前回まででVPSの再初期化に伴うWordPressの再設定が完了しました。
今回からは導入したWordPressの高速化手法について紹介したいと思います。
これまでは、
- WebサーバをApacheからnginxに変更
- WP Super Cacheプラグインの導入
- nginxのプロキシ・キャッシュの導入
- RAMディスクの導入(WP Super Cache用, nginxプロキシキャッシュ用)
などの施策を行ってきました。
高速化は細かいことの積み重ねですので、ほかにもできることをやっておこうと思います。
WP Hyper Responseプラグインについて
このプラグインは「WordPressサイト及び管理画面のレスポンスを向上させるプラグイン」として配布されているものです。
開発者のページはこちらになります。
このプラグイン説明は開発者のページで十分説明されています。
このプラグインを入れるとWordPressがWebサーバに従来より細かい単位でデータを送るようになるので、見かけ上のレスポンスが上がるという仕組みです。従来は1画面分のデータができてから送信を開始していたので、待ち時間が発生していたのが改善できるというわけです。
WP Hyper Responseプラグインの導入
WP Hyper Responseプラグインの導入は簡単です。
WordPressのダッシュボードのプラグインの新規追加画面で「WP Hyper Response」で検索すると出てきますので、「いますぐインストール」を選択します。
インストールに成功したらプラグインを有効化します。
WP Hyper Responseプラグインの設定
素晴らしことにこのプラグインには設定というものがありません!有効にするとすぐに動作し始めます。
いろいろ設定に苦労するプラグインも多いなか、これは助かります。
それもそのはず、このプラグインはわずか数行しかありません。こういう小さなアイデアで高速化できるのがソフトウェアの面白いところです。
WP Hyper Responseプラグインの効果
さて、問題は本当に高速化の効果があるかどうか、ということです。
私の主観では
- WordPressの管理画面→レスポンスがよくなった気がする
- 通常のWordPress画面→特に変わらず
という感じです。
開発者のページのも書いてありますが、原理上キャッシュが効いているページには効果がありません。私の場合はWP Super Cacheを導入しているので、通常の画面では効果が感じられなかったのだと思います。
まとめ
今回はWordPressの高速化を目指してWP Hyper Responseプラグインを導入しました。
シンプルなプラグインで副作用の心配がないのがよいところです。管理画面のレスポンスがよくなった気がするので継続して利用することとしました。
次回はmemcachedを使ったWordPressの高速化について紹介します。
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