前回はヨルダンで購入したZainのプリペイドSIMカードの使い方を紹介しました。
今回はヨルダン編の最後としてZainでLTEを使う方法についてしたいと思います。ただ残念なことに私はLTE対応のスマホを持っていったものの壊してしまったため、実際にLTEを使うことができませんでした。
したがって本ページはあくまでも調査しただけで現地で確認できていません。現地でLTEに成功した方がいたらぜひコメントをください。
LTE対応スマホの用意
何はともあれLTE対応のスマホを用意しなければ何もできません。調べたところZainは1800MHz(Band3)と2100MHz(Band1)を利用しており、どうもLTEに関しては1800MHz(Band3)でスタートさせたようです。
Band3というと日本国内ではドコモ(東名阪のみ)とソフトバンクモバイルで採用されています。ドコモのクワッドバンド対応のスマホであればバンド3は対応しています。時期的には2013年冬モデルあたりからだと思います。
さらに条件があり
- 海外LTEローミングに対応していること
(海外LTEローミング非対応モデルでは海外SIMを入れてもLTEにつながらない模様) - SIMロックを解除してあること(当然ですが)
が必要になります。
SIMフリースマホではZenFone2やNexus5(D821)などグローバルモデルが対応しています。
LTE対応プランへの移行
調べてみると単にLTE対応スマホにプリペイドSIMカードを差しただけではLTEは使えないようで、LTE対応のプランに申し込む必要があるようです。
LTE対応プランへの移行には「新たにLTEプランに申し込む場合」と「既存のインターネットプランをLTE対応に変更する場合」の二つがあります。それぞれについて説明しておきます。
新規にLTE対応プランに申し込む場合
Zainでは下記のようなLTE専用(?)プランを用意しています。
データ通信量 | 2G + 1GB(時間制限あり) |
---|---|
Zain間通話 | 5000分 |
Zain外通話 | 50分 |
SMS | 50通 |
期間 | 1ヶ月 |
価格は新規に申し込む場合(初めてプリペイドSIMカードを買う場合 or 他のプランに入っていない場合?)は12JD、他のプランからこのプランに切り替える場合は17JD(おそらく切り替えた最初の月が17JD、それ以降は12JD)になります。
このLTE対応プランの申し込み方法は「*400#」に発信することによって行います。
「*400#」に発信するとまずは言語選択がありますので「2」を入力します。
次に料金の確認(今回はMish Tabee3i Turboからの切り替えなので17JD)が表示されるので問題なければ「*」を入力して送信します。これで申込み完了です。
既存のプランとLTE対応に変更する場合
すでに有効なインターネットプランに入っている場合はそのままLTE対応に切り替えることができるようです。
Zainのページを見ると次のように毎月追加手数料(4G/LTE Activation Fee)かかると記載されています(Mish Tabee3iのみ転記します)。
Mish Tabee3i 2 | 3 JD |
---|---|
Mish Tabee3i Turbo | 7 JD |
Mish Tabee3i Nitro | 7 JD |
たとえばMish Tabee3i Turboは月額9JDですので合計で16JDかかることになります。
切り替えは「*240#」で表示されるメニューで行います。最初は言語選択なので「2」で英語を選択します。
次のメニューでは「3」の「4G/LTE Access」を選択します。
確認のメッセージが出ますので「*」を入力します。この確認に追加料金が出ますがなぜか私の場合は「0 JD」と表示され、上記の追加手数料と異なる値段が表示されました。何かのプロモーション中なのでしょうか?
「*」を入力すると次のようなメッセージが出るのでしばらく待つとSMSが送られてきます。
SMSはアラビア語と英語の2通が送られてきます。
これでLTEが有効になったようです。
まとめ
今回はヨルダンで購入したZainのプリペイドSIMカードでLTEを使う方法を紹介しました。
Mish Tabee3i Turboを利用している場合は、対応端末があれば追加料金なしでLTEを使用することができるようです。私は試せませんでしたが、どなたか成功したがいたら教えていただきたいです。
ヨルダン編は今回で終わりにして、次回はドイツに国を移したいと思います。
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