今回は海外通販のBanggoodでInsta360の新製品Insta360 GO 2の販売を開始したことを紹介したいと思います。
Insta360 (Arashi Vision)とIsnta360 GOについて
Insta360は360度カメラ技術を中心に、次々と話題の製品を繰り出す中華カメラメーカーです。
本来はArashi Visionというのですが、ブランド名のInsta360の方が通じやすいと思います。
中国のメーカーというとモノマネやパクリというイメージですが、このInsta360の製品はオリジナリティにあふれ、中国メーカーのイメージを変えるメーカーであると思います。
Insta360の製品はApple Storeで扱われてることからも、そのオリジナリティがわかると思います。
Insta360 GOはInsta360の製品の中でも独特な製品で、ウェアラブルカメラと呼ぶにふさわしい超小型のカメラです。
このブログでもレビューしてきました。
なかなか使い方が独特ですが面白い製品というのが大雑把な感想です。
そして今回紹介するのはこのInsta360 GOの後継モデルのInsta360 GO 2となります。
BanggoodでのInsta360 GO 2の販売状況
最初に海外通販Banggoodでのこの新製品の販売状況を紹介しておきます。
Banggoodとその購入方法については下記のサイトを参考にしてください。
BanggooではInsta360 GO 2についてはクーポン「BGCuponation10」を使うと2021/03/31までは通常版が269.99ドル(約30,000円)になっています。
送料が400円ほどかかりますが、公式ストアの価格が36,300円であることを考えると6000円程度安く購入できることになります。
出荷は2021/03/27頃になる模様です。
ちなみに自撮り棒がセットになった「自撮り棒キット」は同じくクーポン「BGCuponation10」で2021/03/31までBanggoodでは287.99ドル(約32,000円)になっています。
こちらも公式サイトの価格と比較すると6000円程度安くなります。
Insta360はグローバルに製品展開しているため、海外通販で購入しても日本の技適マーク(電波規制に適合した証明)がついていると思います。
Insta360 GO 2では確認していませんが、私がこれまで海外通販で購入したInsta360の製品はすべて技適マーク付きでした。
少しでも安く購入したいという方にはBanggoodを利用するのがお勧めです。
Insta360 GOとInsta360 GO 2
Insta360 GOユーザにとって気になるのがInsta360 GO 2になってどこが変ったのか、というところです。
特徴から見る違い
特徴を表すアイコンで比較してみます。
まずは先代のInsta360 GOです。公式サイトを見てみると8個のアイコンが表示されていました。
一方、2代目のInsta360 GO 2ではアイコンは10個に増えています。
強化・追加された項目は
- 動画機能の強化: 「1440p 50fps」
- 防水機能の強化: 「スプラッシュ防水」から「4メートル防水」に強化
- 操作性の向上: 「遠隔操作」と「Wi-Fiプレビュー」
となります。
この中でめちゃめちゃうれしいのが「Wi-Fiプレビュー」です。
Insta360 GOで難しかったのはどのような映像を撮影しているのかわからない、ということでした。撮影した映像をスマホに取り込んで初めて撮影内容が確認できます。
このため、映像を取り込んでがっかりすることも何度かありました。
Wi-Fiプレビューできるようになればこのようなことはなくなり、使い勝手がかなり向上しそうです。
一方、「バレルロール」についてはInsta360 GO 2では表示されなくなりました。このバレルロールはシーンの切れ目を回転する映像でつなげる機能です。Insta360 GO 2で使えなくなったのかどうかはわかりませんが、なんとなくアピールするほどではなくなっただけのような気がします。
スペックから見る違い
より細かい違いを見るためにスペックを比較してみます。
Insta360 GO 2 | Insta360 GO | |
---|---|---|
動画解像度 |
FlowState 手ブレ補正 (プロ動画モード) 2560×1440@50fps, 30fps 1920×1080@50fps, 30fps ベーシック手ブレ補正 (動画モード) 2560×1440@50fps, 30fps 1920×1080@50fps, 30fps HDR 2560×1440@25fps, 24fps 1920×1080@25fps, 24fps タイムラプス 2560×1440@30fps 1920×1080@30fps タイムシフト(ハイパーラプス) 2560×1440@30fps 1920×1080@30fps スローモーション 1920×1080@120fps |
標準 2720×2720@25fps(撮影時) 1080@25fps (アプリ経由でエクスポートの場合) インターバル撮影 2720×2720@25fps(撮影時) 1080@25fps (アプリ経由でエクスポートの場合) タイムラプス 3040×3040@30fps(撮影時) 1080@30fps (アプリ経由でエクスポートの場合) ハイパーラプス 2720×2720@30fps(撮影時) 1080@30fps (アプリ経由でエクスポートの場合) スローモーション 1600×900@100fps (撮影時) 1600×900@25fps (アプリ経由でエクスポートの場合) |
写真解像度 |
16:9, 2560×1440 1:1, 2560×2560 9:16, 1440×2560 Film Panorama, 2938×1088 |
3040×3040 (撮影時) 1:1 2560 x 2560でエクスポート 16:9 2560×1440でエクスポート 9:16 1440×2560でエクスポート |
動画のファイル形式 | MP4 |
insv (撮影時) mp4 (アプリ経由でエクスポートの場合) |
写真のファイル形式 |
INSP (アプリまたはStudio経由で書き出し可能) DNG (RAWファイルを処理するには、スマートフォンまたはPC/Mac用のソフトウェアが必要です) |
nsp (撮影時) jpg (アプリ経由でエクスポートの場合) |
写真モード |
標準写真 インターバル写真 スターラプス ナイトショット |
標準 |
動画モード |
標準手ブレ補正動画 FlowState手ブレ補正動画 HDR動画 タイムラプス タイムシフト (ハイパーラプス) スローモーション |
標準 インターバル撮影 タイムラプス ハイパーラプス スローモーション |
動画露出モード |
オート マニュアル (シャッター速度 1/8000〜1/30秒, ISO感度 100〜3200) シャッター優先度 (1/8000~1秒), ISO優先度 (100~3200) |
? |
写真露出モード |
オート マニュアル (シャッター速度 1/8000-120s, ISO感度 100〜3200) |
? |
動画コーデック | H.264 | ? |
最高動画ビットレート | 80Mbps |
40Mbps (撮影時) 30Mbps (アプリ経由でエクスポートの場合) |
最長クリップ尺 |
プロ動画モード: 10分 動画モード: 15分 FPVモード: 30分 タイムラプス: 撮影間隔を調整でき、充電ケースで7分間のクリップを最大110分まで録画可能。 |
標準: 15秒、30秒、60秒の撮影で、5分(FPVモード) インターバル撮影、スローモーション: 15秒または30秒 タイムラプス: 調節できるインターバル撮影、最大8時間の撮影と 8秒間の動画を生成する(24時間録画は近いうちに公開します。) インターバル撮影: 撮影間隔を調整でき、最大7日間の撮影ができます |
対応端末 |
iOS: A11以上のチップ iPhone 12/12 Pro, iPhone 11/11 Pro/11 Pro Max, iPhone XS/XS Max, iPhone XR, iPhone X, iPhone 8/8 Plus iPad Pro, iPad (2018) Android |
iOS: iPhone 11/11 Pro/11 Pro Max,、iPhone XS/XS Max、iPhone XR、iPhone X、iPhone 8/8 Plus、iPhone 7/7 Plus、 iPad Pro、iPad (2018) Android : |
ホワイトバランス |
オート 2700K 4000K 5000K 6500K 7500K |
自動 |
Bluetooth | BLE 5.0 | BLE4.0 |
絞り値 | F/2.2 | F2.1 |
ISO感度 | オート, 100〜3200 | ? |
インターフェース | Type-C | Micro-USB / Lightning |
ストレージ容量 | 32GB(使用可能領域:28GB) | 8GB |
充電方法 |
GO 2: 充電ケース 充電ケース: Type-C |
GOは同梱の充電ケースで充電します。 |
充電時間 |
GO 2: 23分で80% / 35分で100% 充電ケース: 47分で80% / 65分で100% |
GO: 約30分間 充電ケース: 約90分間 |
駆動時間 |
カメラ単体: 30分 (ベーシック手ブレ補正動画) 20分 (FlowState手ブレ補正動画) ケース装着時: 150分 (ベーシック手ブレ補正動画) 110分 (FlowState手ブレ補正動画) |
60分 (Insta360 GO本体+充電ケース) |
動作環境 | -10℃〜40℃ |
使用温度: 0℃~50℃; ストレージ温度: -10℃~45℃ GOの温度が高すぎた場合、インジケーターが黄色に点滅し、かつGOが振動して知らせます。 |
重量 |
Insta360 GO 2: 26.5g 充電ケース: 63.5g |
Insta360 GO 18.3g 充電ケース 43.3g |
サイズ |
Insta360 GO 2 52.9 x 23.6 x 20.7mm 充電ケース 開いた状態: 132.5 x 26.0 x 26.6mm 閉じた状態: 68.1 x 48.54 x 26.5mm |
Insta360 GO 49.4 × 21.4 × 14.85 mm 充電ケース 50.46×59.76×25.5 mm |
色 | ホワイト | ホワイト |
EV値 (露出値) | ±4 EV | 自動 |
35mm換算焦点距離 | 11.24mm | ? |
Insta360 GOで「?」となっている部分は公式のスペック表には明記されていない項目です。
こうして比較してみるとInsta360 GO 2になってかなりの部分が強化されていることがわかります。
撮影機能についてはビデオの解像度が上がっているだけでなく、ビットレートが向上していたり、これまではオートにしかできなかった項目を細かく設定できるようになりました。
さらに、バッテリでの動作時間や充電時間など使いやすさに影響する部分についても改善が進んでいます。
後継モデルとしては見事な機能向上といえると思います。
数少ないマイナスの面としてはサイズ・重量が大きくなっている点です。ただ、元々のInsta360 GOがかなり小さいく、本体操作の際にはむしろ使いにくい面がありました。多少大きくなる分には問題な行きがします。
また、動作温度の上限が40℃というのも少々気になります。先代のInsta360 GOでは通常の室内でも連続撮影していると温度上昇により動作が制限されることになりました。
Insta360 GO 2になって発熱が低下していれば良いのですが、ビットレートが上がるなど発熱が増える要因もありますので、上限40℃というのは少々心配です。
気になる点としてはスマートフォンへの求める能力がさらに厳しくなっていることがあります。
iPhoneでいえばiPhone 7は対応リストから外れました。
また、AndroidではハイエンドクラスのCPUを要求してきます。
一応「上記条件を満たしていないデバイスでもアプリを使用して「GO 2」を操作することは可能ですが・・・」という但し書きも有りますが、先代のInsta360 GOをPixel 4で使った時もアプリは結構重かったです。
Insta360 GOシリーズではスマホアプリとの連携が重要になります。Insta360 GO 2を本格的に使いたい方は性能の良いスマートフォンを用意しておくことをオススメします。
Insta360 GO 2の特徴
Insta360 GO 2の特徴を紹介していこうと思ったのですが、公式サイトが日本語でかなり詳細に紹介しています。
動画も多用されているので一度確認すると良いでしょう。
ただ、公式サイトで紹介されているような映像を作るのはなかなか難しかったりします。
このような撮影ができるという参考程度に見るのがおすすめです。
個人的に気になるのは、先に挙げた「Wi-Fiプレビュー」のほかに改良された充電ケースがあります。
Insta360 GO 2の充電ケースは単に充電ケースとして使えるだけではなく、
- リモコン
- 三脚
- 自撮り棒
として利用できるという優れものです。
Insta360 GOの場合は、持ち出す際には本体以外に様々なアクセサリも一緒に持ち出す必要がありましたが、Insta360 GO 2の場合は充電ケースと一緒に持ち出せば最低限の撮影ができそうです。
まとめ
今回は海外通販BanggoodでInsta360の新製品Insta360 GO 2の販売がスタートしたことを紹介しました。
Insta360 GO 2はInsta360 GOからかなり機能強化された魅力的なカメラです。海外通販のBanggoodを利用することで公式サイトより約3000円安く入手することができます。さらに期間限定で送料無料となっています。
少しでも安く手に入れたいという方はBanggoodを利用するのもよいと思います。
コメント