M1 PREPAID BROADBAND SIMカードを使ったシンガポール編のその1とその2の2回だけで終わってしまったので、とりあえずのシンガポール最終回としてネットで拾った情報を元に、紹介済みのM1のほかにSingTel, StarHubという事業者についても紹介したいと思います。
長くなりそうなので2回に分けて記事にします。今回は「データ通信専用プリペイドSIMカード」についてで、次回は「音声通話可能のプリペイドSIMカード」についてです
なるべくSIMカードの会社のサイトをみて内容を確認しますが、自分の体験ではなくあくまでも調べた情報であることにご注意ください!
データ通信専用SIMカードについて
その名前の通り、データ通信しかできず、通話もSMSもできません。SIMロック解除したスマホを持っていってデータ通信できればよい、という人が使う場合です。
一瞬不便そうですが、旅行の場合は、現地で通話する必要はほとんどないことも多いので、データ通信だけでも良かったりします。
データ通信専用なのでデータ通信無制限のプランが安く使えることが特徴です。
M1
これはすでに紹介のとおり、空港で18シンガポールドルでデータ通信専用のプリペイドSIMカード「M1 REPAID BROADBAND」が購入できます(その1参照)。
プランは「3日間使い放題」か、「30日間で9時間使用可能」の2パターンが選べます。
SingTel
SingTelは以前、「Broadband on Mobile」という名前でデータ通信専用のプリペイドSIMカードを販売していたようです(参考サイト「シンガポールでプリペイドのモバイルデータ通信を活用する(前編)」)。価格は18シンガポールドルで「3日間使い放題」。M1 PRAID BROADBANDと同じですね。
ただ、SigTelのWebサイトのSingTel Prepaid Plansを見ると、「Boradband on Mobile」というカードは見当たりません。データ通信専用のプリペイドSIMカードは販売中止したのかもしれません。
SingTelのプリペイドSIMカードを用いてデータ通信を行う場合は、音声通話もできるSIMカードを買って、データ通信プラン(Unlimited Data Packs)に申し込むのが普通のようです。これについては次回説明します。
StarHub
StarHubは「MaxMobile」という名前でデータ通信専用のプリペイドカードを販売しています。価格は18シンガポールドルと32シンガポールドルです。
18シンガポールドルのプリペイドSIMカードの場合は、挿入してAPNの設定を行えばすぐ使えるようです。期間は5日間で2GB(どうも5日間合計ではなく、1日2GBまでの模様)です。最高接続速度は7.2Mbps。
32シンガポールドルのプリペイドSIMカードの場合は、プランを選択する必要があります。下記が2014年2月現在の料金表です。初期残高は32シンガポールドルあるので、その範囲内でプランを選ぶか、必要に応じてリチャージ(TOP UP)してから選びます。
アクティベートとプランの選択は、プリペイドSIMカードをスマートフォンに挿して電源をいれ「設定」→「無線とネットワーク」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」→「新しいAPN」として
- APN: shwap (shwapintあるいはinternetという情報もあり)
- その他の項目はデフォルトのまま
としてブラウザを立ち上げると、自動的にStarHubのプラン選択のページに飛ばされるそうです。またテータ通信の使用期限が過ぎた場合も、ブラウザを立ち上げると同じStarHubのページに飛ばされることになります。
チャージ(TOP UP)は、街のどこかでTOP UPカード(8, 18, 38, 128シンガポールドルの4種類)を購入し、番号:98500000に発信して「2」⇒「10桁のTOP UPカードの番号」⇒「6桁のPIN番号」と入力するか、Star HubのSelf Portalページから行います。
また、クレジットカード(VISA/MASTAR)も使用可能です。こちらも専用のPrepaid Top-Upページから行います。
まとめ
シンガポールの3つの携帯電話事業者(M1, SingTel, StarHub)のデータ通信専用プリペイドSIMカードについて説明しました。
YouTubeなどの動画サイトを見るのであれば、通信量無制限のプランが必須です。仮に3日間で通信量無制限となると、実は次回紹介するSingTelのプリペイドSIMカード(HiCard)にUnlimited Data Packという組み合わせが一番安くなります。
一方、動画を見ないのであればデータ量は3日間で1GBも使わない可能性が高いです。とすると、実は音声通話可能のプリペイドSIMカードに1GBデータ通信プランをつけるのがもっと安かったりします。
こう考えるとデータ専用プリペイドSIMカードの利点は、設定がとても楽(APNを設定してプランをブラウザで選ぶだけ)ということかもしれません。
いずれにしろ、購入するSIMカードは次回の記事も見てから決めることをお勧めします!
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