前回までは海外通販について説明していましたが、今回は久々に格安SIM(IIJmio)の話です。
以前、IIJmioを紹介したときに、格安SIMではLINEの年齢認証が突破できず、ID検索ができないという問題を記事にしました。
今回はこの話題の続きとして、ついにLINEの年齢認証を突破したことを紹介します。
問題の背景
格安SIMでLINEの年齢認証をできないという記事は、長らくこのブログでアクセス上位だったりします。
みなさん、この問題でかなり苦労しているようです。
抜け道としては
- PC版のLINEで検索する
- 一時的にドコモのSIMを借りて認証する
- QRコードのスクリーンショットを送る
- 自分のIDのURLをメールで送る
- ふるふるする
等があげられいますが、いまいち決め手に欠けます。
そんな中で発見したのが下記の神情報です。
http://gadget.xinroom.net/mvno-line-age/ (リンク切れ)
早速やってみることにしました。
年齢認証を突破する条件
年齢認証を突破する条件は、
- スマホがAndroidであること
- Androidをroot化してあること
の2点だけです。
iPhoneユーザのの場合は適用できませんし、ちょっと厳しめの条件かもしれません。Nexusユーザなどスマホをいじくりまわしている人ができる方法です。
私はNexus5をルート化して使っているのでこの条件をばっちり満たしていました。
準備
LINEの年齢認証を突破するにはAndroid内部で管理されているデータベースのデータを変更する必要があります。
この変更をするためにデータベースを操作できるアプリを入れておく必要があります。私は情報元のサイトで紹介されていた「aSQLiteManger」を利用しました。
また、万が一を考えて、スマホのデータをバックアップしておいた方がよいでしょう。
突破作業
まずはインストールした「aSQLiteManager」を起動します。最初にメニューが出るので「OPEN DATABASE」を選択します。
フォルダー一覧画面が表示されますが、目的のデータベースはここにはないので「..」という名前のフォルダを選択します。
「..」フォルダを選ぶとルート権限でアクセスするかどうかを聞いてきます。LINEのデータベースにアクセスするためにはルート権限が必要なので「OK」を選択します。
この後に「Super SU」がルート権限付与を求めてくるので、許可をしてください。
あとは「..」フォルダを何回か選択していくと、赤い欄が「/」だけになると思います。ここまで来たら今度は「data」フォルダを選択します。
「data」フォルダを選んで後にもう一回「data」フォルダを選ぶ(赤い欄が「/data/data」になる)と、アプリの名前が入ったフォルダがずらっと並びます。この画面でスクロールして「jp.naver.line.android」フォルダを探して選択しましょう。
「jp.naver.line.android」フォルダに入って表示されるフォルダ一覧から「databases」フォルダを選択すると、ようやくLINEが使用しているデータベースファイルが出てきます。
この中から「naver_line」というデータベースを選択します。
これで「nvaer_line」データベースの中身が表示されます。この中から「setting」を選択します。
これで設定一覧(settingの中身)が表示されます。注目するのは「AU_USER_AGE_TYPE」という項目です。年齢認証できていない場合はここの値(右端の数字)は「3」になっているはずです。
これを変更するために「AU_USER_AGE_TYPE」の左側の「Edit」を選択します。
これでAU_USER_AGE_TYPEの変更画面になります。「Value」のところを「3」から「2」に変更して「OK」を選択します。
あとはスマホのバックキーを2、3回ほどタップします。すると下記のように「Commitしてよいか(変更を確定してよいか)」と聞いてくるので「YES」を選択します。
これで作業完了です。念のためスマホを再起動させておきましょう。
結果
上記の変更をした結果です。
まずLINEアプリを立ち上げて「設定」から「年齢確認」を見てみましょう。
ちゃんと「ID検索可」になっています。
もちろん「友だち追加」→「ID/電話番号」を選ぶと、ちゃんと検索画面が表示されます!。
実際に私はこの突破作業をしてからID検索して友だちを追加することができました。
「設定」→「プライバシー管理」の画面でも「IDによる友だち追加を許可」のチェックボックスをオンにすることができます。
これで自分のIDで見つけてもらうことが可能です。
いまのところは年齢認証をクリアしている状態と同じようになっています。
作業が終わった後は「aSQLiteManager」はアンインストールしてもOKです。
まとめ
今回はMVNOを使っている状態でLINEの年齢認証を突破する方法を紹介しました。
Androidかつルート化済みという条件がちょっと厳しいですが、そこさえクリアしていれば突破作業自体は簡単です。MVNOを使っていて年齢認証に困っている方は試してみる価値はあると思います。
そもそもLINEにはこの3キャリアに頼った年齢認証システムの運用は何とかしてもらいたいところです。日本国外では年齢認証はありませんし、ほとんど意味がないと思われます。
いずれ撤廃されるだろうと思っていたのですが、どうやらLINE自身がMVNOを始めるようですね。おそらくLINEのMVNOでは加入時の情報などで年齢認証は問題なく管理できるので、この無駄な認証システムは当面続くような気がしてきました。
次回はもう一つの人気記事、SSL(オレオレ証明書)の話をフォローアップしたいと思います。
コメント
[…] 【参考】格安SIM(MVNO)でLINEの年齢認証を突破する! | メモ置場のブログ […]
ご説明ありがとうございました。ばっちりでした!
line@に関しまして同じ問題(年齢確認)があります。一応同じやり方で試しましたが見つけたデータベースのsettingの中にAU_USER_AGE_TYPEがありませんでした。
お手数ですがline@用の説明を頂けますか?
よろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
申し訳ありませんが「line@」は使っていないので、全くわかりません。
そもそもLINEも、記事にで引用しているように、もともとは私が見つけたのではないので・・・
お力にになれず申し訳ありません。
dataのところをタップすると、エラーになります。
Root shell not found looked in:
su,
/system/bin/su and
/system/xbin/su
if you know the location of su you
can configure it in the
configuration
何回かやってみましたが、このような文章が表示されてしまいます。
ちなみに当方の使用機種はIIJmioで契約しました、asus zen fone max
です。対処法を教えていただきたく思います。よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
エラーメッセージから推測すると、正しくroot化ができていないのではないでしょうか?
root checkerのようなアプリでroot化状況を確認してみてはいかがでしょうか?
なお、Zenfoneのroot化方法については、できるかどうかも含め、当方は把握しておりませんので、回答できません。
ご了承ください。
「aSQLiteManager」にて無事突破出来ました。
以前どこかのページで見たことがありましたが、今回rootを取ったので
管理者様の情報通りやってみました。
端末はXiaomi Mi MaxでカスタムROMはECRModです。
参考になる記事が多く楽しみにしています。
ありがとうございました。
コメントありがとうございます。
無事突破できたようでよかったです。
それにしてもLINEはいつまでこんな制限を続けるんですかね、、、
はじめまして☆
android7のBV6000という海外のsimフリースマホでも突破できました。
有益な情報をありがとうございます。ブログの
http://ameblo.jp/moegomi12/entry-12262087943.html
で紹介させていただきました。
コメントありがとうございます。
本文にも記載していますが、この方法は私が見つけたのではなかったりします。
もし紹介するなら元ネタの方にリンクした方がよいかもしれません。
LINEを再インストールしたらAU_USER_AGE_TYPEがありませんでした。
対処法ありましたらよろしくおねがいします。
コメントありがとうございます。
このブログで紹介した回避方法は私が発見したものではないのです。
元ネタの方のブログが消えてしまったので、私のブログにたどり着く方は多いようなのですが・・・
残念ながら回避手段はわかりません。ちょっと動きを見ると、認証状況をサーバ側に問い合わせにいっているような気がします。もしそうだとすると回避はかなり難しいのではないかと思います。