前回はイタリアのTIMのプリペイドSIMカードのステータス確認方法を紹介しました。
今回はデータ通信速度などについて紹介したいと思います
データ通信速度
イタリアで実際にspeedtest.netというソフトを使って調査をした結果が3回分残っているので紹介します。
最初に測定したのは世界遺産の街・フェラーラです。中心地のエステンス城の脇で計測しました。時間は夕方でそれほど人はいませんでした。
通信は安定していますが、3Gとしてはちょっと物足りない感じです。
二回目の測定はフィレンツェのシニョーリ広場です。観光客も多く電波が混んでいることが想定されますが・・・
下りはだいぶ良くなりましたが、今度は上りがボロボロです。グラフを見てもほとんど上りの通信ができていないことがわかります。
最後の1回はイタリアを離れる直前、ローマのフィウミチーノ国際空港(レオナルドダビンチ国際空港)で測定しました。
下りは測定開始直後はちょっと遅かったようですが、その後は安定してスピードが出ています。しかし、上りはかなりムラがある様子です。
3回測定した結果から見ると、下りは5±1Mbps、上りは1±0.5Mbpsという感じでしょうか。上りの不安定さは気になりますが、のぼりの通信を大量に使うことはそうないと思うので、まぁ大丈夫だと思います。
サービスエリア
イタリア滞在時はレンタカーで都市間を移動しましたが、記憶にある範囲ではほとんど3G通信できていたと思います。
実際にカバー状況を確認しようとTIMのWebページを探してみたのですが、発見することができませんでした。
その代わり、情報の確度はわかりませんが、下記のページで確認できます。
TIMを選んで3Gのチェックボックスをチェックすると3Gのサービスエリアが表示されます。
オレンジ~赤の部分が3Gの信号が良いエリアです。大都市と高速道路に沿って展開されていることがわかります。
普通に観光するのならば、問題ないと思います。
ちなみにイタリアから見ると外国ですが、バチカン市国とサンマリノでもTIMのプリペイドSIMカードで通信ができました。
テザリング
実はイタリアで一番驚いたのはテザリングです。
イタリアではAQUOS PHONE ZETA SH-02Eを使ってテザリングを行うことができませんでした。
これまで試した国ではテザリングはすべて成功していたので、AQUOS PHONE ZETA SH-02Eの問題ではなく、TIM側で何らかの制限をかけているのかもしれません。
もちろん何らかの設定をミスっていた可能性も否定はできませんが・・・
イタリアでテザリングを使用しようと思っている方は注意してください。
まとめ
今回はイタリアのTIMのプリペイドSIMカードの実際の使い勝手を紹介しました。
速度はまずまず出ていますし、都市・高速道路周辺を中心に3Gが整備されているので、便利に使うことができるはずです。1週間使うだけでも20ユーロ程度とちょっと高めですが、購入する価値はあると思います。
イタリアシリーズは今回で終了で、次回はアイスランドのプリペイドSIMカードについて紹介したいと思います。
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