前回まででタイでAIS(One-2-Call)のプリペイドSIMカードを購入してAQUOS PHONE SH-12Cを使えるようにしたわけですが、今回は海外でのSPモードメールとテザリングのお話です。
海外でSPモードメール(iモードメール)
以前、SIMロックを解除したとき(「Android SIMロック解除」参照)に聞いた情報ではSPモードメールはFOMAカードが入っていないと使えないとの事。
というわけでOne-2-CallのSIMカードを入れた状態でSPモードメールのアプリを起動してみましたが・・・ダメです。通信できません。
WiFi接続してる状態でも、One-2-CallのSIMカードが入った状態では使えません。
そんなこともあろうかと、スマホの前に使っていたFOMA携帯(P905i)を持ってきていたので、
- Webなどのデータ通信はOne-2-CallのSIMカードを挿したAQUOS PHONE SH-12Cで行う
- タイでの電話発信、SMS送信にはOne-2-CallのSIMカードを挿したAQUOS PHONE SH-12Cで行う
- 日本からの電話の受信にはFOMAカードをさしたFOMA携帯を使う
- iモードメール(SPモードメール)の送受信にはFOMAカードを挿したFOMA携帯を使う
というように運用することにしました。ポイントは、「SPモードの設定を変更してiモードアドレスを入れ替える」です。
手順は下記のとおりです。
1. 自動同期をOFFにする
この後でSIMカードをFOMAカードに戻すので、不要なデータ通信が発生しないように自動同期をオフにします。
「設定」→「アカウントと同期の設定」→「自動同期」でチェックをはずします。AQUOS PHONE SH-12Cならステータスパネルを表示して、右上の右から2番目のアイコンをOFFにします。
2. AQUOS PHONEでSPモードにつなげられるようにする
SPモードの設定は「SPモードメール」→「メール設定」→「メール全般の設定」と選択して、SPモードのサイトから行います。
実はこのSPモードサイトはAQUOS PHONE SH-12Cのアクセスポイント名(APN)がSPモード(spmode.ne.jp)になっていないとつなげません。つまり、FOMAカードが入っていないと、設定のためのSPモードサイトにいけないのです。
というわけで、AQUOS PHONE SH-12Cの電源を切り、One-2-CallのSIMカードを抜いて、FOMAカードを挿入し、電源を再投入します。
ここからの動作はすばやく行います。
次に「設定」→「ワイヤレスとネットワーク設定」→「モバイルネットワーク」→「データローミング」をONにします。
アンテナのアイコンのところに「R」マークが出ればローミングOKです。これでタイにいてもSPモードのサイトにつながります。しかし、、、海外ローミング中(WORLD WING)なのでパケット代がむちゃくちゃ高いです。
なので作業は大急ぎです。
3. メールアドレスを入れ替える
DoCoMoの考え方がよくわからないのですが、FOMAケータイからスマホに移行した人はなぜか@docomo.ne.jpというアドレスを2個持っているはずです。
1個は以前から使っていたもの、もう一つはSPモード契約時に割り当てられたもの(初期値はランダムなアドレスです)。
そして片方はiモード用(FOMAケータイから送受信できる)、片方はSPモード用(スマホのSPモードメールアプリから送受信できる)と割り当てられているのです。
そしてこの2つのメールアドレスの割り当ては”入れ替え”をすることができます。
たぶん、スマホを購入したときにSPモードを契約した人は、最初のセットアップで”メールアドレスの入れ替え”を行って、今まで使っていたiモードのアドレスをSPモード用に割り当てたはずです。
さて、、、、今はいまさら以前のFOMA携帯(P905i)で、メールの送受信をしようとしています。FOMA携帯はiモードメール使えません。使い慣れているメールアドレスは今はSPモードに割り当てられているので、これを”入れ替え”してiモードに割り当てなおす必要があります。
理由がわかったらダッシュで入れ替えをしましょう!
「データローミング」をONにした状態で「SPモードメール」→「メール設定」→「メール全般の設定」と選択して、SPモードのサイトに接続します。
遅いと思いますがちゃんと表示されるはずです。
大急ぎで「メールアドレス入替え」→「SPモードパスワード入力」→「決定」です。
入れ替えが完了したら、大急ぎで「設定」→「ワイヤレスとネットワーク設定」→「モバイルネットワーク」→「データローミング」をOFFにします。
大体これで数百円のパケット代がかかった気がします。
このメールアドレスの入れ替えは日本の出発時に行っておくべきです。
4. 完了
ここまできたら、FOMAカードをFOMA携帯(P905i)に、One-2-CallのSIMカードをAQUOS PHONE SH-12Cに装着してそれぞれ電源を入れます。
これでFOMA携帯は日本の電話番号といつものdocomo.ne.jpのアドレスでメールが利用可能になります。
ただパケット代がとても高いので写メールとかは控えましょう。
このほかにも、iモード.netを使う方法とかもあるのですが、これは次回海外に行くときにためしてみます。
iモード.netだと一ヶ月に210円かかりますが、FOMA携帯が不要なので便利です。最近は私は海外ではiモード.netを使用しています。
海外でテザリング
もう一つ気にになるのは、「海外のSIMカードを入れた状態でテザリングできるのか?」ということです。
テザリングとは、スマホを無線LANアクセスポイントとして、PCや携帯ゲーム機をスマホ経由でインターネットに接続できるようにする機能です。
AQUOS PHONE SH-12Cにはテザリング機能があります。
海外SIMカードを入れた状態でテザリングができれば、出先でノートPCとかをネットにつなぐことが可能になります(遅いけど)。
で、結局どうだったかというと・・・・実験するのを忘れてました、、、、 次回必ずテストしてみます。
ただ、AQUOS PHONE SH-12CのテザリングはDoCoMoの設定(SPモード/mopera)と結び付けられているので、海外で使うのは無理かもしれません。
いずれにしても実験あるのみです。次回必ず!
まとめ
今回はSPモードメールを使う方法として、苦肉の策の従来のFOMA携帯を使い方法を紹介しました。SPモードメールがドコモのSIMカードがセットされていないと使えないというのは本当に不便だと思います。
次回は、AIS/One-2-CallのSIMカードに料金をチャージ(TOP UP)する方法を紹介します。
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