Tuya Wi-Fi対応温度・湿度センサー MIR-TE200-WFを試す

2.0
スマートホーム
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前回はスマートフォンと連携できるスマート温度計・湿度計であるNAS-TH02紹介をしました。

このNAS-TH02を購入するときに、実は同じような製品をもう一つ買っていたので、そちらも紹介したいと思います。

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スマート温度計・湿度計

ここではスマートフォンと連携できるスマートセンサーをスマート温度計・スマート湿度計としています。

スマート温度計はスマホアプリで温度をその時点の確認できるだけでなく、温度変化のログが確認できるので節電などの作戦を考えるのに役に立ちます。

これまではXiaomiブランドのスマート温度計を2機種を試しました。これらの製品はMi Homeというスマホアプリと連携することができます。

Xiaomi (Mijia) Bluetooth温度・湿度計2を試す
今回はXiaomi (Mijia) Bluetooth温度・湿度計2を紹介します。この温度・湿度計は非常にコンパクトにもかかわらずBluetoothでスマートフォンと連携することができ、Mi Homeアプリを導入するとリアルタイムの温度・湿度だけでなく、時間的な変化も知ることができます。住環境のチェックだけでなく、電気代の節約方法を考える際にも役に立ちそうです。
Xiaomi (Mijia) 電子温度・湿度計 Proを試す
今回はBluetooth対応のXiaomi (Mijia) 電子温度・湿度計Proを紹介します。視認性も良くコンパクトなサイズで非常に良い製品なのですが、スマートフォンと連携させるにはMi Homeアプリのロケールを中国に設定しなければいけないというのが欠点です。スマートフォンと連携させないと温度や湿度の変化を知ることができないので、この制約は大変残念です。ファームウェアのアップデートかアプリのアップデートで是非修正してもらいたいです。

さらにTuyaの製品も試したことがあります。

温度・湿度センサー付きスマートリモコンTuya S09を試す 前編
今回は温度・湿度センサー付きスマートリモコンTuya S09を購入したことを紹介します。このスマートリモコンS09はSmart Lifeというスマホアプリと連携することにより、温度・湿度変化を記録することができます。さらに操作したいデバイスのリモコンを登録することにより、このスマートリモコンS09を使って操作できるようになります。
Tuya Wi-Fi対応温度・湿度センサー NAS-TH02を試す
今回はTuya Wi-Fi対応温度・湿度センサー NAS-TH02を購入したことを紹介します。Smart Lifeアプリと連携できるので、温度・湿度の履歴を確認できるだけでなく、このセンサーの温度や湿度を使った自動制御も可能です。スマートリモコンも合わせて導入すると、さらに利便性が上がると思います。

実はひとつめの製品はスマートリモコンなのですが、湿度・温度センサーも内蔵しておりスマート温度計・スマート湿度計として利用することができます。

こちらの2製品はSmart Lifeというスマホアプリと連携できます。

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Tuya Wi-Fi対応温度・湿度センサー MIR-TE200-WFを購入!

今回はスマートリモコンを置いていない部屋の温度・湿度を把握したかったので、

  • スマートリモコンと同じ「Smart Life」アプリに対応していること
  • Wi-Fiに対応していること

を条件に、スマート温度計・スマート湿度計を探すことにしました。

この条件は前回のスマート温度計NAS-TH02を探したときと同じです。

正確にはこの条件で探して見つけたのが前回のNAS-TH02と今回のMIR-TE200-WFになります。

この条件に合う製品として見つけたのがTuya Wi-Fi対応温度・湿度センサー MIR-TE200-WFです。

いつものごとく海外通販のAliExpressで購入しました。

AliExpressでの購入方法については下記を参照してください。

海外通販ガイド: AliExpressでの買い方を紹介!
中国の通販サイトであるAliExpressの使い方について紹介します。 海外からものを買うのは難しそうな気がしますが、少しの英単語を覚えれば結構簡単に行うことができます。最近は中国のメーカが魅力的な(怪しい!?)商品を出しているので興味がある方はチャレンジしてみましょう。

Tuya Wi-Fi対応温度・湿度センサー MIR-TE200-WF

早速紹介していきます。

パッケージ

パッケージは写真がまったくなく真っ白なものです。

パッケージ上面

このパッケージを手にしたときに一瞬何が届いたのかわかりませんでした。

側面には型番などのシールが貼られていて、これでようやく何のパッケージ化理解できました。

パッケージの側面

「Battery Model: AA battery」というのは単三電池のことです。「Voltage: DC 4.5V」という記載があるので、1.5Vの単三電池3本が必要であることがわかります。

乾電池の利用が想定されているようですが、エネループなどの1.2Vのニッケル水素電池3本でも動作します。

パッケージの中身はMIR-TE200-WF本体・取扱説明書(英語)・固定用ビスとなっています。

パッケージの中身

固定用のビスは壁などにNAS-TH02を設置する際に利用するもので、机や棚にMIR-TE200-WFを設置する際には不要です。

温度・湿度センサー MIR-TE200-WF本体

MIR-TE200-WFはコンパクトでサイズは65×65×28mm程度となります。

MIR-TE200-WF本体

ディスプレイは正方形となります。

背面は電池ボックスとネジなどに引っ掛けるための穴があります。

MIR-TE200-WF本体 背面

上面にはボタンがあります。このボタンはWi-Fiの設定をリセットするためのものです。

MIR-TE200-WF本体 上面

側面にはセンサーに外気を導入するためのと思われるスリットがあります。

MIR-TE200-WF本体 側面

この写真ではちょっとわかりにくいですが、MIR-TE200-WF本体の下部には傾斜をつけるための脚があります。

この脚によりMIR-TE200-WFを置くとディスプレイ面がわずかに上向きになり、視線より下に設置したときに視認性が上がるようになっています。

電池ボックスを開けると単三電池を3本いれるスペースが現れます。

電池ボックスを開けたところ

セットアップはこのスペースに単三電池を3本挿入して電池ボックスを閉めるだけです。

取扱説明書

取扱説明書は英語です。

取扱説明書1

取扱説明書2

取扱説明書3

取扱説明書4

重要なところは2箇所ある「Network Setting」の項目です。

この部分には「MIR-TE200-WFのネットワーク設定のリセット方法」と「Smart Lifeアプリへの追加方法」が記載されています。

使ってみる

それでは使ってみましょう。

MIR-TE200-WF本体のセットアップ

MIR-TE200-WF本体のセットアップは単三電池3本をセットするだけです。

私はニッケル水素の充電池を利用しました。

電池をセットすると画面には温度・湿度が表示されます。

電源を入れた状態

一応これだけで利用できますが、スマート温度計として活用するにはスマートフォンにSmart Lifeアプリを入れて連携させる必要があります。

Smart Lifeアプリの導入

この部分は以前の記事のコピペです。

MIR-TE200-WFとスマートフォンを連携するためのアプリが「Smart Life」です。

Smart Life - Smart Living - Apps on Google Play
Smart Living
‎Smart Life - Smart Living
‎説明 Smart life, smart living ・「Smart Life」アプリを使えば、素早く手軽に家電デバイスを操作できます。 ・「Smart Life」アプリ1つで、さまざまな対応家電デバイスの操作が可能です。デバイスの追加・接続設定も簡単です。 ・家の中で操作することはもちろん、外出中でも設定したデバイスをリモート操作できます。 ・Amazon Echo/Google Homeで音声操作できます。 ・「Smart Life」アプリを使えば、設定した温度や場所...

私の場合はAndroidスマートフォンで試しました。

Smart Lifeアプリ

アプリをインストールして起動するとプライバシーポリシーと利用規約への同意を求められます。

利用規約への同意

次はアカウントのログインです。これまでSmart Lifeアプリを利用したことがある場合は「既存のアカウントでログイン」を選択することになります。はじめてSmart Lifeアプリを使用する場合にも、Googleアカウントを流用したい場合は「既存のアカウントでログイン」を選択しましょう。

ログイン画面

私ははじめてSmart Lifeを使うのですが、新たにアカウントを作るのも面倒なので、Googleアカウントを利用することにしました。

Googleアカウントを利用するには次に表示される画面でプライバシーポリシーと利用規約のチェックボックスをオンにした上で、画面下のGoogleアイコンを選択します。

Googleアカウントの利用

すると利用するアカウントを選択する画面になりますので、自分のGoogleアカウントを選択します。

Googleアカウントの選択

ログインに成功すると次のような画面が表示されますが、「アプリを開く」を選択します。

アプリを開く

ここでSmart Lifeアプリに通知を許可するかどうかを聞かれます。私は許可をしておきました。

通知の許可

するとプッシュメッセージを受信するにはスマホ側の設定が必要と表示されますので「設定」を選択してスマホの設定を変えておきましょう。

プッシュ通知の設定

さらに位置情報に関する権限も要求してきます。

位置情報の要求

位置情報のアクセスは「アプリ使用時のみ」を選択しておけば良いでしょう。

位置情報へのアクセスの許可

これでSmart Lifeアプリのインストールと初期設定の完了です。

Smart Lifeアプリへデバイスの追加

Smart LifeアプリへMIR-TE200-WFを登録することで、Smart Lifeアプリから温度・湿度の確認やログを見ることができるようになります。

まず事前準備として下記を整えておきます。

  • MIR-TE200-WFに電池をセットしておく
  • スマートフォンのWi-Fiをオンにしておく
  • Wi-Fiルータの近く(同じ部屋)にMIR-TE200-WFとスマートフォンを持ってくる

前回試したスマート温度計NAS-TH02の場合はBLuetoothに対応していて、Smart Lifeアプリが自動検出できました。

しかしMIR-TE200-WFはBluetoothに対応していないため、自動検出はできないようです。

Smart Lifeアプリを立ち上げたら右上の「+」から「デバイスの追加」を選択します。

デバイスの追加

追加するデバイスとしては「セキュリティ&センサ」のところにある「温度湿度センサー(Wi-Fi)」を選択します。

センサー (Wi-Fi)を選択

するとMIR-TE200-WFを接続する先のWi-Fiアクセスポイントの情報を入力する画面になります。

Wi-Fiアクセスポイント情報の入力

MIR-TE200-WFのWi-Fiは2.4GHzにしか対応していないので、2.4GHzで接続できるアクセスポイント情報を入力する点に注意してください。

入力したアクセスポイントにスマートフォンが5GHzで接続している場合は次のような警告が出る場合があります。

5GHzの場合の警告

2.4GHzと5GHzで同じSSIDを使用している場合は問題ないので「現在のネットワークで続行する」を選択してください。

申しそうでなければWi-Fiアクセスポイント情報を入力し直しましょう。

次の画面になったらMIR-TE200-WF上部のボタンを5秒間以上長押します。MIR-TE200-WFの画面のWi-Fiアイコンが点滅したら「ライトが点滅していることを確認してください」を選択します。

デバイスのリセット

次に点灯状態を聞かれるので「早く点滅」を選択します。

点灯状態の確認

ここでMIR-TE200-WFがWi-Fiアクセスポイント(ホットスポット)になっているので、そこへ接続するように指示がされます。

ホットスポットへの接続

「接続します」を選択するとスマートホンのWi-Fi設定画面になるはずです。

しばらくすると「SmartLife-」で始まるアクセスポイントが見つかるはずなので、これを選択して接続しましょう。

Wi-Fi設定画面

ホットスポットに接続したらSmart Lifeアプリに戻ると次のような画面になるのでしばらく待ちましょう。

デバイス接続中

次のような画面になれば接続完了です。

接続完了

「Temperature Humidity Sensor」という名前で検出されますが、この名前は右側のペンアイコンを選択すると変更することができます。

あとは「完了」を選択するだけです。

Smart Lifeアプリにデバイスをはじめて登録した場合には、Smart LifeアプリにBluetoothアクセスの許可と、位置情報のアクセスを求められるかもしれません。

Bluetoothへのアクセス許可

位置情報のアクセス

この場合は許可をしておきましょう。

温度・湿度の確認

Smart Lifeアプリで登録したMIR-TE200-WFをセント無くすると次のような画面が表示されます。

現在の温度

この画面で現在の温度と当日の温度変化をみることができます。

画面の下の方の「Humidity」を選択すると同様に湿度の情報を表示することができます。

現在の湿度

右下のアイコン(温度の画面なら「more temp」、湿度の画面なら「more humidity」)を選択するとグラフを大きく表示させることができます。

温度のグラフ

初期画面は当日のグラフです。

当日の温度グラフ

右上の「日付」を選択するとグラフの範囲を「日」「週」「月」で変更できます。

グラフの範囲の変更

たとえば月を選択すると今月の温度変化を把握することができます。

今月の温度変化

湿度についても同様にグラフを表示させることができます。

今月の湿度変化

NAS-TH02を使った自動制御

Smart Lifeアプリの「シーン」を使うとMIR-TE200-WFの測定データを使った自動制御を実現することができます。

Smart Lifeアプリでシーンを選択すると自動化をするための「シーン」を作成できます。

シーンの作成

MIR-TE200-WFを使った自動制御をするためには、シーンの種類として「デバイスの状態が変化した場合」を選択します。

シーンのトリガーの種類

デバイスはMIR-TE200-WF(デフォルトでは「Temperature Humidity Sensor」)を選択します。

デバイスの選択

次にMIR-TE200-WFのどの状態が変化を利用するのかを選択します。ここでは温度を選択してみます。

利用する状態変化

次の温度がどうなったら自動実行を利用するのかを指定します。ここでは温度が30.7度以上になったという条件を設定してみます。

自動実行の条件

この画面の温度設定のスライダーはかなり敏感で狙った温度を設定するのがとても難しいです・・・

これで自動実行の条件が指定できたので、次は自動実行する内容を設定します。このためには下記の画面で「さらに」の「+」を選択します。

自動実行内容の指定

ここでスマートリモコンなどを使ってエアコンをオンにしたいのであれば「単一デバイスを制御する」を選択してエアコンを操作する設定をすればOKです。

自動実行の種類

自動実行の条件は湿度も選べますし、自動実行の内容はデバイスの制御意外にもスマートフォンに通知を送るなども可能です。

残念な点

スマートフォンと連携できるという点では期待通りでしたが、MIR-TE200-WFの画面を直接見て温度や湿度を確認するときは少し視認性が悪いというのが残念な点です。

私はMIR-TE200-WFを机の上に置いて使っているのですが、この場合は見下ろす形になります。

すると液晶画面の視野角が狭いのか、文字が読みにくくなります。

見下ろした状態

視線を下げればこの視野角の問題は解消するのですが、今度は周囲のモノが反射してしまいす。

液晶画面の反射

実際に使ってみるとこの点に不満を感じます。

まとめ

今回はTuya Wi-Fi対応温度・湿度センサー NMIR-TE200-WFを購入したことを紹介しました。

Smart Lifeアプリと連携できるので、温度・湿度の履歴を確認できるだけでなく、このセンサーの温度や湿度を使った自動制御も可能です。

画面の視認性がやや悪いのが残念ですが、スマートリモコンも合わせて導入すると、さらに利便性が上がると思います。

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