前回は中華アクションカムAndoer AN5000の動画サンプルを紹介しました。
前回は中華アクションカムELECAM Explorer Sとの比較を中心にサンプルの紹介を行いました。
今回はその他の動画サンプルを紹介します。
今回使用しているAndoer AN5000は通販サイトのTOMTOPから提供していただきました。
TOMTOPでのAndoer AN5000の販売は終了してしまいましたが、TOMTOPでの購入に興味がある方は下記を参照してみてください。
画角の変更
Andoer AN5000には画角を切り替えることができます。
選択肢は170度・140度・110度・70度となっています。
この設定を変えながら動画を撮影してみたいと思います。
撮影モードはFHD 60fpsとなっています。また、ジャイロはオンにしています。
170度
まずは170度です。170度がデフォルトの設定値となっています。
まずはこの画像を基準に見ていきます。
140度
続いて140度です。
170度との違いがほとんどわかりません。
110度
110度です。このくらいになってくるとデフォルトの画角170度と違いがわかってきます。
周辺の画像の歪みもだいぶ押さえられています。
70度
最後は画角70度です。
画角70度となると撮影した映像は普通のビデオカメラと変わらない感じです。
画質もそこそこ良いので、普通のビデオカメラとしても使うことができそうです。
ズーム・ジャイロオン
Andoer AN5000は光学5倍ズームをサポートしています。
そこでズーム倍率を2倍から5倍に変えながら撮影してみたいと思います。
ただし、ズームについては正確に2倍・3倍に設定するのが困難だったので、2.1倍など近いところの倍率を使っています。
動画撮影時は、上ボタンはWi-Fi起動に、下ボタンは音声記録のオン・オフに割り当てられてしまいます。
このため、動画撮影中にズームするには上下ボタンを長押しします。
2倍ズーム
2倍のサンプルです。映像データを見てみると画角70度にしたときとほぼ同じように見えます。
実は画角の変更機能はズームを利用しているような気がしてきました。
3倍ズーム
3倍ぐらいまではきれいに撮影することができました。
しかし実はこのあたりからディスプレイに表示される画像が乱れるようになりました。
状況としてはディスプレイに表示される画像が遅れて表示されるというか、とびとびになるという感じです。
4倍ズーム
4倍になると画像が乱れました。
おそらくズームとジャイロセンサーが干渉しているように思います。
ジャイロセンサーで揺れをキャンセルする時にレンズ(あるいはセンサー)を動かしていると思うのですが、この動作がズームによるレンズが動いていると影響を受けてしまうようです。
ディスプレイに表示される画像が乱れるのもこの干渉によるものと思います。
5倍ズーム
5倍になると画像の乱れ方が変わり、正面ではなくやや左側を写してしまうようになりました。
ズーム・ジャイロオフ
ジャイロをオンにしている状態でズームを使うと画像が乱れることがわかったので、ジャイロをオフにして撮影してみます。
2倍ズーム
画像の乱れ等はありませんが、ジャイロをオフにしているため歩行時のショックが目立ってしまっています。
3倍ズーム
ジャイロオフにして3倍にするとかなり揺れが目立ちます。
ちなみに光学ズームなので画質の劣化は抑えられています。
4倍ズーム
ジャイロオンにしたときに映像が乱れた4倍ズームですが、ジャイロをオフにすることにより乱れはなくなりました。
しかし、歩行による揺れ・手ぶれがかなり目立ちます。
ジャイロが使えればこれらの揺れが抑えられるだけに、ズーム中にジャイロが使えないのは非常に残念です。
5倍ズーム
最後に5倍です。画像の乱れはないものの、揺れがかなり目立ちます。
5倍の場合は三脚などで固定しないときれいな映像は撮れそうにありません。
まとめ
今回は中華アクションカムAndoer AN5000の動画サンプルを紹介しました。
Andoer AN5000はジャイロセンサーを搭載しており、それで撮影時の揺れを緩和する機能がありますが、この機能はズーム撮影時には使用に制限があることがわかりました。
ズーム倍率を上げると揺れが目立つのでジャイロセンサーが活用できないのは残念なところです。
次回はしばらく使った感想を紹介します。
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