ここは、個別のソフトウェアに関する本の紹介です。
- CVSによるオープンソース開発
-
バージョン管理システムとして利用されているCVSの解説本です。
CVSは多くのオープンソースプロジェクトでバージョン管理ツールとして使われいます。その特徴は、複数の人が1つのプロジェクトの開発に携わることを考慮しているところです。この特徴により、オープンソースプロジェクトだけでなく、会社や研究室内でのチームプログラミングにおいても大変有用です。
私は、CVSを会社の開発で使ってみようと思っていたころ、この本を見つけ購入しました。この本の初版は、日本語で書かれた最初のCVS解説本ではなかったかと思います。
内容は、CVSの基本的な使い方から、CVSの考え方・ブランチの運営の仕方まで述べられており、CVSを使いこなすには十分なものとなっています。また、WinCVS等のGUIクライアントに関しても本の少しですが触れています。
ただ、オープンソースと言うことにこだわりがあるためか、初版では、奇数章がオープンソースの考え方、偶数章がCVSの使い方と言うようになっており、少し読みにくい点が気になりました。この点は、改訂版の「CVSによるオープンソース開発」で見直され、修正されているようです。
オススメ度:★★★★☆
- 入門Meadow/Emacs
-
MeadowはWindows用のEmacsです(Emacsは大変強力&独特なエディタです)。
この本を買う前に私はMeadowを使っていたのですが、本屋でフラフラしていた時、Meadowを前面に出した本は珍しいと思い、この本を買いました。
内容的には、インストールからMeadow上のツールの使用法、カスタマイズまでと言う感じです。上記のように私は既にMeadowを使っていたので、この本の全てが役に立ったと言うことはありませんが、いくつか新しい発見があり、Meadowをさらに便利な環境にすることが出来ました。
この本で気になる点が、Meadow上でメールを読む際に使っているのが、Gnusというところです。Gnusを使っている人って多いのでしょうか? なんとなく、MewとかWanderlustのほうが多そうなのですが…
オススメ度:★★★☆☆
コメント