前回はアイルランドのmeteorのプリペイドSIMカードのステータス確認方法について紹介しました。
今回はmeteorのサービスエリアとテザリングなどの情報を紹介したいと思います。
meteorのWebページによる情報
最新のサービスエリア情報はmeteorのWebページで入手することができます。
2014年9月現在の3Gの様子は次のようになります。色が濃いほうが信号が強いことを表しているのだと思います。
この図を見るとほぼ全土で3Gが使えることがわかります。ちなみに2Gを含めると空白部分もほぼ埋まるようです。
実際の使用感
肝心の使用感ですが、ほとんど困ることはありませんでした。
実際使っていて電波が入らないことに気づいたのは「アーウィーの洞窟(Aillwee cave)」付近ぐらいでした。
ただ、スマホがローミング中と誤認しているため、アンテナアイコンは常に「R」表示となってしまい、3Gなのか2Gなのかは設定メニューから端末の状態を表示させなくてはわかりません。
都市間を移動中とかはもしかしたらちょくちょく2Gになっていたかもしれません。
北アイルランドについて
アイルランドの北部(いわゆる北アイルランド)はイギリス領です。以前は独立派のテロ活動などもあったのですが、近年は安定しています。また国境線もないため簡単にアイルランドと行き来することができます。
アイルランドに旅行に来た場合は合わせて北アイルランドに行かれる方も多いと思います。
しかし、陸続きといえ、別の国です。アイルランドのプリペイドSIMカードは北アイルランドでは使えません。正確にはローミングになりますので、別料金か別途設定が必要になります。
meteorの場合は北アイルランド(アイルランド国外)でデータ通信が発生すると次のようなSMSを送ってきて、データローミングの設定を案内してきます。
LTEについて
meteorはLTE(4G)のサービスを開始しています。周波数は1800MHz(Band 3)と800MHz(Band 20)です。
一方、私のスマートフォンAQUOS PHONE ZETA SH-02Eの対応している周波数は2100MHz(Band 1)・800MHz(Band 19), 1500MHz(Band 21)となります。
同じ800MHzでもBand 20とBand 19は互換性がないため、アイルランドでLTEを使うことはできませんでした(正確にいうと試しませんでした)。
ドコモのスマートフォンの場合、2014年に発売となったものは多くがBand 3にも対応したクアッドバンドになっています。クアッドバンド対応のスマートフォンならばmeteorのLTEが使えたかもしれません。
テザリングについて
テザリングを試してみたところ問題なくできました。
テザリングをするスマートフォンによるのかもしれませんが、特に制限はないようです。
まとめ
今回はアイルランドのmeteorのサービスエリアやその他の情報について紹介しました。
サービスエリアはアイルランドを全体をカバーしており使っていて困ることはありませんでした。データ通信も安くできますし、なかなかお勧めできる携帯電話会社です。
次回は番外編としてアイルランドのLyca mobileについて紹介します。
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