中華アクションカムEKEN H6sで遊ぶ その4: 動画サンプル

カメラ
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前回は中華アクションカムEKEN H6sのスマホアプリを紹介しました。

今回はEKEN H6sのサンプル画像を紹介したいと思います。まずはアクションカムの本職である動画の紹介です。

今回使用しているEKEN H6sはEKENから提供していただきました。

本製品の販売は終了しておりますが、EKENの新製品についてはAmazonのEKENショップを確認することをお勧めします。

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比較対象

サンプル画像を撮影するに当たり、比較対象を用意しました。

画素数などの情報とともにまとめておきます。

EKEN H6s Andoer AN5000 CANON PowerShot S110
画素数 1400万画素 1200万画素 1210万画素
動画モード 4K@30fps
4K@25fps (EIS)
2.7K@30fps (EIS)
1080p@60fps (EIS)
1080p@30fps (EIS)
UHD@24fps (2880×2160)
QHD@30fps (2560×1440)
FHD@60fps (1920×1440)
FHD@30fps (1920×1440)
HD@120fps (1280×720)
HD@60fps (1280×720)
HD@30fps (1280×720)
WVGA@30fps (848×480)
VGA@240fps (640×480)
VGA@30fps (640×480)
QVGA@30fps (320×240)
1920×1080
1280×720
640×480
画角 170度 170度/140度/110度/70度 不明
(35mm換算24mm)
手ぶれ補正 あり
(4K@30fpsは不可)
あり 静止画のみあり

比較対象のAndoer AN5000とCANON PowerShot S110は両方とも私の手元にあったカメラです。

Andoer AN5000はGoProクローンの中華アクションカムです。下記でレビューしています。この製品は手ぶれ補正がある点はEKEN H6sと同様ですが、4Kには対応していません(2880×2160で撮影する疑似4Kです)。

中華アクションカム Andoer AN5000で遊ぶ その1: 入手
今回は中華アクションカムAndoer AN5000を入手したことを紹介します。いわゆるGoProクローンなので外観は以前入手した中華アクションカムとほぼ同じです。スペックを見るとAndoer AN5000は画素数は少なくなっているものの、ジャイロセンサー・手ぶれ防止機構がついていることが大きな特徴になっています。

一方、CANON PowerShot S110はごく普通のコンパクトデジカメです。発売は2012年と古い機種になりますが、手元にあったコンパクトデジカメはこれだけでした。

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撮影条件

今回のメインはEKEN H6sであるので、解像度はEKEH H6sに合わせて

  • 4K
  • 2.7K
  • FHD

で行いました。

Andoer AN5000の場合は、4Kは撮影できないので疑似4Kである2880×2160です。

Andoer AN5000は手ぶれ補正のON/OFFが選べますが、常にONにしています。

ホワイトバランスなどのその他の設定は全てオートです。

EKEN H6sとAndoer AN5000については下の写真のようにテープで留めて撮影しています。

IMG_5294

このため歩いた場合の揺れなどはほぼ同じ条件になっていると思います。

動画サンプル1: 歩行しながらの撮影

まずは歩きながら動画を撮影してみました。

画質の他に歩いたときの振動がジャイロセンサーによりどこまで緩和されているかが気になるところです。

4K@30fps

まずはEKEN H6sの最高画質である4K@30fpsでのサンプルです。ビットレートは55.7Mbpsでした。

EKEN H6sはこの撮影モードでは手ぶれ補正は効かないので注意が必要です。

はやり手ぶれ補正がないためか、歩行時のショックが画像にもろに出てしまっています。

一方、解像度は4Kあるために、草の様子もしっかりとれていると思います。問題なのはビットレートが高すぎて再生できない機材もかなりあるのではないかと思います。

これと同時にとったAndoer AN5000の動画が下記です。ビットレートは20.0Mbpsでした。

Andoer AN5000の映像は2880×2160を横に伸張して3840×2160にしたものになります。フレームレートは24fpsですが、手ぶれ補正は効いています。

EKEN H6sの画像と比較すると手ぶれ補正が効いてるため歩行の振動は緩和されていることがわかります。

画質については動きが少ない映像なので24fpsというフレームレートの少なさはあまり違和感を感じないものの、解像感ではやはりEKEN H6sの方が上でしょうか。

4K@25fps (EIS)

EKEN H6sで手ぶれ補正(EIS)が使える最高解像度がこのモードです。

歩行時のショックが緩和されていることが期待されます。

EKEN H6sで4K@25fps (EIS)で撮影したのが下記の映像です。ビットレートは60.1Mpbsとかなり高くなっています。

どうでしょうか? 手ぶれ補正が効かない4K@30fpsの時に比べ歩行時のショックがかなり緩和されているのではないでしょうか?

さすがに専用のジンバル(スタビライザー)を使ったときにはかないませんが、簡易的なスタビライザーとしては期待できそうです。

また、気になるフレームレートの低下ですが、このサンプルではあまり気になりません。

なおこのとき同時に撮影したAndoer AN5000の4K@24fpsの画像は下記の通りです。

2.7K@30fps (EIS)

4Kから一段解像度を落とした2.7Kです。この解像度でもEISは利用できます。ビットレートは27.1Mbpsとだいぶ一般的になります。

このモードはビットレートが4Kから大きく下がりファイルサイズも半分近く小さくなるものの、解像感もよくバランスが良い撮影モードのような気がします。

4Kで撮影してデータが大きすぎるのを避けたい場合は使えそうです。

Andoer AN5000で2.7K(QHD)で撮影したのが下記の映像です。フレームレートもEKEN H6sと同じため、同じ条件での比較となります。ビットレートは19.9Mbpsでした。

EKEN H6sとAndoer AN5000の画像を比べると、Andoer AN5000の映像には若干ざらつきが感じられ、画質という面ではEKEN H6sの方が上のように感じます。

一方、手ぶれ補正の効きとしてはAndoer AN5000の方が上のようです。

FHD@60fps (EIS)

EKEN H6sで最もフレームレートが高いのがこのモードです。

ビットレートは29.3Mbpsでした。

同じ条件のAndoer AN5000の画像は下記になります。ビットレートは20.1Mbpsでした。

このモードになると映像の解像感はAndoer AN5000の方が上のように思います。草のところに着目するとEKEN H6sはややぼんやりしています。

EHEK H6sは高いフレームレートが苦手なのでしょうか。

FHD@30fps (EIS)

最後に一番画質が引くと思われる撮影モードです。ビットレートは20.0MBpsでした。

同じ条件ではAndoer AN5000はフレームレートが14.7Mbpsとなりました。

色合いが異なるものの画質的にはほぼ同等のように思います。

FHD@60fpsでEKEH H6sの画質が悪いように感じましたが、FHD@30fpsでは特に悪いとは思いませんでした。

さらにコンデジのPowerShot S110では下記のようになります。PowerShot S110のFHDは24fpsです。

PowerShot S110とEKEN H6sを比べてわかるのは画角(映る範囲)の違いです。EKEN H6sのほうが明らかに広い範囲を撮影しています。

また画質についてはPowerShot S110の方が圧勝するのではないかと思っていたのですが、見た感じEKEN H6sの方が良いように思います。

PowerShot S110は解像感はまずまずですが、空の色が飛んでしまっています。ちょっと比較対象としては古すぎたでしょうか。

動画サンプル2: 流れる川の撮影

次のサンプルは川の流れを撮ってみました。

撮影時は三脚ではなく手持ちだったため、少しカメラが動いたかもしれません。

4K@30fps

手持ちとはいえ、今回の撮影では動かさなかったので手ぶれ補正はほとんど意味がないと思います。

従って手ぶれ補正が効かないもののEKEN H6sではこの撮影モードが一番きれいな映像が撮れることが期待できます。

今回の撮影したデータはビットレートは55.0Mbpsでした。

同じタイミグで撮影したAndoer AN5000の疑似4K@24fpsの画像は下記の通りです。ビットレートは33.0Mbpsでした。

やはり4KではEKEN H6sの方が画質は上です。ただ、私のPCでは55Mbpsという4K動画の再生はかなり厳しいものがありました。

4K@25fps (EIS)

今回のサンプルではカメラを動かさないため手ぶれ補正はあまり意味がありません。

従って4K@25fps (EIS)は使わない(今回の条件では4K@30fpsの方が良い)と思いますが、一応撮影しておきました。

ビットレートは58.7Mbpsでした。

同時に撮影したAndoer AN5000の映像(疑似4K@24fps)は下記の通りです。ビットレートは33.1Mbpsでした。

好みの問題もありそうですが、EKEN H6sの方が良好なように思います。

2.7K@30fps (EIS)

歩きながらの撮影で一番バランスが良かった撮影モードです。

EKEN H6sのビットレートは27.4Mbpsでした。

同じ撮影モードでのAndoer AN5000のビットレートは29.1Mbpsでした。

画質はほぼ同じように思います。

カメラが少し動くと中央の岩の表面が不自然に色が変わったりしますが、これは共通していました。

FHD@60fps (EIS)

川の流れのように動きがある場合はフレームレートが高いこのモードが期待できます。

EKEN H6sのビットレートは29.1Mbpsでした。

同じ条件ではAndoer AN5000は39.81Mbpsでした。歩いて撮影した時の倍のビットレートになっています。

なんか両方イマイチのような気がするのですがどうでしょうか?

解像感も流れのスムーズさもイマイチのような気がします。

Andoer AN5000の方はFHDとしてはビットレートがかなり高くなっているのに活かせていない感じです。

FHD@30fps (EIS)

このモードが一番データが小さくなるので、画質が良ければ積極的に使いたいところです。

EKEN H6sの場合は19.3Mbpsです。

一方Andoer AN5000の方は20.1Mbpsです。

さらにコンデジのPowerShot S110は34.0Mbpsです。ただしフレームレートは24fpsとなります。

画角の違いを無視すると、私の好みはPowerShot S110→EKEN H6s→Andoer AN5000という順です。

動画サンプル3: 速い流れの撮影

この日は川の水がよく流れていたので、水の流れが速くなっているところを撮影してみました。

ちょっと疲れてきたので、YouTubeにアップロードした画像を紹介しておきます。

画質は見比べて判断してみてください。

4K@30fps

まずはEKEN H6sです。

つづいて同じタイミングで撮影したAndoer AN5000です。Andoer AN5000は2880×2160の疑似4Kです。また、フレームレートは24fpsです。

4K@25fps (EIS)

まずはEKEN H6sです。

つづいて同じタイミングで撮影したAndoer AN5000です。Andoer AN5000は2880×2160の疑似4Kです。また、フレームレートは24fpsです。

2.7K@30fps (EIS)

まずはEKEN H6sです。

つづいて同じタイミングで撮影したAndoer AN5000です。

FHD@60fps (EIS)

まずはEKEN H6sです。

つづいて同じタイミングで撮影したAndoer AN5000です。

FHD@30fps (EIS)

まずはEKEN H6sです。

つづいて同じタイミングで撮影したAndoer AN5000です。

最後にCanon PowerShot S110でせう。Canon PowerShot S110は24fpsとなります。

まとめ

今回は中華アクションカムEKEN H6sの動画サンプルを紹介しました。

手持ちの中華アクションカムと比べるとEKEN H6sの動画は上々です。試した結果、データサイズなどを考えると2.7Kモードがベストではないかと思います。

次回は静止画サンプルを紹介します。

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