前回は中華タブレットTeclast Tbook 10 Sに日本語版Windows10をクリーンインストールしました。
今回はTeclast Tbook 10 編のとりあえずのシメとしてしばらく使った感想を紹介したいと思います。
今回使用しているTeclast Tbook 10 Sは通販サイトのGearBestから提供していただきました。
GearBestではTeclast Tbook 10 Sは2019/03/02時点で175.99ドル(19711円)で販売していますので、購入にトライしようと思う方は下記サイトを参照してみてください。
タブレットの感想
タブレット部分のスペックはザ・中華タブレットという感じでよくあるスペックです。操作したときのレスポンスもある意味予想通りで、他の10インチ中華タブレットと同等でしょう。
作りとしては金属筐体(Teclastのサイトによるとアルミ合金)で質感はよいです。剛性もしっかり確保されています。
ディスプレイ品質も特に問題を感じませんでした。斜めから見たら色が変わってしまうというようなこともありません (ただし、グレア液晶なので映り込みは盛大に発生します)。
惜しいところといえばUSB端子とスピーカです。
Teclast Tbook 10 SのUSB端子はマイクロUSB端子となっています。もちろんこれで用は足るのですが、すでにスマホはType-Cに移行していますし、タブレットでもType-Cにしてほしかったところです。
スピーカーについてはサイズの問題もありますが、迫力のある音は望めません。私には軽くチャカチャカしたような音に感じました。一応左右にスピーカーがありステレオになっていますので、簡単な動画鑑賞になら使えるという感じでしょうか。私はタブレットで本格的には動画は見ないので、あまり気になりませんでしたが、人によってはスピーカー品質は残念に感じられるかもしれません。
全体的にいうと、タブレット部は合格です。同じ価格帯の中華タブレットと比べて落ちるところはありません。
キーボードの感想
今回はTeclast Tbook 10 Sをキーボードとセットで利用しました。
このキーボードはTbool 10 S用ともいうこともあって、デザインは完璧です。本体とは完全にマッチングします。また、標準サイズのUSBポートがある点も便利です。
しかし、このキーボードがこの製品の最大の残念ポイントです。
残念なのは下記の2点に集約されます。
- キー配列の特殊さ
- キーボードの重さ
キー配列の特殊さ
下記がTbook 10 Sのキーボードの写真です。
一見普通に見えますが、通常の英語配列キーボードに対して、右側一列が省略されています。
このため/などはFnキーと同時押しで入力する必要があります。
Fnキーと同時押しが必要なキーはアルファベットのキーに比べて使用頻度は少ないのですが、やはりいちいちキーボードを見ながら打たねばならず面倒です。
キーボードの左右にスペースがあるのであと一列増設すればかなり使い勝手もよくなるのでもったいないところです。
キーボードの重さ
キーボード単体の重さは実測で604グラムありました。
繰り返しますが、これはキーボード単体の重さです。
これだけの重さがありながら機能はキーボード・タッチパッド・USB端子のみで、バッテリーは内蔵していません。
最初このキーボードを持ったときにバッテリーが内蔵されていると思ったほどです。
どうやらTbook 10 Sと合体したときに、バランスをとるようにキーボードには重りが入っているようです。
Surfaceのようにキックスタンドでタブレット部を支える場合はキーボードは軽くても問題ないですが、Tbook 10 Sのようにヒンジでタブレット部を固定する場合はひっくり返らないようにキーボード側が十分重い必要があるいうことです。
理屈はわかるのですが、このズッシリくる重さは残念です。せめてバッテリーが内蔵されていれば納得ができるのですが・・・
おすすめの使い方
さて、以上を踏まえた上で、Teclast Tbook 10 Sのおすすめの使い方を考えてみます。
懸念ははやりキーボードと組み合わせたときの重さです。合計は約1.2kgなので鞄に入れて持ち歩くとズッシリくるのは間違えありません。
これを考えると持ち歩くならタブレット本体だけでしょう。Tbook 10 Sの本体だけなら600グラムを切っており持ち歩きでも問題ないと思います。外出先で動画を見たり、Webで調べ物をする程度なら問題なくこなすことができます。
そして、キーボードは自宅などで置いておき、文字を入力するときやタブレットを置く台として使うとよいと思います。タブレット逆向きにつけると動画の閲覧などにも使えます。
キーボードごと持ち運びたい場合は、クラムシェル型のEzbook Airや、キックスタンドタイプの2-in-1タブレットTeclast Tbook 16 Powerにした方がよいでしょう。
まとめ
今回は中華タブレットTeclast Tbook 10 S編のとりあえずの最後として実際に使った感想を紹介しました。
タブレット本体を見るとスペックは一般的な中華タブレットで質感はなかなかよいもので合格点です。しかし、キーボードはいまいちです。重いうえにキーの一部が省略されておりちょっと使い勝手が悪いかもしれません。
次回は無線LANルータの話を紹介したいと思います。
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