前回はマレーシアのMobitelのステータス確認方法を紹介しました。
今回はデータ通信速度などについて紹介したいと思います。
データ通信方式
3GといってもMobitelは高速な通信方式(いわゆる3.5G)を提供しています。調べたところ、HSPAとHSPA+が使用可能なようです。
もちろんこれらの切り替えは自動的に行われますので、AQUOS PHONE ZETA SH-02E側でやることはありません。
データ通信速度
3Gのデータ通信速度をSpeedTest.Netというソフトを使って計測してみます。測定場所はコロンボ国際空港とコロンボ市内です。
通信速度としてはあまり早いとは言えません。動画サイトなどは厳しいとは思います。
テキスト系のサイトを見たい場合や、地図や翻訳ソフトを使う分には十分です。
サービスエリア
MobitelのWebページに最新のサービスカバレッジが出ています。
2013年4月現在は次のようになっていました。
左側の緑色の方がGSM(2G)のサービスエリアで、右側のピンク色が3Gのサービスエリアです。
3Gはスカスカのように見えますが幹線道路沿いは大体カバーしているので、旅行者が立ち入るエリアはほぼ3Gは使用できると考えてよいでしょう。ダメだとすればサファリのため国立公園などにいる場合かもしれません。
スマートフォンの設定を「LTE/3G/GSM」にしておくと、3Gエリア内でもGSMになってしまう場合もありますので、「設定」→「ネットワーク設定」→「モバイルネットワーク」→「ネットワークモード」は「LTE/3G」にしておくと良いでしょう。
もし圏外になった場合は一時的に「LTE/3G/GSM」に切り替えればよいでしょう。
ステータスバーの表示
その3でも紹介しましたが、MobitelのプリペイドSIMカードを使うとスリランカ国内でもローミング状態になって「R」表示になってしまいます。
ローミング費用はかかりませんので費用的には問題ありませんが、3.5G/3G/GSMの違いがアンテナアイコンでわからないので不便ではあります。
まとめ
今回はマレーシアのMobitelのプリペイドSIMカードの実際の使い勝手について紹介しました。
通信速度はやや遅いですが、通信エリアも広く実用性は十分です。
スリランカ編は今回で終了です。
次回は海外でプリペイドSIMカードを利用した場合のテザリングについて紹介したいと思います。
コメント
今度スリランカへの旅行を計画しており、MOBITELのSIMを使ってデータ通信を行いたいです。さらに
端末を何個か持ってるのですがテザリング機能を使って他の端末でネットを使いたいのです。それは、MOBITELのSIMでは可能でしょうか?
コメントありがとうございます。
スリランカでのテザリングは試していないので、確定的なことはいえません。
プリペイドSIMというよりも端末がテザリングに対応しているかどうかによると思います。
AQUOS PHONE ZETA SH-02EにしてからはタイのDTACでテザリングができましたが、その前のAQUOS PHONE SH-12Cのころはテザリングできませんでした。
これはSH-12Cはテザリング対応だったものの、テザリングだと値段が上がるというやつで、テザリングをONにするとAPNを裏で切り替えるという小細工が入っていたからです。
SH-02Eは日本国内でもテザリングの制限がなく、少なくてもタイでは問題ありませんでした。
http://blog.scratchpad.jp/2013/04/17/tethering-using-prepaid-sim/
心配の場合はBluetoothテザリングか、USBテザリングをバックアッププランとして準備しておくと安心だと思います。
http://blog.scratchpad.jp/2012/09/10/google-nexus7-12/
あと、スリランカのホテルはかなりWiFi整備率が高いですよ。
(ロビーのみの場合もありますが)