前回はイタリアのプリペイドSIMカード事情を調べてみました。今回はいよいよ現地で購入です。
今回はヨーロッパからの経由便でミラノ・マルペンサ国際空港に到着しました。ローマからイタリアに入る人は多いとは思いますが、北部の大都市としてミラノを使われる方もいるのではないかと思います。
なお、私のスマートフォン AQUOS PHONE ZETA SH-02EはSIMロックを解除してあります。プリペイドSIMを使おうと思っている方は、SIMロックを解除してあることを確認してください。
ミラノ・マルペンサ国際空港
到着が夜11時頃だったこともあって、到着ロビーは閑散とした感じでした。お店もあまり開いていなかったと思います。
プリペイドSIMカードを売っているお店がないかどうか探してみましたが発見できませんでした。
ミラノ・マルペンサ国際空港のWebページで調べてみましたが、そこでも発見できなかったので、おそらくミラノ・マルペンサ国際空港にはプリペイドSIMカードは売っていないのではないかと思います。
ミラノのVodafoneの店舗
到着の翌日、ミラノ観光がてらに携帯電話ショップを探しているとドゥオーモ付近でVodafoneのお店を見つけました。
事前調査での第一候補がVodafoneの「Smart 200」だったので入ってみて聞いてみることにしました。事前調査を振り返ると「Smart 200」は
- 30日間
- 9.9ユーロ(2014年02月現在は14.9ユーロの模様)
- データ通信1GB
- 通話200分、SMS200回
- プリペイドSIMカード自体は無料(?)
というプランでした。1週間の滞在には十分ですし、円安傾向の中約10ユーロというのは助かります。
さて店に入って順番待ちのチケットを取ろうとしている店員さんが寄ってきて「用件はなに?」と聞かれたので、”Smart 200”のプリペイドSIMカードがあるかどうかを聞いたところ、あるとの回答でした。
値段を聞いてみると、プリペイドSIMカードが10ユーロ、Smart 200が9.9ユーロで、合計約20ユーロとのこと・・・
あれ?と思い「プリペイドSIMカードは無料じゃないの?」と聞いたところ、「それはインターネットで買った場合で、店舗で買うと10ユーロ」と冷たく言われてしまいました。
合計20ユーロだと、下調べしたTIM(プリペイドSIMカードが10ユーロ、テータ通信プランが5ユーロ)の方が安くなります。
今回はVodafoneでは購入せずに店を後にしました。
ミラノのTIM店舗
TIMの店舗はミラノ大聖堂見学後にガレリアを歩いていると見つけました。
こちらも店舗に入って順番待ちのチケットを取りますが、話を聞いてくれる店員さんがいないので、順番が回ってくるのを待つしかありません。
先客は5,6名だったと思うのですが、ぜんぜん列が進まない! なんだかわかりませんが、カウンターで客も店員もおしゃべりし放題で、一人当たりの対応時間がとても長いのです。
かなり待たされてようやくカウンターに順番が回ってきて、確認したところ
- 2GB 10ユーロのデータプラン(Internet-Start)はある
- プリペイドSIMカードは10ユーロ
とのこと。ここは事前情報どおり。
店員さんは「Internet-Startプラン」を使いたいんだったら10ユーロ分リチャージしろと言ってきます。
プリペイドSIMカード初期残高がいくらか確認すると5ユーロとのことなので、10ユーロリチャージすると残高が15ユーロなります。電話としては使う予定はないし、「Internet-Startプラン」は10ユーロなので5ユーロ余分です。
そこで店員さんに「リチャージは5ユーロでよい」と伝えたところ、それでは「Internet-Startプランに申し込めない。10ユーロのリチャージが必要だ」となり許してくれません。
たかが5ユーロですが、ここで20ユーロ払ってしまったらVodafoneで買わずにTIMで長々と並んだ意味がない!と思ってしまい、筆談も使って説明を試みたのですが、全く意図が通じません。
結局「データ通信プランは自分で何とかすること」という条件でプリペイドSIMカード+5ユーロリチャージの合計15ユーロで売ってくれることになりました。
通常は購入時に言えば店員さんがデータ通信プランを設定してくれるようです。
しかし、こちらとしてもデータ通信プランの申し込み方法は事前調査済みだったので、その条件で合計15ユーロ(残高10ユーロ)でTIMのプリペイドSIMカードを購入することにしました。(実はこれがトラブルの元だったのですが・・・)
ちょっと記憶があやふやですが、購入するためにはパスポートと住所(ホテルの住所)が必要だったと思います。
下記が購入したプリペイドSIMカードのパッケージです。
裏面には電話番号などが書かれています。
まとめ
今回はミラノの中心地でTIMのプリペイドSIMカードを15ユーロで購入したことを紹介しました。
ミラノの中心地にはVodafoneとTIMの店舗があり、両方とも英語が通じ、プリペイドSIMカードの購入に関しては問題ないようでした。
今回は少しでも安くしようということでデータ通信プランに必要な金額にぎりぎりになるようにしてTIMのプリペイドSIMカードを購入してみました。
次回はこのプリペイドSIMカードの初期設定を行います。
コメント
マルペンサ空港ではexchangeでvodafoneのSIMを買えました。
ただ、Smart200で25ユーロです。
街中のVodafoneショップではSmart200とExtra1GB付きで20ユーロだったので、空港はちょっと高めでした。
コメントありがとうございます!
売ってましたか!携帯電話会社の店舗がないのはWeb等でも確認したのですが、ガセネタを書いてしまいました。
ところで、exchangeとは両替所と考えてよいでしょうか? それともexchangeという名前の店舗(トルコにはあるのですが・・・)でしょうか。
マルペンサ空港のサイトで調べてみたのですが、わからなかったので教えていただけると幸いです。
マルペンサ空港の地下の鉄道へ行く手前の通路の端に、天井の無い両替所のブースがあるのですが、そこの横に立っている看板に、「International SIM Card」と書いてありました。しかしそれ以上の情報はなく、難易度が高そうなのでやめました。
それで、紹介されていたミラノのTIMでSIMを買ったのですが、紹介されているとおりかなり時間がかかりました。客は3人しか居なかったのですが、その人たちの処理が終わるのに15分かかりました。順番がまわってきて、「インターネットだけ使いたい、イタリアには10日居る」と言うと、4Gが5GB使えるのが30ユーロ、2Gが2GB使えるのが26ユーロだ」と言うので、30ユーロの方にしておきました。2Gはトゥージー、2GBはトゥジービーと言っていたので、ギガバイト?とか聞き返して確認しましたが、もしかしたらまだまだ聞き違いもあったのかもしれません。1分くらいで商品は決まったのですが、手続きがやはり15分くらいかかりました。しきりに、端末の反応が遅いんだとか言っていました。これでは、おしゃべりになってしまうのも、店員のサービスの一環と考えた方がよさそうだなと思いました。
おかげさまで、無事ネットが使えています。情報ありがとうございます。
コメントありがとうございます!
空港で売っていたという以前の書き込みは鉄道駅の方だったのですね。私はレンタカーだったのでそこを通ることなく気づきませんでした。
あのお店はみんな長々と話していますよね(笑)
空気よめよな~と思いましたが、まぁ、イタリア人はおしゃべり好きなんだろうと我慢しました。
何はともあれ、無事にネットが開通したようでよかったです。
ケチらないのがトラブルを避けるコツかもしれませんね。