タイでプリペイドSIMを使う その25: DTACでLTEに挑戦 準備編

エラワン滝

前回まではドイツのプリペイドSIMカードについて紹介しました。今回からは久しぶりにタイのプリペイドSIMカードについてです。タイのプリペイドSIMカードネタは実に1年10ヶ月ぶりです。

私が初めて海外のプリペイドSIMカードを使ったのはタイだったのですが、それから3年以上の時間もたち、状況が変わってきたのでアップデートしておきます。

なお、前回のタイ編は下記になります。

今回はタイの携帯電話会社DTACが出しているAndroidアプリを試してみました。 このアプリを使うことによって、SIMカードを挿していなくても残高や有効期限が確認できるようになります。
2016/03/19 追記
DTACのプリペイドSIMカードの詳細情報をまとめました。かなり詳細に記載しましたのでぜひご覧ください。

今回は2016年3月時点でのDTACのプリペイドSIMカードの使用方法をまとめます。現時点で調べられた内容はすべて盛り込んだつもりです。このページがあれば、タイでDTACのプリペイドSIMカードを使って過ごせるはずです。

DTACのLTE

久しぶりにDTACのWebページを見てみると、LTE(4G)のサービスを開始しているのに気付きました。

lte

調べてみると2100MHzの周波数でLTEを開始して、愛称(ブランド名?)としてTriNetという名前を付けてサービスを展開しているようです。

TriNetの「Tri」は数字の「3」という意味で、

  • 1800MHzのGSM/EDGE(2G)
  • 850MHzのWCDMA(3G)
  • 2100MHzのLTE(4G)

の3つの周波数を使えることをアピールする狙いがあるようです。

DTACでLTEを使うための準備

さて、DTACでLTEを使うためにはいくつか準備(条件)が必要です。

  1. 2100MHzのLTE対応のスマートフォンを使用すること
  2. TriNet対応のSIMカードを使用すること
  3. LTE(4G)対応のインターネットパッケージ加入すること
  4. LTE(4G)のサービスエリアにて使用すること

それぞれについて紹介していきます。

2100MHzのLTE対応のスマートフォン

DTACが利用している2100MHz(LTEバンド1)は、LTEとしてもっとも一般的な周波数です。

日本ではドコモ・ソフトバンク・KDDIの3社がこの周波数をLTEで利用しています(EMobile/YMobileは異なる周波数を利用しています)。

このため、多くのスマートフォンがこの周波数のLTEに対応しています。日本国内で流通しているスマートフォンで使用できる可能性は高いです。ただし、SIMロックが解除されていること(これは当然です)とLTEローミングに対応していることが重要です。

なお、DTACのWebページでは次のような端末が対応していると記載されています(一部抜粋)。

  • Apple: iPhone 5, iPhone 5s, iPhone 5c, Pad Air, iPad with Retina display, iPad mini, iPad mini with Retina display
  • LG: Nexus 5
  • Samsung: Galaxy Note 3 LTE, Galaxy S5
  • Sony: Xperia V, Xperia Z1 Compact, Xperia T2 Ultra, Xperia Z2 Tablet LTE, Xperia Z2, Xperia M2

なおこのモデル名はタイで発売されているモデル名です。日本で発売しているものと同じモデル名でも、内部使用が若干異なる場合があるので注意してください。

TriNet対応のSIMカード

古いSIMカードだとLTEに対応していないので、SIMカードを交換する必要があります。

自分のSIMカードがLTEに対応しているかどうかは「*364*9#」に発信することによって行います。この番号に発信すると、画面に「Please wait for SMS confirmation. Thank you.」と表示されます。

しばらくするとSMSが送られてきて、SIMカードがLTE非対応なら

lte-ng

と表示され、LTE対応なら

lte-ok

と表示されます。

LTE非対応のSIMカードの場合は交換する必要がありますが、この交換については次回紹介したいと思います。

LTE(4G)対応のインターネットパッケージ

DTACのインターネットパッケージはHappy Internet Packageとして下記のURLで紹介されています。

各パッケージの紹介でよく見ると「4G Ready」と書いてあるパッケージと書いてないパッケージがあります。この「4G Ready」というパッケージに加入していないと、LTE(4G)でのデータ通信ができません。

上記ページは見にくいので一覧にしてまとめておきます(タイムベースのプランは省略)。

名称 通信量 価格 期間 LTE 申し込み方法 超過時
Double Net Packages
79 baht / week
200MB 79B 1週間 NO *104*322*9#に発信 128Kbps
Double Net Package
199 baht / month
1GB 199B 30日 NO *104*26*9#に発信 通信不可
Double Net Package
399 baht / month
3GB 399B 30日 YES *104*21*9#に発信 128Kbps
Double Net Package
650 baht/month
6GB 650B 30日 YES *104*23*9#に発信 384Kbps
Double Net Package
799 baht / month
12GB 799B 30日 YES *104*343*9#に発信 384Kbps
Unlimited Happy Internet
14 baht
無制限
(384Kbps)
14B 1日 NO *104*314*9#に発信
Unlimited Happy Internet
49 baht
150MB 49B 1日 NO *104*29*9#に発信 384Kbps
Unlimited Happy Internet
69 baht
無制限
(384Kbps)
69B 1週間 NO *104*315*9#に発信
Unlimited Happy Internet
199 baht
1GB 199B 1週間 NO *104*28*9#に発信 384Kbps
Unlimited Happy Internet
299 baht
750MB 299B 30日 NO *104*353*9#に発信 128Kbps
Unlimited Happy Internet
890 baht/month
5GB 890B 30日 NO *104*22*9#に発信 384Kbps
Volume-based
Happy Internet Package
9 baht
15MB 9B 1日 NO *104*251*9#に発信 通信不可
Volume-based
Happy Internet Package
49 baht
75MB 49B 1週間 NO *104*252*9#に発信 通信不可
Volume-based
Happy Internet Package
79 baht
200MB 79B 1週間 NO *104*253*9#に発信 通信不可
Volume-based
Add-on Internet Package
99 baht
100MB
(384Kbps)
99B 30日 NO *104*25*9#に発信 通信不可
Volume-base
Happy Internet Package
349 baht
1.5GB 349B 30日 NO *104*254*9#に発信 通信不可
Volume-base
Happy Internet Package
549 baht
2GB 549B 30日 NO *104*255*9#に発信 通信不可

かなりたくさんプランがありますが、とりあえずは「Double Net Package」をの中から選択すればよいと思います。そして、その中でもLTE(4G)対応なのは、399B・650B・799Bの3つです。

LTEを使いたい場合はこの3つのどれかに申し込まなければいけません。1バーツが3円程度ですから、1ヶ月3GBの通信ができて1200円程度です。かなり割安と考えてよいと思います。

LTE(4G)のサービスエリア

DTACのLTE(4G)が利用できるのは2014年9月現在ではバンコクの中心部だけです。さらに、BTS・MRT・エアポートリンクのルートも優先的に設置されているようです。

また、MBK・Terminal 21・サイアムスクウェア等のショッピングモールも優先的に展開されているようです。

まだサービスエリアがかなり限られている点に注意が必要です。

まとめ

今回はタイDTACが開始したLTEサービスについて調べた情報を紹介しました。

まだサービスを開始したばかりで使えるエリアは狭いですが、日本と同じ2100MHzを使っているということで、日本人にも使いやすい可能性があり、期待が高まります。

次回は現地でDTACのLTEに挑戦したいと思います。