前回までは旧スマホのデータを新たに購入したAQUOS PHONE ZETA SH-02Eに移行するお話をしました。
今回はAQUOS PHONE ZETA SH-02EでIMoNi(iモード.net)が使用できるかどうかを調査してみます。
iモード.netは2014/02/28に新規受け付けを終了し、2015/02/28を持ってサービスを終了します。
またここで紹介しているIMoNiというソフトも更新を終了しています。
本ページの内容を古くなっております。ドコモ以外のSIMカードを指した状態で、ドコモのメールアドレスを使いたい場合は、ドコモメールに移行し、K9-Mailなどでメールの送受信をしてください。詳しくはこちらを参照してください。
https://scratchpad.jp/oversea-docomo-mail-4/
iモード.netとは?
iモード.netとはiモードメールをPCから送受信できるようにするサービスです。
なぜこのサービスが必要かというと、ドコモのスマートフォンのSIMロックを解除して、ドコモ以外のSIMカードを利用した場合に、SPモードメールの送受信ができなくなるからです。
スマートフォンの契約にiモードをつけ(通常はSPモードだけですが無料で付与可能)、さらにiモード.net(月額210円)と後述のIMoNiというソフトを利用することで、ドコモ以外のSIMカードを利用した状態でSPモードメールの送受信が可能になります。
ただ、iモード.netの利用(アクティベーション)には、iモード端末(つまりガラケー)が必要になります。一度アクティベーションすればiモード端末は不要になるので、誰かに借りてアクティベーションを済ますという手もあります。詳しくは下記のページを参照してください。
また、Xi(LTE)端末ではiモード.netは正式にはサポートしないというのがドコモの見解です。なので、Xi(LTE)端末の購入時には無理は承知で契約に含めてもらう必要があります。
IMoNiとは?
IMoNiとは、iモード.netを利用してiモードメールの送受信をスマートフォンでできるようにしたアプリです。
このソフトとiモード.net、そしてiモードメールとSPモードメールのアドレス入れ替えという技を使うことで、ドコモのSIMカードが入っていない状態のスマートフォンでSPモードメールの送受信が可能となります。
詳しくは下記のページを参照してください。
AQUOS PHONE ZETA SH-02EでIMoNiの利用
準備
以下は、すでにiモード.netのアクティベーションが済んでいるという前提です。アクティベーションが住んでいない方は、下記を参照して行っておいてください。
次にIMoNiをインストールします。これはGoogle Playからインストールするだけです。
メールアドレスの入れ替え
スマートフォンでiモード.netを利用する場合にポイントとなるのがメールアドレスの入れ替えです。
スマートフォンでSPモードとiモードの両方の契約をしていると、docomo.ne.jpのメールアドレスを2個持つことになります。1個はSPモードメールに割り当てられており、スマホのSPモードメールアプリで送受信できます。
もう一つのメールアドレスはiモード用でiモード.netで送受信できます。そしてこの二つのアドレスは自由に入れ替えを行うことができるのです。
このため、メールアドレスの入れ替えを実行すると、iモード.netで現在SPモードで利用しているメールアドレスが送受信できるようになります(当然ながら入れ替えるとSPモードメールアプリでは入れ替え前のiモード側のメールアドレスを送受信できるようになります)。
入れ替えの手順は次の通りです。まずスマートフォンを3G通信モード(WiFiをオフ)して、SPモードメールアプリを起動します。起動したらメール設定を選びます
その他を選択します。
そして表示されるメニュー項目から「メール全般の設定」を選びます。
これ移行はブラウザでの操作になります。ブラウザの画面で「メールアドレスの入れ替え」を選択します。
確認画面が表示されるので入れ替えの実行を行います。
設定
ここからはIMoNiの設定です。
インストールしてから初めてIMoNiを起動すると、設定メニューが表示されます。
まずは「docomo ID」と「iモード.net」のパスワードを設定します。あとは好みに応じて「メールのチェック間隔」を変更したり「WAP PUSHによる追加チェック」をオンにしたりすると良いでしょう。
設定が完了したら戻るキーでフォルダ画面に戻り、メニューから「直ちにチェック」を実行してみます。しばらく待ってエラーが起こらなければ設定完了です(パスワードを間違っているとここでエラーになります)。
docomoは補償できないといっていましたが、Xi(LTE)端末でもiモード.netはまったく問題なく使えるようです(当たり前といえば当たり前ですが)。
データの移行
iモード.netは基本的にサーバ側にデータを残す仕組みなので、メールを受信箱にいれっぱにしにする場合はデータの移行は不要だったりします。
自分でフォルダわけしている場合にはデータの移行が必要かもしれません。
その場合は旧スマホにmicroSDをセットしてメールのエクスポートを実施し、そのmicroSDカードを新しいスマホに戻してメールのインポートを行えば大丈夫なはずです。
まとめ
今回はAQUOS PHONE ZETA SH-02EでIMoNiを設定しiモード.net経由でメールの送受信をできるようにしました。これでメールアドレスの入れ替えを行うことで、ドコモのSIMカードが入っていない状態でもdocomo.ne.jpのメールアドレスでメールの送受信ができます。
このような使い方をする方は、ドコモショップに掛け合ってiモード.netの契約をつけてもらうほうが良いでしょう。まあ、ドコモのメールがクラウド化すればこんなことも必要ないかもしれませんが・・・
次回は、AQUOS PHONE ZETA SH-02EのSIMロックを解除してみます。
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