前回まではイタリアのプリペイドSIMカードについて紹介しました。今回からは新シリーズのアイスランド編です。
その他の国については下記のまとめページを参照してください。
なお、私のスマートフォン AQUOS PHONE ZETA SH-02EはSIMロックを解除してあります。プリペイドSIMを使おうと思っている方は、SIMロック解除してあることを確認してください。
ドコモのローミング情報
これまでと同様に、渡航前にドコモのローミング情報を確認します。
これで、ドコモ端末で確実に通信ができる携帯電話会社を把握することができます。また、3G対応やサービスエリアについても確認可能です。
ドコモのアイスランドでのローミング情報は下記のページから入手することができます
2014年2月現在の状況は下記の通りです。
これによるとドコモの端末ならば少なくともNOVAとSiminnで3G通信することができることがわかります。
また、NOVAでは2G(GSM)の通信ができませんので、地方や都市から離れた観光地に行く場合などつながらなくなる可能性が高いです(実際NOVAはかなりサービスエリアが狭いようです)。
Wikipediaの情報
Wikipediaには各国の携帯電話会社の情報がまとまっています。
VodafoneとIceCellという会社もあるようですが、IceCellは状況が良くわかりません。。
周波数帯を確認してみます。私の持っているAQUOS PHONE ZETA SH-02Eの対応周波数は
- LTE: 2100(B1)/1500(B21)/800(B19) MHz
- W-CDMA(UMTS/HSDPA): 2100(I)/850(V)/800(VI/XIX) MHz
- GSM: 1900/1800/900/850 MHz
です。
したがって、3社とも3Gが使え、SiminnとVodafoneは2G(GSM)も使えます。3Gに関しては、Novaのみが高速(HSDPA)に対応と書かれている点が気になります。
インターネット上の情報
アイスランドは日本からの観光客が少ないせいか、日本語での情報があまりなかった気がします。結局、英語の情報や携帯電話会社のページを調べることになりました。
下記は未検証の情報です。間違っているかもしれないのでご注意ください。
Siminn
アイスランドを観光で訪れる人のために「Frelsi Prepaid starter package」というのがあるようです。Siminnのお店やキオスク・ガソリンスタンドなどで購入できると書いてあります。
わかりにくいですが、SiminnのWebページの英語版からたどると次のページが出てきます。
Packagesと書いてあるところがプリペイドSIMカード自体の価格です。アイスランドクローナは変動が大きい通貨ですが、ここのところは0.8円~1円の間です。
通話をほとんどしないのならば、一番安い「0 kr. within prepaid Siminn」を購入すればよい気がします。
データ通信に関しては別途申し込む必要があります。
アイスランドのホテルは無線LANが使えることが多いので、それほどデータ量は必要ないかもしれません(バス移動中の暇つぶしに使いたい場合は除く)。
ただ、このデータ通信プランの申し込み方は良くわかりませんでした。
APNは「internet」のようです。
Vodafone
調べてみるとVodafoneには二つの種類のプリペイドSIMカードがあることがわかりました。
「Basic Stater Pack」の方は価格が不明ですが、初期残高が1000クローナあって、そのうち500クローナ分を300MBのデータパックに変換(Split your credit to get more data)できると書いてあります。
一方、「Prepaid 3G Internet – Starter kit」は価格が1790クローナで、3GBまで通信できるようです。ただ、通話ができないデータ通信専用のプリペイドSIMカードなのかもしれません。
両プリペイドSIMカードともにデータ通信量の上限を超えた場合は、追加でデータパックを買うことができます。データパックは300MBで690クローナ、500MBで1090クローナ、1GBで1390クローナです。
APNは「gprs.is」です。
まとめ
今回は事前に調査したアイスランドのプリペイドSIMカード事情について紹介しました。
SiminnとVodafoneの2社が有力なようで、それぞれが旅行者向けのプリペイドSIMカードを用意しています。1週間程度の旅行だと2000円ほど払えば何とかなりそうです。
次回はアイスランドで実際にプリペイドSIMカードを購入したお話です。
コメント