前回はGoogle Playブックスを簡単に紹介しました。
今回はGoogle Playブックスのウリ(?)の一つである、Android端末間の同期について調べてみたいと思います。
Android端末としては手持ちのNexus7とAQUOS PHONE SH-12C(ドコモのスマホ)を使います。
AQUOS PHONE SH-12Cの準備
もちろんAQUOS PHONE SH-12C側にもGoogle Playブックスアプリをインストールしなければいけません。
これはGoogle Playで探せばインストールすることができます。AQUOS PHONE SH-12CはAndroid 2.3ですが、問題なくインストールすることができます。
なお、インストール時には同期について聞かれるので「同期をONにする」を選択しておきます。
Nexus7→AQUOS PHONE SH-12Cでの同期
さて実験してみます。
まずNexus7でGoogle Playブックスの本を読み進めます。
ここではためしにダウンロードした青空文庫の「人間失格」を開いて、「第一の手記」までページをめくります。
ここでいったんNexus7のGoogle Playブックスアプリを終了します。
次にAQUOS PHONE SH-12CでGoogle Playブックスアプリを立ち上げます。本がいくつか表示されるので当然ながら「人間失格」を選択します。
初回はデータのダウンロードに少々時間がかかりますが、本の中身が表示されると・・・
ちゃんと「第一の手記」のページが表示されました。これがAndroid端末間の連携の効果です。
AQUOS PHONE SH-12Cでの同期→Nexus7
当然ながら逆も問題なくできます。
AQUOS PHONE SH-12Cで「第二の手記」のページまで読み進めます。
そしてNexus7側でGoogle Playブックスアプリから「人間失格」を選択すると・・・
無事に「第二の手記」のページが表示されました。
なおタイミングは良くわからないのですが、下記のメッセージが表示される場合があります。その場合は「移動する」を選んでしまってよいと思います。
しおりの同期
ついでに「しおり」についても調べてみます。
まずはNexus7側でしおりを作成します。今回は「第一の手記」のページに作成しました。しおりを作成するとそのページには赤い色のリボンマークが表示されます。
続いAQUOS PHENO SH-12C側でGoogle Playブックスアプリを起動し「人間失格」を選びます。
そして「メニューボタン」→「目次」→「しおり」と選択します。
「人間失格」の5ページ目にしおりがセットされているのがわかります。この5ページ目というのはNexus7で表示した場合の5ページ目ということだと思います。
ちょっと不安になりますが、しおりを選択すると・・・
AQUOS PHONE SH-12C側でもしおりのセットされたページが表示されます。このページは「第一の手記」のページの一つ前になります。ちょっと位置がずれることはあるようです。
まとめ
今回はGoogle PlayブックスのAndroid端末間の連携について調べてみました。
Google Playブックスの読書データはGoogle側に保管されるので、Google PlayブックスアプリをインストールしたAndroid端末で読んだページ位置やしおりの場所を共有することができます。
例えば電車の中ではスマートフォンで本を読み、自宅に戻ったらタブレットで続きを読むということも、簡単にできそうです。
次回は日本国外でGoogle Playブックスはどのようになるかを紹介したいと思います。
コメント