情報がまとまっています。
ドコモのローミング情報に出ていたCELTEL(Airtel)のほかに「MTN」「ZAMTEL」という会社があります。会社の規模を見ると「MTN」と「Airtel」の2強なのでこの2社のプリペイドSIMカードを使うのが無難そうです。
上の表で赤線を引いたのは3Gの情報です。3社とも2100MHz(バンド1)を使用しています。
バンド1については最も一般的な周波数で日本で販売しているスマホならば問題なく使うことができるでしょう。
LTEについてはこのページには記載されていませんが、別途調べてみるとMTNが1800MHz(バンド3)で、Zamtelが2600MHz(バンド7)で展開しているという情報も見つけました。
LTEのバンド3はドコモの東名阪で利用しているバンドなのでドコモ向けの端末なら利用できる可能性が高いです。
LTEの対応や会社の規模を考えると、MTNが第一候補といえそうです。
インターネット上の情報
渡航前にインターネットで情報を探しておきました。
日本語の情報もいくつかあったのですが、公式情報が英語で詳細に出ていることから、MTNに絞って公式サイトを調べておきました。
情報は変わる可能性もあるので注意してください。
MTNのインターネットパッケージ
公式情報は下記になります。
このページの「Prepaid (Core Bundles)」を見ましょう。
一番右の列がインターネットパッケージの通信容量、先頭行がインターネットパッケージの期間です。
表内の数値は料金ですが、単位はザンビアの通貨であるクワチャになります。通貨のレートとしてはおおよそ1ドル=10クワチャと考えてよいです。
短期旅行者だと期間は1週間もあれば十分だと思いますので、1週間500MBで50クワチャのパッケージか、1週間1GBで100クワチャのパッケージがちょうどよさそうです。
インターネットパッケージの申し込みは「*335#」から行うことができます。
MTNのデータ通信設定(APN)
公式情報は下記ににあります。
APN情報は下記のとおりです。
APN | internet |
---|---|
ユーザ名 | なし (空欄) |
パスワード | なし (空欄) |
MTNのコマンド
公式情報は下記になります。
使いそうなコマンドは下記の通りです
残高確認 | *114# |
---|---|
TOP UP(リチャージ) | *113*RECHARGE PIN# |
インターネットパッケージ | *335# |
MTNのユーザの登録
調べてみるとプリペイドSIMカードのユーザも個人情報を登録しなければいけないようです。
これはMTNだけでなく、ザンビアの国としての方針のようです。
公式情報は下記になります。
登録が必要となると、プリペイドSIMカードはMTNの店舗でないと買えないのかもしれません。
まとめ
今回は事前に調査したザンビアのプリペイドSIMカード事情について紹介しました。
会社の規模やLTEの展開を考えるとMTNのプリペイドSIMカードが一番よさそうです。私は短期間の滞在だったので、SIMカードを購入したら5ドル(50クワチャ)をTOP UPして1週間500MBのインターネットパッケージを購入する作戦で現地に向かいました。
次回は現地でプリペイドSIMカードを購入したことを紹介します。
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